2016/02/09(火)活動量計とウェルネスリンク

 読書ブログの方に書いたが、「やってはいけないウォーキング」を読んで、1日8000歩を目指さなくてはという気になった。スマホには歩数計アプリがあるが、1日中持ち歩いているわけではないので正確な歩数は分からない。というわけで活動量計を買った。オムロンのカロリスキャンHJA-403C。一昨日の朝、ヨドバシドットコムに注文したら、昨日の朝届いた。24時間で配達。amazonプライムより速い。なぜだと思って調べたら、福岡の店舗から発送していた。それなら速いはずだ。

 この活動量計は階段の上りや速歩きの歩数が記録できるのがメリット。昨日の歩数は8890歩、階段は170歩、速歩き5280歩、活動の消費カロリー487Kcal、基礎代謝を含めた総消費カロリー1944Kcal、脂肪燃焼量19.2グラムだった。

 初日としてはまずまずか。速歩きは普通にウォーキングしていれば、速歩きと判断するようだ。普段も意識して少し速めに歩けば良いので、そんなに大変ではない。しかし、これが「やってはいけないウォーキング」の言う「中強度」の歩きかどうかは分からない。

 活動量計のデータはNFCで(iPhoneはBluetoothで)スマホに送信すると、ウェルネスリンクに記録される。無料版だと6カ月分しかデータが残らないそうだが、CSVエクスポートができるので1カ月ごとにエクスポートしておけばいいだろう。スマホのアプリではエクスポート機能はなく、パソコンでアクセスした方がいい。パソコンの方が一覧性もあるので便利だ。

 活動量計を身につけていると、もっと歩かなくてはと思えてくる。ダラダラ歩いていると、効果がないので思わず速足にもなる。昨日は「このままでは8000歩行かない」と思ったので休み時間に書店まで歩いた。といってもすぐそばなので歩数はわずかだが、4階の職場から下りるのにエレベーターを使わず、階段を使った。今後はエレベーターは使わないことにした。

 ウェルネスリンクは便利なので体組成計もこれに対応したオムロン製品が欲しくなる。ちょうどうちの体組成計はボタンが壊れているのだ(測定に支障はない)。ただし、タニタ製も50グラム単位で計測できるものが安い。体重や体脂肪率は手作業で入力すればいいし、僕は手作業で記録することが好きでまったく苦にならない。NHKオンラインの「ガッテン流 計るだけダイエット」は2011年5月8日から記録を続けている(先日、データをエクスポートした)。散歩の距離や行った筋トレもエクセルに記録している。オムロンかタニタか、迷うところだ。

2016/02/05(金)「ガールズ&パンツァー劇場版」

「ガールズ&パンツァー劇場版」チラシ

 「ガルパン」と略称される元のテレビアニメはamazonプライムビデオで見られる。途中まで見て劇場版を見た。テレビシリーズを見ていなくても、映画の冒頭に説明があるので十分理解できる。というか、話はとても簡単だ。茶道や華道と同じく戦車道が女子のたしなみとされる世界で、大洗女子学園の廃校を免れるために奮闘する女子高生たちを描く。

 前半はエキシビションマッチ、後半は大学選抜との試合で、全編の3分の2強は戦車同士の戦いを細かく描いている。試合には実弾を使用するが、戦車の装甲が補強してあるので、けがはしないという設定。負けると白旗を揚げてゲームから撤退する。

 市街地も含めて工夫を凝らした戦いが展開され、戦車の動きにはCGを使っている。この描写の評判が極めて良いが、個人的にはそれほどとは思わなかった。「とにかく音が凄い」という感想が多いけれど、爆音などの音響効果は劇場設備にも左右されるのだろう。実在した戦車の戦いなので軍事オタク、戦車マニアには嬉しいのかもしれない。それにしても、まるでゲームのようなアニメだ。と思ったら、ゲームがあるのか。なるほど。劇場に詰めかけた観客にはゲームファンも多いのだろう。

 戦闘シーンに興味が持てないと、ストーリーがあまりにも簡単なので映画は評価のしようがなくなる。もう少しドラマティックな設定を入れた方が面白くなるのにと思う。

 水島努監督は「クレヨンしんちゃん」劇場版11本(1995年から2004年まで。短編も含む)に監督その他で関わっている。「クレしん」の監督というイメージが強かったが、この映画のヒットで今後は「ガルパン」の監督が代名詞になるのだろう。

2016/02/05(金)「誇れないロシア」を描く映画「ドゥラク」

 日経電子版の「救われないロシアの映画 社会を覆う冷笑主義と帝国症候群」で取り上げられたロシア映画が興味深かった。映画「ドゥラク」(愚か者)。各地の映画祭で高評価を受けたそうだ。どんな映画なのか日経の記事を引用する。

 築40年の団地が今にも崩壊しかかっていることを知った配管工が、貧しい住民の救済のために奔走する。市幹部に直訴し、市長も事の重大さに気づくが、真冬に800人もの住民を収容する場所はない。災害時の備えや老朽住宅の修復に回すはずの市の予算は、市幹部や闇組織の懐に消えてしまっている。市長は自らを守るため腐敗した側近の中から2人に罪を着せ、配管工ともども口を封じようとする。

 日経の記事はこの映画に絡めて「社会主義の現状を誇れない」ロシアの現状を紹介している。

 「愚か者」というタイトル、あるいはこのストーリーには覚えがある。キネ旬あたりで映画祭関係の記事を読んだのかもしれない。監督は日経の表記ではユーリ・ブコフ。もっと詳しい情報を知りたいと思い、検索してみた。この監督名では出てこない。いろいろ調べて監督はYuriy Bykov(英語表記。ロシア語表記はЮ́рий Анато́льевич Бы́ков)であることが分かった。日本語表記はユーリー・ブィコフとしているページがいくつかあった。

 IMDbによると、映画「Durak」の評価は8.0、メタクリティックのMETAスコアは83。確かに高い評価だ。ロカルノ映画祭やフランスのアラス映画祭で男優賞や観客賞などを受賞している。

 見てみたいものだが、最近はロシアの映画が公開されることは少ないので無理だろう。と思ったら、YouTubeにアップされていた。

 当然のことながら日本語字幕はないので意味が分からない。DVD発売は望み薄だろうから、WOWOWかNHKあたりで放映してくれないものか。

2016/02/04(木)定額自動入金サービス

 じぶん銀行がau WALLETへのチャージ上乗せキャンペーンを行っている。条件を満たすと、キャンペーン期間中のチャージが5%上乗せになる。条件はじぶん銀行口座開設とau ID設定と定額自動入金サービスの設定。残念ながら既存ユーザーは対象外だ。

 だが、定額自動入金サービスは便利なので設定しておいた。他のネット銀2行(住信SBIネット銀行、大和ネクスト銀行)では既に3年ほど前から設定済み。メインバンクの宮崎銀行から預金をネット銀へ振り込む手間と手数料が省けるのが大きい。

 普通預金に関しては、かつては金利が高かったネット銀も今は地銀と同水準になった。それでもボーナス時期に行う定期預金のキャンペーンでは地銀の10倍程度の金利を設定することが多い。加えてATM手数料もじぶん銀行はau IDを設定していれば、月何回でもいつでも無料だ。時間外や休日に手数料を取る地銀は使い勝手が悪い。

 マイナス金利の導入でその手数料も値上げされるだろう。宮崎銀の場合を見てみたら、なんとマイナス金利導入発表(1月29日)より前の1月25日付で手数料改定の「重要なお知らせ」が出ていた(http://www.miyagin.co.jp/pdf/1455_pdf_data.pdf)。振込手数料は3万円以上が現行の432円から540円に、コンビニATM入金手数料は108円から216円になる(預金するのに手数料取るわけですね。そうですか、それは知りませんでした)。マイナス金利前でこれだから、今後さらに手数料引き上げがある公算が大きい。

 宮銀の場合、「たまるーじ倶楽部」というポイントサービスがあって、定期預金や給与振り込み、公共料金支払いなどに総合口座を利用していると(60ポイント以上だと)、ATM手数料は無料になる。しかし、振込手数料を考えると、ネット銀に預金の一部を移さざるを得ない。

 住信SBIネット銀行は今月からスマートプログラムを始めた。利用内容によって利用者に4段階のランクを付け、サービス内容に差を付けるもの。ATMを無料で利用できる回数に制限が設定されたので大幅な改悪だが、振り込みに関しては最低ランクでも月2回は無料で行える。僕の場合は月15回無料になった(そんなに振り込みはしない)。

 毎月の自動振込サービスもあるので、子どもへの仕送りにはとても便利だ。これまで振り込みは大和ネクストも併用していたが、今後はSBIに一本化しようと思っている。スマートプログラムのポイントはキャッシュカードをVISAデビットカードに変えた方が貯まりやすいので今日、変更を申し込んでおいた。

2016/02/03(水)「信じていいのか銀行員 マネー運用本当の常識」

 まえがきの3行目にいきなり結論が書いてある。「とんでもない! 銀行員を信じるような人になってはいけない」。これは著者の山崎元さんの本に繰り返し書かれていることで、別の著書には銀行に資産運用の相談に行くことを「カモがネギをしょって自分から鍋に飛び込むようなもの」と書いてあった。

 銀行で販売している投資信託は販売手数料が高い。同じ商品をネット証券ではノーロード(販売手数料なし)で販売している場合がある。手数料は明らかに投資のリターンにマイナスに作用するから、できるだけ手数料の安い投信を選ぶのがベストなのだ。銀行は顧客の利益より銀行の利益を考えて手数料の高い商品を勧めてくる。おまけに口座内容を知られているから、客はそれを断りにくい(「今は投資するお金がないから」という理由が使えない)。というのがその論拠だ。金融リテラシーの低い客は簡単に銀行員のカモになってしまう。だから銀行に資産運用の相談に行ってはいけない。

 資産運用関係の本をこれまでに60冊以上は読んでいるが、そのうちの1割ぐらいは山崎元さんの本で一番参考になったのもそうだ。ダイヤモンドオンラインや楽天証券ホームページの山崎さんの連載も毎週チェックしている。そういう読者の目から見れば、この本に書かれていることにそんなに目新しい部分はない。資産運用の基本が大きく変わるわけではないから、本の内容が似通ってくるのは当然なのである。それでも新刊が出たら、とりあえずチェックしてしまうのはいつも文章が明快で結論も明確だからだ。こういう文章は読んでいて気持が良い。

 この本には銀行との付き合い方から資産運用の基本まで書かれている。毎月分配型の投信をなぜ買ってはいけないのか、どんな投信を買うのがベストか、資産運用のよくある誤解などなど。日銀のマイナス金利導入で銀行は預金資金の運用難に陥り、手数料ビジネスの拡大が予想されている。投資信託購入を今まで以上に強力に勧めてくる公算が大きい。カモにならないために読んでおいて損はない本だ。

 【amazon】信じていいのか銀行員 マネー運用本当の常識 (講談社現代新書)