メッセージ

2001年05月14日の記事

2001/05/14(月)「ショコラ」

 ラッセ・ハルストレムはうますぎる。うーん、感心しました。物語の奥行きが深いです。

 フランスの片田舎の村に北風とともにやってきた親子ヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)とアヌーク(ヴィクトワール・ディヴィソル)がおいしいチョコレートの店を開き、保守的な村人の心を解放していく物語。赤いコートを羽織った親子は魔法使いのよう。しかし村人には悪魔と映る。

 その筆頭が村長で伯爵のレノ(アルフレッド・モリーナ)。ヴィアンヌは村長の妨害に負けず、徐々に村人の心をとらえていく。奥行きが深いのは因習からの解放を目指すヴィアンヌ自身、因習に縛られているのが分かること。もちろん、最後にヴィアンヌも因習から解放される。

 キャリー=アン・モス、レナ・オリン、ジュディ・デンチ、レスリー・キャロンといった女優陣が脇を固め、ウェルメイドに作られたファンタジー。親子の素性をさらりと描写するあたりもうまい。なるほど南米の魔法使いのような女がおばあちゃんなわけですか。

 考えてみると、ジュリエット・ビノシュとレナ・オリンは「存在の耐えられない軽さ」以来の共演なのかな。オリンはあまり変わってないけど、ビノシュは老けましたね。

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