2004/07/24(土) 最終日

 午前6時半起床。朝食を食べたら、きょうは何も予定がない。チェックアウトは11時なので、ホテルの売店でお土産を買い、家内と子どもはプールへ。僕は部屋でゆっくり。11時からどこへ行くか、ガイドブックを眺める。結局、僕が一昨年行った「おきなわワールド(旧玉泉洞王国村)」→平和記念公園のコースにする。沖縄に来て南部戦跡を見せないと、子どもは「沖縄って楽しいリゾート」という感想しか持たないだろう。

 お土産を宅配便に頼み、おきなわワールドへ向かう。残波岬から高速経由で1時間ほど。今日も暑い。鍾乳洞を見た後、園内を散策。というか、順路に従って歩く。途中、ちゅららうんじでシークヮーサーのジュースとお菓子をいただく(JTBツアーのサービス。というか、これも料金に含まれているのだろう)。冷たくておいしい。ここで長男と長女が園内のスケッチ大会に参加。暑い中、1時間ほど、絵が仕上がるのを待つ。園内のレストランで昼食。僕はシーフードピラフ、子どもはカレーライス。味はそれなりだが、量が多い。去年、フジテレビの中華レストランでもピラフを食べたが、それの2倍以上の量があった。

 午後3時過ぎから平和記念公園へ。駐車場から歩いていると、おばちゃんが花束と線香を渡して供えろと言う。なんだなんだと思ったら、600円要求される。いい商売してますね。ところがですね、公園内には花を供える場所なんてないし、「慰霊碑ではないので線香は禁止」と看板が立っている。仕方がないので「平和の礎」の石碑の前に花を置く。

 海を望む断崖で、「戦争中はこの海を米艦隊が覆って、艦砲射撃があり、20万人以上が死んだ。畳1枚当たり200発の砲弾が撃ち込まれた」と2年前に仕入れた知識で知ったかぶりの説明を子どもにする。興味を持ったようなので、資料館に入る。炎天下の外からエアコンの効いた室内は天国。しかし、展示されている内容は地獄。沖縄戦の証言のビデオがあったので見せる。まあ、今は分からなくても心に止めておけばいい。

 午後4時過ぎにレンタカーの営業所へ向かう。車にガソリンを入れて返し、空港へ。空港内のレストランでサンドイッチ&アイスコーヒー(ほんと、こればかり。汗をかくのでお茶やドリンクばかり飲んでいて食欲がないのです)。売店で泡盛を買って飛行機に乗る。

 駆け足の沖縄観光でぐったり。海辺でゆっくりしたかったんですけどね。貧乏性なのでついつい観光してしまう。来年は石垣島あたりに行ってのんびりしたいなあ。しかし、長女は「今度は涼しいところがいい」と言っている。

2004/07/23(金) 2日目

 カクレクマノミ午前5時半に目が覚める。ふと見ると、長男がベッドから落ちている。慣れてませんからね。午前7時から2階のレストランで朝食。バイキングでいつものようにたっぷり食べる。いろいろそろっていておいしゅうございました。

 8時半にホテルを出て、万座ビーチへ向かう。ここは去年も来た。万座ビーチホテルというと、薬師丸ひろ子「メイン・テーマ」を思い出す。思わず口ずさむが、家内も子どもも何それという感じである。ここでサブマリンJrという船に乗る。海底の魚や珊瑚礁を見せる船。30分で、それなりに面白かった。続いて美ら海水族館へ。車で1時間半足らず。沖縄の道路は高速も含めて走りやすい感じがする。水族館は金曜日というのに人がたくさん。ま、夏休みなので当たり前か。水族館の駐車場も工事中のためもあって満車。すぐそばのおばちゃんに手招きされて有料駐車場へ。1日500円。いい商売してますね。

 水族館はギネス認定の世界一のアクリルパネルの水槽が目玉。巨大なジンベエザメとかマンタとか泳いでいてまあ、一見の価値はあるのでは。水槽にいたカクレクマノミ=写真=を必死で撮る。

 イルカのショーがあるというので屋外へ。暑い。人が多くてあまり見えない。ショー自体も大したことはないですね。園内の軽食喫茶でサンドイッチを食べ(こればかりだな)、ホテルへ帰る。暑かったのでプールに入る。昨日よりも人が多い感じ。午後7時から2階のレストランで夕食。これもバイキング。ステーキがあったので食べてみると、昨日よりもかなりおいしい。やはり昨日は肉が悪かったのだな。

 午後8時からプールサイドのショーを見る。きょうは男性歌手である。沖縄民謡のような歌だったが、あまり興味なし。子どもと家内が夜店のくじを引いたら、次女が11等、家内が2等で大きな水鉄砲をもらう。大浴場に行った後、家内と子どもはビンゴゲームがあるので、再びプールサイドへ。僕は部屋でゆっくり。9時半ごろ、花火の音で慌ててバルコニーへ。ここは奇数日には花火が上がるそうだ。6階から見ると、海岸での打ち上げの様子まではっきり見える。数は少なかったが、間近で見ると、迫力がある。

 午後11時前に就寝。

2004/07/22(木)家族旅行

 家族5人で24日まで沖縄へ。天気予報を見ると、最高気温は3日間とも32度で、まあ常識的な暑さ。本土の方が暑いですね。

 昨年と一昨年も仕事で行ったので、沖縄は3年連続になる。宿泊先は残波岬ロイヤルホテル。デジカメは、先日買ったニコンD70はやはり嵩張るので、オリンパスのコンパクトなやつを持っていく。

1日目

 残波岬ロイヤルホテルのプール午前10時半ごろ、那覇空港着。空港に迎えに来ていたニッポンレンタカーの人に近くの営業所まで送ってもらう。マーチかステップワゴンか選べと言われ、家内が運転する場合もあることを考えて、マーチにした(しかし、結局3日間とも僕が運転した)。ホテルへのチェックインにはまだ早いので、首里城公園へ。こういう歴史的建物に関してあまり感心する方ではないので、フーンという感じである。公園内の軽食喫茶でサンドイッチを食べ、残波岬へ向かう。車なのでビールが飲めないのが残念。

 高速を10分余り走った後、一般道を走り、計40分ほどか。高速料金はたったの300円。これには感動。運転もカーナビ付きなので楽チン。音声ガイド付きならもっと良かったと思う。カーナビが一番役に立っているのはもしかしてレンタカー業界かも。

 残波岬ロイヤルホテルはいかにもリゾートホテルという感じの作り。13階建てで部屋は6階。ツインの部屋にエクストラベッドが2つ入れてある。家族5人でここに寝るわけである。それでも広くて快適な感じ。

 さっそく着替えてホテル内のプールへ。このプールは花びら型=写真。浅いので水はぬるかったけど、家族で水遊びするにはちょうど良い。客も家族連れがほとんど。しばらく遊んだ後、そばにある残波ビーチへ泳ぎに行く。水に入ったら、海底に岩がごろごろしていて足が痛い。波もほとんどない。これはここだけの特徴ですか。あまり楽しくないので20分ほどいてプールに戻る(結局、3日間で海で泳いだのはこの20分だけだった)。

 午後5時半から送迎のマイクロバスで、琉球村に向かう。ここで夕食を頼んでいたのだ。沖縄芸能を見ながらのバーベキュー。出された肉は冷凍。焼き肉のたれも好みに合わない。これまで食べた焼き肉の中では最低の部類。沖縄ではアメリカ産牛肉が中心だが、やはり和牛のうまさの足下にも及びませんね、これで4200円は高いなあという感じ。ミヤチクのステーキハウスの方がここの100倍ぐらいおいしいです。

 郷土芸能はまずまず。参加者を交えたショーもあり、長男と次女がじゃんけんゲームに出場。あえなく敗退。食事の後、園内でホタルの観察と星空観察、花火大会。ホタルはですね、ヘイケボタルやゲンジボタルではなく、陸生のホタルということだったが、もう数が少なくてどうしようもない。小林の出の山のホタルの群舞を見た者にとって、数匹飛んでいるのを見るだけでは感動もなにもない。

 渡された花火をした後、ホテルに帰る。帰り際に琉球村の人たちが記念撮影してくれた。従業員の方々は良かったです。

 9時過ぎにホテルに帰ると、プールサイドのステージで地元の女性歌手がショーをやっている。夏休み中は毎晩、こうしたショーがあるらしい。ちょっと聞いてうまいなあと思う。ショーに心惹かれながら、1階の大浴場へ長男と行く。露天風呂もある。温泉ではないでしょうが、気持ちよかった。

 午後11時ごろ就寝。

2004/07/21(水)日本語表示できない理由

 Namazuホームページに書いてあった。

「メッセージを母国語で表示させたい (現在のところ、日本語、スペイン語、フランス語に対応) 場合はGNU gettext (0.13以降)をインストールすることを推奨します」

「Namazu 2.0.13 からは GNU libintl ライブラリは同梱していません。システムの libc が gettext に対応しているか、あるいは GNU gettext をインストールする必要があります。 configureで GNU gettext (libintl) を自動認識しない場合は、 --with-libintl-prefixオプションで libintl の場所を指定してください。」

 さくらのレンタルサーバーの場合、gettextは/usr/local/bin/gettextにあり、バージョンは0.13.1。libintlライブラリが問題なわけか。./configureの結果で、checking for GNU gettext in libintl... noなのでこれにに当てはまるのでしょう。しかし、libintlってどこにあるんだ。/usr/local/libでいいのかな。

 うーん、ダメ。./configureにオプション付けたが、相変わらずchecking for GNU gettext in libintl... no。

解決

 何のことはなかった。Namazuホームページに書いてある通り、./configure --with-libintl-prefix=/usr/localオプションを付ければ、日本語化された。

 今回は$HOME/local以下にインストールした。

./configure --disable-shared --prefix=$HOME/local --with-pmdir=$HOME/local/lib --with-libintl-prefix=/usr/local

でOKでした。

 ただし、よく調べてみたら、Text::kakasiのインストールがうまくいっていない。まあ、動けばいいや動けば。サーバーのスペックも高くなってインデックス作成も速くなったし。 で、新しく作った「シネマ1987online」の検索サイトはこちら。この日記の検索および、複数インデックスへの対応はそのうち。

 と、思っていたが、MUTOPON7 ANNEX - XREA + tDiary + Namazuを参考に作ってみた。左の検索フォームから検索できます。まだ7日分ですけど。

2004/07/19(月)Namazuインストール

 シェルが使えるようになったのでNamazu2.0.13をインストール。NKF(nkfのPerlモジュール)、KAKASI、Text::kakasi、Namazuの順番でインストールでき、これは簡単と思ったら、インデックスが作成できず。どこが悪いのか。たぶん、Text::kakasiだろう。

 で、ちょっと設定を変えて再インストール。Namazuも再インストールした。これでOK。まだ出力が英語なのだが、これはドットファイルを書き換えれば、何とかなるだろう。それにCGIから使う場合には、ディレクトリ内の.namazurcを読むのであまり関係ない(でもなぜかNMZ.bodyの部分だけ英語表示になるんだよなあ)。ま、とりあえずインストールできて安心した。

 参考にしたサイトは拙作のNamazu正規版インストール覚え書きと、Naney's Diaryマニュアルに書いてないNAMAZU

LANG

 Namazuの日本語処理の説明に関しては藤原誠さんのNamazu 2.0 入門が一番詳しい。ここを参考にしていろいろ設定したけれど、うーん、相変わらず英語表示。インデックスはちゃんとできていて、日本語の検索もできるのだが、ヘルプは英語だし、namazu -Cもmknmz -Cも英語。どこが悪いんだか。ちなみにnamazu -Cの結果はこんな感じ。

%namazu -C
Loaded rcfile: /home/cinema1987/local/etc/namazu/namazurc
--
Index:        /home/cinema1987/local/var/namazu/index
Logging:      on
Lang:         ja_JP.eucJP
Scoring:      tfidf
Template:
MaxHit:       10000
MaxMatch:     1000
EmphasisTags: <strong class="keyword">  </strong>

 環境変数の設定に問題はないと思うんですけどね。

mknmz -C

 mknmz -Cをよく見たら、NKFとKAKASIのPerlモジュールが入っていなかったので、モジュールのインストールディレクトリを指定(--with-pmdir=$HOME/local/lib/site_perl)した上で./configureからやり直し。これで入った。

%mknmz -C
System: freebsd
Namazu: 2.0.13
Perl: 5.00503
File-MMagic: 1.20
NKF: module_nkf
KAKASI: module_kakasi -ieuc -oeuc -w
ChaSen: no
Wakati: module_kakasi -ieuc -oeuc -w
Lang_Msg: ja_JP.eucJP
Lang: ja_JP.eucJP
Coding System: euc
CONFDIR: /home/cinema1987/local/etc/namazu
LIBDIR: /home/cinema1987/local/share/namazu/pl
FILTERDIR: /home/cinema1987/local/share/namazu/filter
TEMPLATEDIR: /home/cinema1987/local/share/namazu/template
Supported media types:   (16)
以下、略

 しかし、まだ英語表示のまま。Lang_Msg: ja_JP.eucJPとなっているのに、なぜ日本語にならない? ちなみにシェルの方は「コマンドが見つかりません」とか、ちゃんと日本語になっている。

 gettextの問題かと思い、--with-included-gettextのオプションを付けたが、同じ結果。ja_JP.eucJPをja_JP.EUCに変えてもダメ。ウーム。

原因判明

 しようがないので、Namazu MLの過去のメールを調べてみる。といっても、現在、namazu.orgでは検索できないので、自分のメールボックスにたまったメールを調べた。

 で、localeデイレクトリがインストールされていなかったのが原因と分かった(たぶん)。旧サーバーにあるlocaleディレクトリをコピーしたら、mknmz -Cは日本語表示になったが、他はダメ。コピーでは根本的な解決にはならない。なぜインストールされなかったのか、調べてから再インストールするしかないか。