2014/03/02(日)麻黄湯

 熱が38度を超えたので昨日、病院に行ったら、やっぱりインフルエンザA型の陽性反応が出た。僕は風邪を引いても熱はほどんど出ない。こんなに上がった場合、インフルエンザの可能性が高いのだ。薬はタミフルかと思ったら、イナビル吸入粉末剤、漢方の麻黄湯顆粒エキス、カロナール剤の3つ。イナビルは大人の場合、2本を1回吸入するだけでいいそうだ。ウイルスが増殖する喉や気管支に直接届いて増殖を抑える。しかし、これを吸入した後、熱が39.3度まで上がった。そんなに苦しくはなかったが、念のために解熱剤のカロナール剤を服用。これで37度台まで下がった。効果があるものだなあ。

 麻黄湯はWikipediaによると、「インフルエンザの治療において抗ウイルス薬のタミフルと同じ程度の症状軽減効果があるという研究結果が福岡大学病院の鍋島茂樹・総合診療部長らによって発表されている」とのこと。なるほど。対症療法になるわけだ。これは今日から服用を始めた。

 1日たって熱は下がったが、鼻水が出てきた。つまり現在、ウイルスをまき散らしているところ。というわけで医師の指示に従って、水曜日まで仕事を休む予定。

2014/02/08(土)一太郎2014

 例年、予約でパッケージ版を購入しているが、今年はダウンロード版を購入した。DVDドライブのないSurface Pro2にインストールするためだ(一太郎は個人が使用するパソコン3台にインストールできる→ご購入前のQ&A)。ジャストシステムはUSBメディア版も販売しているが、価格が高い上にUSBの容量が少ない。それならダウンロードして自分でUSBにコピーした方がいい。

 バージョンアップのダウンロード版通常価格は6300円。ジャスト・マイショップのプラチナ会員10%値引きとポイントを使って4670円で購入できた。パッケージ版買うより随分安い。ダウンロードファイルは2.26GBほどあった。

 新バージョンの機能は付属するATOKも含めてそんなに進歩はしていない。日本語ワープロ、日本語入力システムとして、もはや十分に完成しているので新機能を付けるのもなかなか難しいのだろう。僕は習慣みたいなもので毎年バージョンアップしているが、これなら2、3年に一度のバージョンアップでもかまわないと思う。

 ちなみにジャストシステムの株価は一昨年まで200円前後だったが、今は800円台。アベノミクスの効果に加えて、一太郎にEPUB保存機能が付いたためか電子書籍関連株と見られて4倍ほどに上昇した。配当がないので株価が安い時にも購入する気にはならなかったが、会社四季報を見ると、「主力の一太郎、日本語入力システムは法人、個人向け伸長が想定超」で順調だそうだ。

 マイクロソフトのOfficeに張り合ったかつてのような面影はないし、株価が今後2倍、3倍になる可能性も薄いとは思うが、AndroidでもATOKは伸びているようだし、ソフトウェア会社としては堅実なのではないか。株価が今の半分ぐらいになったら、単元株ぐらい買ってもいいかなと思う。ただ、せめて株主優待は始めてほしいところ。SONYのように自社のオンラインショップで株主優待価格を設けることぐらいはできそうな気がする。

2014/02/03(月)庭のサクラ

庭のサクラ

 ここ数日の暖かさで一気に開花した。現在、6分咲きぐらいか。明日から寒くなるようなので、散るのも早いかもしれない。

 昨日は宮崎市赤江で25度を記録したそうだが、そんなに暑さは感じなかった。湿度が50%以下だったからだろう。宮崎の夏も湿気が低ければ、過ごしやすいんですけどね。

2014/01/31(金)1月に読んだ本

 1月に読んだのは8冊。以下の通り。★は5個が最高。

「弱くても勝てます 開成高校野球部のセオリー」(新潮社 高橋秀実)★★★★
「世界にひとつのプレイブック」(集英社文庫 マシュー・クイック)★★★★
「叫びと祈り」(創元文庫 梓崎優)★★★★
「ドゥームズデイ・ブック」(ハヤカワ文庫・コニー・ウィリス)★★★★
「アル中病棟 失踪日記2」(イースト・プレス 吾妻ひでお)★★★★
「死なないやつら」(講談社ブルーバックス 長沼毅)★★★★1/2
「桶川ストーカー殺人事件 遺言」(新潮文庫 清水潔)★★★★★
「小さいおうち」(文春文庫 中島京子)★★★1/2

 ノンフィクション3冊、小説4冊(ミステリ1、SF1、ドラマ2)、コミック1冊。ミステリが少ないが、「桶川ストーカー殺人事件」は非常に優れたミステリのように読める。事件の特異性、まるで海外ミステリのような犯人像、探偵のような記者、逃走する主犯などなど小説以上にドラマティック。もちろん前面には卑劣な犯人と警察への強い怒りがあるが、読み物として一級品だ。記者らしく短い文を重ねた文体が効果的だと思う。記者の教科書であり、「事件ノンフィクションの金字塔」というコピーは嘘じゃない。

 現在読んでいるのは清水潔「殺人犯はそこにいる」(面白すぎる)とマンジット・クマール「量子革命」(手ごわい)で、どちらもノンフィクション。どうも最近、HONZの影響があるようだ。

2014/01/15(水)ストリートビューの善し悪し

 Googleのストリートビューに自宅が写っていて驚いた。うちは市内でも田舎の方にあって、家の前の道路は細い上に行き止まりになっている。こんなところまでGoogleの撮影車両は来ていたのか。しかも家の近所で散歩中の自分の姿が写ってた(撮影車両には全然気づかなかった)。撮影日時は昨年3月だった。

 ストリートビューが凄いのは住所を検索すれば、地図にピンポイントで表示でき、その家の外観も確認できること。以前、仕事で初めてお会いする人の家にお邪魔することがあった頃はゼンリンの住宅地図で確認しながら行き、どんな家かを電話で聞くことがよくあった。今はストリートビューで確認できてしまう。表札が読み取れる家も多い。

 一昨年だったか、佐野眞一の「東電OL殺人事件 」(amazon)を読んだ際、事件現場がどんなところかをストリートビューで確認したことがある。事件当時そのままの外観なのが興味深かった(事件は1997年、撮影は2009年11月。今は2013年6月撮影の写真に変わっている)が、こういうのを見られるのは東京だからだろうと思った。今は全国の多くの地域でこれと同じことができるようになったわけだ。

 便利と思う半面、これは悪用もできるなと思う。住所を知られたら、その人がどんな家に住んでいるかまで分かってしまうのだ。クレジットカードなどの信用情報調査などにも活用されるのではないか。豪勢な邸宅に住んでいても資産ゼロに近いなんてことがあるのは「となりの億万長者 〔新版〕 ― 成功を生む7つの法則」(トマス・J・スタンリー、ウィリアム・D・ダンコ)でも指摘されているのだけれど、とりあえずネットで手軽に家を見られてしまうというのは善し悪しだ。メールアドレスが漏れても迷惑メールが来るぐらいだが、住所を知られるとリアルな事件に結びつく可能性もある。住所は最大の保護を図っておくべきなのだろう。以前のような配布はしていないが、電話帳などに掲載している人は要注意だ。