2011/06/22(水)「アマルフィ 女神の報酬」

 織田裕二がまるで外交官に見えないことを除けば、監督が「県庁の星」の西谷弘なのでそつなくまとめている。ただ、底が浅い。真保裕一が脚本のクレジットを辞退したのはこのためか。25日公開の続編「アンダルシア」はどうなんだろうか。

2011/06/07(火)「ソラニン」

 映画が動くのは主人公・井上芽衣子(宮崎あおい)の同棲相手である種田成男(高良健吾)が交通事故で死んでから。ここに至るまで1時間かかる。ここを30分以内に納めれば、それなりの映画になっただろう。

 いや、評判はそこそこいい映画なのだけれど、この内容に2時間以上かけるのはいただけない。「若者たち」のような映画を見た後ではこういう社会的な問題意識皆無の青春映画は物足りないことこの上ない。原作は浅野いにおの同名コミック。監督はこれが長編映画デビューの三木孝浩。