2007/09/11(火) 対応外機種

 昨日取り付けたHDD(HDI-SAH7シリーズ)はアイ・オー・データのホームページをよく見たら、「対応外機種:SONYバイオ VGC-RAxxシリーズ」と一番下に書いてあった。これに気づかずに買ったのも悪いが、ハードディスクで対応しないというのも珍しい。ちなみにこのHDD、HD Analyzerで見てみると、中身はSAMUSUNG HD321KJで、以前買ったバッファロー製320GBと同じもの。アイオーもバッファローもサムスンのHDDにソフトウェアを付けて売っているだけなんだな。

 で、不思議なのはバッファローではちゃんと対応していること(対応情報|SONY STYLE VAIO type R VGC-RA71S[TUNE])。つまりこれは付属ソフトが未対応ということか。確かにHD革命 Copy Driveは動かなかった。アイ・オー・データのHDDはSONYのデスクトップに関してはほとんど対応していない(▼SONY デスクトップ 対応情報)。SONYのパソコン自体も特殊な作りをしているのかもしれない。

 ま、ちゃんと動いているのでいいのだが、今後はアイオーの内蔵HDDは買わない。

2007/09/10(月)Acronis Migrate Easy

 というわけで320GB HDDを取り付ける。付属のHD革命 Copy Driveをインストールし、さあコピーしようと思ったら、「パーティションにエラーがあります」とか言って、コピーを始めない。あのね、エラーがあるから新しい環境に移そうと思ってるのにそれじゃあダメでしょう。リカバリディスクも見つからなかったので、こうなったら、OS再インストールかと思ったが、XPのディスクなんてないのだった。買ってインストールするのはバカバカしすぎる。

 ふと思いついて、以前買ったバッファロー製のHDDに付属していたAcronis Migrate Easy LEをインストールしてみた。最初は「パーティションがロックされています」とか言って起動しなかったが、再起動して放っておいたら、起動するようになった。で、古いディスクから新しいディスクへコピー。2時間以上かかったか。古いディスクを取り外し、新しいディスクだけで起動。おお、無事にWindowsが起動した。で、あと2台あるHDDを取り付け、またもや再起動。認識していないので、もう一度再起動したら、無事に使えるようになった。やっぱりHDDを替えると、スピードが若干速くなる。

 こういうことがまたあると、心配なので、Acronis Migrate Easyに付属していたブータブルメディアビルダを利用して起動用のCD-Rを焼いておいた。これならば、HDDがクラッシュ間近でWindowsが起動しなくなっても、CD-RからブートしてHDDのコピーができるのだった。AcronisのソフトはPartition Expertも使っているが、けっこう優秀だと思う。

 取り外したHDDは3.5インチケースを買ってUSB接続で使おう。フォーマットすれば、まだしばらくは使えるのではないかと思う。

2007/09/09(日)「デス・プルーフ in グラインドハウス」

 「デス・プルーフ in グラインドハウス」パンフレット個人的にはアメリカン・ニューシネマの傑作中の傑作と思っている「バニシング・ポイント」(1971年、リチャード・C・サラフィアン監督)がこの映画のモチーフの一つとなっている。クライマックスに「バニシング・ポイント」で主人公が乗ったダッジ・チャレンジャーによるカーチェイスが展開されるのだ。「爆走トラック'76」「ダーティ・メリー、クレイジー・ラリー」「バニシング in 60"」と他のカーアクション映画の名前も出てきて、タランティーノ、こういうカーアクション映画が好きだったのだなとニヤリとさせられる。もともとこの映画、60-70年代のB、C級映画(グラインドハウス映画)を復活させようという計画で作られたもので、確かに前半のわざとフィルムに傷をつけたり、大仰で安っぽい音楽を流したり、下品でエロティックな場面を用意したりの作りはかつてのB、C級映画を思わせて、これはこれで面白い。

 この趣向だけで2時間近くは持たないと思ったのかどうかは知らないが、途中に白黒の場面を挟んできれいなカラーへと転換する後半は完璧にカーアクション映画の復活を狙ったものになっている。スティーブ・マックィーン「ブリット」に端を発したカーアクション映画は70年代に最盛期を迎えて、多数の映画が作られた。「フレンチ・コネクション」や「カプリコン1」のようにアクション映画ではない映画にまでカーアクションが登場したほどだった。この映画、前半がグラインドハウス映画の外見を模したものであるのに対して、後半はそうしたカーアクション映画の精神を復活させたものと言えるだろう。しかも、このカーアクション、ボンネットの上にスタントウーマンが乗ったまま展開されるという驚愕の趣向が用意されている。「キル・ビル」でユマ・サーマンのスタントを務めたというゾーイ・ベルのスタントは一見に値する。これがあるから、この映画、ただのグラインドハウス映画のパロディにはならず、見応えのある映画になったのである。

 ストーリーは簡単だ。前半に描かれるのは若い女の子たちの他愛ないおしゃべりと彼女たちを狙うシボレーに乗ったスタントマン・マイク(カート・ラッセル)の姿。いかにもな映画の作りにクスクス笑っているうちに、女の子たちの乗った車にマイクが猛スピードで車を正面衝突させ、女の子たちは全員死亡してしまう。マイクの車はデス・プルーフ(耐死仕様)に補強されているため、マイクは重傷を負うが、助かる。マイクのキャラクターはスラッシャー映画の殺人鬼のようなもので、前半にこれを描いていることがクライマックスのアクションに生きてくる。後半は前半から14カ月後の設定。新進女優やスタントウーマンの女の子たちが登場する。スタントウーマンのゾーイは「バニシング・ポイント」のダッジ・チャレンジャーが売りに出されているのを知り、試乗しようと言い出す。そこで、ゾーイは以前やってもう二度としないと誓ったはずのボンネット乗りを行い、マイクに目を付けられることになる。

 クライマックスのアクションはマイクに攻撃を仕掛けられた女の子たちが反撃に転じるのだが、マイクが偏執狂的な男であると分かっているので、車がボロボロになるまで行われる反撃の激しいアクションにも納得できる。エモーションを伴わないただのカーチェイス、カーアクションほど空しいものはなく、だから、「バニシング in 60"」のアクションに僕は全然興味を持てなかったのだが、タランティーノはそのあたり、よく分かっていると思う。車の爆音とスピード感は官能的で、女の子たちの反撃も気持ちよく、スパッと終わるのが潔い。ボロボロにしてしまったダッジはどうなるとか、余計なことを描いていないのがいい。惜しいのはこのラストのあり方を全体には適用してないことで、こうした映画なら1時間半程度で収めて欲しかったところだ。短く切り詰めれば、もっと締まった映画になっただろうし、もっとグラインドハウス映画っぽくなっていただろう。

 新進女優役のメアリー・エリザベス・ウィンステッドは「ダイ・ハード4.0」でジョン・マクレーンの娘役を演じた女優。登場する多くの女優の中では正統的な美女と言える。「激ヤバ」のセリフに笑った。DJのジャングル・ジュリア役を演じるシドニー・タミーア・ポワチエはシドニー・ポワチエの娘、ジョーダン・ラッドはシェリル・ラッドの娘だそうだ。

2007/09/08(土)TK-CLN7U

 サンワサプライのノートPC用冷却パッド。新しいノートの底面がびっくりするほど熱くなっているのに気づいて買った。前のノートはこんなに熱くならなかったが、薄型の場合、仕方がないのか。底面が平らなため熱を逃がしにくいのも気になる。底面が熱くなるのは内部の熱を伝えているためだろうが、冷却はもっと効果的にした方がいいだろう。冷却用パッドを使えば、それができる。使ってみると、確かに効果は大きく、底面が熱くならない。

 USB電源で中継用のUSBポートが付いているのでパソコンのUSBポートをつぶさない。678個の通気口で空気をまんべんなく分配、高級アルミ素材を使用などが売り。夏場に動画のエンコードなどする時はあった方が安心ではある。価格は税込み15000円以上とちょっと高いが、Just MyShop 楽天市場支店では7200円と安かった。

 エンコードと言えば、デスクトップの方にTMPGEnc MPEG Editor2.0とTMPGEnc DVD Author 3 with DivX Authoringをインストール。普通にDVDをつくるだけならDVD Author 3だけで十分で、MPEG編集ツールはMPEG Editorと同等だ。ポータブルディバイスに動画を入れる場合はMPEG2出力ができるMPEG Editorが必要になる。どうせなら、TMPGEncにこの全部の機能を統合しても良さそうな気がする。実はノートの方にもTMPGEncボーナスパックfor Vaioというのをインストールしている。これ使ってみたら非常に使い勝手がよかったのでデスクトップ用にも購入した次第。なんだか、ペガシスを儲けさせてるなあ。

 で、デスクトップでガンガン、エンコードしていたら、どうもパソコンの調子がおかしくなった。というか、以前からアプリケーションの起動が遅いなと感じることはあったのだ。コンピュータの管理画面を見てみると、エラーが多発している。ブラウザも起動できなくなったし、音が出なくなることもある。同時多発的な不具合からすると、ハードディスクの寿命が近づいているのではないかと思う。HDD Analyzerでチェックすると、温度は上がっていないが、不明な属性が3つあった。やはりクラッシュ間近のようだ。というわけでアイオーデータ製HDD320GBを買った。ディスクの引っ越しをしなくてはいけないが、これは月曜にする予定。ディスクのコピーは時間がかかりそうだな。

2007/08/30(木) カードリーダー

 先日、SDカードがパソコンに読み込めないのに気づいた。というか、その前にデジカメに入れたら「カードがありません」と出て慌てて、パソコンで読み込もうとして認識されないのに気づいたのだった。カード(パナソニック製2GB)が壊れたのだろうと思い、新しいカードを昨日買った。パナソニックはやめてサンディスクの2GBにした。ところが、職場の新しいカードリーダー(グリーンハウス製)に入れて読み込んだ後、カメラに入れたら「カードがありません」の表示。そんな、1回使っただけで壊れるものなのか。これはカードリーダーが怪しい。どうもこの製品、カードのスロットが狭くてきついのだ。これで傷がついたのかもしれない。

 もう一度、カードリーダーに入れたらパソコンでは読み込めて、カメラに入れ直したら認識するようになった。古いカードもなんとカードリーダーに入れたら、読み込めるようになった。しかし、僕のパソコンでは読み込めない。僕のパソコン付属のカードスロットは2GBには対応していないのか、あるいは壊れたのかもしれない。

 で、今日、バッファロー製のカードリーダーを買ってきた。27種類+2種類(アダプタを使って)のメモリーカードを読み込めるタイプ。ま、通常使うカードはコンパクトフラッシュとメモリースティックDUOプロとSDカードの3種類なのだが、とりあえず、将来的にSDHCカードにも対応している方がいいのでこれにした。壊れたはずのカードを読み込んだら、無事に認識された。スロットもきつくなくて良好。やっぱり、パソコン付属のスロットが対応していないらしい。やれやれ。

 検索してみると、どうも2GBのSDカードは古い製品では読み込めない場合が多いようだ。僕のデジカメもホントは2GBに対応していないのかもしれないが、グリーンハウス製カードリーダーに入れた直後に不具合が起きたことは気になる。価格.comの口コミにはそんな不具合報告はないようだし、僕がたまたま悪い製品に当たっただけなのかもしれないが、一発で壊れるようなリーダーは使いたくない。これまでまったく不具合のなかった古いリーダーを使うことにしようか。