2013/09/12(木)ノートパソコンにUbuntu

 起動しない知人のパソコンからデータを救出するために久しぶりにKNOPPIXとUbuntuのインストールDVDを作成した。ライブDVDとして使って、HDDにアクセスしようと思ったのだ。結局、I/Oエラーが出て救出はできなかったのだが、久しぶりにUbuntuさわったら、自分のパソコンにインストールしてみたくなった。この1年、ほとんど電源を入れていないノートパソコン(2007年製のVAIO VGN FE92S)に入れることにした。これ、OSがVistaで動作の遅さにいらいらし、その上、キーが2個反応しないのだ。

 ところが、DVDドライブがうまく動かない。インストールDVDを入れて起動してもWindowsが起動してしまう。USBメモリーにUbuntu入れて起動してみても、ダメ。BIOSの設定を変えてもダメ。仮想ドライブソフトをアンインストールしたら、DVDドライブは10回に1回ぐらいは動作するようになった。何回も起動と電源オフを繰り返し、完全にWindowsが死んだところでようやくDVDが動作。なんとかインストールできた。インストールプロセス自体は簡単なんだが、そこにたどり着く前に疲れた。

 数年ぶりに使ってみたUbuntuは非常に良い。あんなに遅かったパソコンがするする動く。無線LANの設定も簡単。これならあと数年は使えそうだ。キーボードさえ、ちゃんと使えれば。もちろん、USB接続のキーボードを使えば、いいんだけど、あまりスマートじゃない。キーボードを修理したいところ。今さら有償修理をする気はないし、OSを変えたのでSONYのサポートも受けられないので、とりあえず、分解して内部を清掃してみようと思っている。

 デスクトップパソコンなら何でもない問題なのに、ノートパソコンの場合、キーボードが壊れると、自分ではどうしようもない。そしてキーボードが壊れる頻度はけっこう多い。僕も別のノートパソコンにコーヒーをこぼしてキーが反応しなくなったことがある。それならば、ノートパソコンではなくてタブレットを買った方がいいのではないかと思う。

 Ubuntuはスマートフォンとタブレット用のOS(Ubuntu Touch)を開発中だそうだ。Nexus7とNexus10用の開発者用バージョンが既に公開されている。これにはすごく関心がある。正式リリースされたら、あまり使っていないNexus10にインストールしようかと思っている。そうすれば、Nexus10がノートパソコン代わりに使える。

 Windowsのタブレットもいろいろ出ているが、はっきり言って興味があるのは価格と性能のバランスが絶妙のSurface Proぐらい。これの新バージョンが23日に発表されるようだ。Surface Proの発売が日本では大幅に遅れたが、新型は早々に発売してほしいものだ。

2013/07/26(金)ちびファイ

 ホテルなどの有線LANを無線LANにするルーターはいろいろなものが出ている。僕は頻繁に使うわけではないので、プラネックスのMZK-RP150N(ちびファイ)を買った。新しいちびファイ2も出ているが、安いのでかまわない(amazonで1800円)。

 使ってみると、あっけなくつながるが、初期パスワードが「12345678」という簡単なものだし、誰でも接続できるゲーム機器用にはパスワード設定がないので変更しておく必要がある。ところが、AP(アクセスポイント)モードだと、設定画面に入れない。これは皆さん、同じようだ。

 このルーター、LAN端子がinternetとLANの2個ある。ケーブルをinternetに挿すとルーターモード、LANに挿すとAPモードで動作する。APモードでパソコンで設定しようとすると、マニュアルにはAPモードの場合、192.168.1.250にアクセスするよう書いてあるが、それでは設定画面が開かないのだ。「rp.setup」でも「192.168.111.1」でもダメ。自宅のルーターのIPアドレスに合わせて、「192.168.0.250」でもダメ。他のルーターを経由して行うとやっかいだ。

 試行錯誤して、internet端子にLANケーブルをつないでWiFiでタブレットを接続し、「192.168.111.1」にアクセスしたら、すぐに設定画面が出た。これ、当たり前のことのようではまるなあ。実際の接続と形式上の接続の整合性を取ろうとすると、はまる。実際にはルーターモードではなくてもinternet端子につないで、「192.168.111.1」をたたけばいいわけだ。

 マニュアルには「本製品がインターネット回線を自動判別し、ルーターモードまたはAPモードへの自動切り替えを行います」と書かれているが、回線の中身まで調べて判別しているわけではなく、極めて単純に物理的にinternetとLANのどちらにLANケーブルが挿さっているかで判別しているにすぎない。その証拠にLANケーブルの一方をinternetに挿し、もう一方をどこにも挿さなくても設定画面を開くことができる。端子が物理的な切り替えスイッチになっているわけだ。

 だから(イーサネット)コンバーターモードで使わない限りはこれはAUTOに設定しておいた方がいいようだ。そうしておいた方が設定画面を開くのに悩まなくて済む。だいたいこの製品、使っていると、本体が尋常じゃなく熱くなりすぎる。テレビなどの家電をLANにつなぐためにイーサネットコンバーターとして常用するのには向いていない。

2013/05/19(日)bit.lyのAPI

TwitterがURLの短縮を自動で行うようになったので、あまり使い道がないが、bit.lyを使ってURLを短縮するプログラムをなでしこで書いてみた。既に短縮してあれば、元のURLに変換する。bit.lyのAPIキーはhttps://bitly.com/a/your_api_keyからサインアップして取得できる。

ロングURL=#短縮あるいはデコードするURL
ログインID=#bit.lyのログインID
APIキー=#APIキー
ロングURLを「http://bit.ly/\w.*」で正規表現一致
もし、それが1ならば、
 対象タグは「long_url」
 対象URLは「http://api.bitly.com/v3/expand?shortUrl={ロングURL}&login={ログインID}&apiKey={APIキー}&format=xml」
違えば、
 対象タグは「url」
 対象URLは「http://api.bitly.com/v3/shorten?longUrl={ロングURL}&login={ログインID}&apiKey={APIキー}&format=xml」
経過ダイアログはオフ
エラー監視
 「{対象URL}」をHTTPデータ取得
 bitはそれ
エラーならば、
 「短縮URLを取得できませんでした。」と言う
 戻る
bitで「{対象タグ}」をタグ切り出し
「<{対象タグ}>(.*)</{対象タグ}>」を「$1」に正規表現単置換
短縮URLはそれ

同じ機能の秀丸マクロ・短縮URL作成マクロ は200行以上ある。なでしこだと簡単だ。

2013/04/07(日)Viewsourcewithが動かない場合

 FirefoxのアドオンViewsourcewithで秀丸の設定ができず、しばらく悩んだ。試しにメモ帳を設定してみると、ちゃんと動作する。秀丸でページのソースを開こうとすると、「正しいパスを設定しなさい」とダイアログが出る。64ビットのWindows7に32ビットの秀丸を入れると、インストールパスがC:\Program Files (x86)\Hidemaru\Hidemaru.exeになるが、これがどうもダメらしい。カッコがいけないのだろう。
 64ビット版の秀丸のパスはC:\Program Files\Hidemaru\Hidemaru.exeになる。32ビット版の秀丸をアンインストールして64ビット版を入れ、設定しなおしたら動作するようになった。ただ、32ビット版の秀丸でも動くことがある。だから今まで32ビット版を使っていたのだ。Firefoxのバージョンによっては動かなくなるらしい。

2012/02/17(金)システム回復オプション

 Windows7のデスクトップが起動しなくなった。いや、起動はするが、画面が真っ暗なままでマウスのポインタだけが表示されている。前夜、Windows Updateをして終了し、朝になって起動しようとしたら、こうなった。以前からグラフィックドライバのエラーは時々あって、それが原因ではないかと思う。セーフモードでは起動するが、システムの復元をやってみてもダメだった(この時点ではシステム回復オプションについて知らなかった)。通常起動して電源スイッチで終了を繰り返しているうちに、セーフモードですら起動できなくなった。

 再起動したら、起動の選択肢に通常起動のほか、システム回復ツールというのが出てきた(起動時にF8キーを連打すれば、出てくる。出てこない場合もあるそうだ)。これをやってみる。システム回復オプションには、「スタートアップ修復」、「システムの復元」、「システムイメージの回復」、「Windowsメモリ診断」、「コマンドプロンプト」がある。Dellのコンピュータには最後に「DELL Datasafe復元と緊急バックアップ」が追加されている。最後のやつはいわゆるリカバリで、これをやると、購入時の環境には戻せても、直前の使える環境に戻すまでにはソフトを再インストールしたり、設定を変えたりで平気で2、3日はかかる(経験談(^^ゞ)。これだけは避けたい。

 スタートアップ修復は時間はかかったのにまったく修復できない。2回やったがダメ。システムの復元もやっぱり復元できずにエラーになった。ふーむ。システムイメージの回復がダメなら、リカバリしかない。システムイメージの回復に関しては「システム イメージ バックアップからコンピューターを復元する」を参照。要するにバックアップしていたシステムイメージをリストアすることで、コンピュータをバックアップした時点の構成に復元することができるわけだ。バックアップ日時を見てみたら、幸い前日の午前7時と新しかった。これで復元できるなら、余計な手間がない。

 システムイメージをコピーし直すのでそれなりに時間がかかったが、再起動したら無事に起動して元の環境に戻った。やれやれ。僕のパソコンのCドライブは1テラバイト。システムイメージの作成には数百GB程度のハードディスク領域が必要になる。バックアップは昨年、2テラバイトの内蔵HDDを増設した際に設定した。やっておいて良かったとしみじみ思った。

 Windows95のころのバックアップはほとんど役に立たなかった記憶があるが、大容量のHDDが手頃な価格で手に入る今、バックアップの設定はやっておくべきなのだろう。スケジュールを決めれば、定期的に自動でやってくれるので、普段は意識する必要もないのだから。