2016/01/22(金)「auでんき」では安くならない

 4月からの電力小売り自由化で各社の乗り換えPRが盛んになってきた。本当に安くなるんだろうか。入るなら携帯とのセット割りがある「auでんき」だろうと思って、わが家の電気使用量でシミュレーションしてみた。

 auでんき料金シミュレーションのページは従量電灯Bしか選べないのがまずダメ。うちはエコキュートを使っているので電気使用量が多く、夜間の電気料金が安い季時別電灯(深夜は1kwh10円ぐらい)を契約している。とりあえず12月分の使用量で計算してみると、年間料金は今より9万円以上高くなる。11月分で計算してみても年間3万円近く高い。au WALLETで5%返してもらっても焼け石に水状態。新電力はどこもこういう感じだろう。給湯に電気を使っていない家庭向けなのではないか。

 九州電力のシミュレーションもやってみた。新料金プランの「電化でナイト・セレクト」に変更すると、今より6500円高くなる。季時別電灯の新規契約は来年3月までという(九州電力 平成28年4月に向けた新しい料金メニューの設定について)。その後にエコキュートなど電気給湯器を導入する世帯は料金が今より高くなるはずだ。

同じ契約の平均とわが家の比較。九州電力のホームページより

 九電の「省エネ快適ライフ」に登録すると、同じ契約の平均との比較ができる。上の画像はその結果。わが家の使用量は平均より低い。これは太陽熱温水器を併用している効果だろう。ただ、個別に見ると、デイタイム(10時~17時)とリビングタイム(8時~10時、17時~22時)は平均をわずかに上回っている。エアコンをほとんど使わないのに高いのはプラズマテレビと冷蔵庫の影響かなと思う。十数年使った冷蔵庫は昨年夏に買い換えたので今年は少し下がるはず。

 あとはプラズマテレビだ。調べてみると、今より大型の4Kテレビに買い換えても、電気使用量は今の半分近くに減る。これは買い換えの説得材料になります。