2013/03/31(日)「ひまわりと子犬の7日間」

 実際に犬の殺処分の様子を見たことがあるが、炭酸ガスで殺される犬たちは容易にアウシュビッツを思い起こさせる。宮崎県内だけで年間4000頭の犬がそういう殺し方で処分されているのに、その中の一家族の母犬と子犬だけを助けることに何の意味があるのか。映画はそこにまったく触れていかない。問題意識の低さと甘さが露呈している。

 堺雅人の涙を見て、元の飼い主の涙を思い出すという犬の擬人化にも大いに疑問がある。新人監督がまじめに一生懸命に撮った映画だが、この程度の出来を褒めることは褒め殺しにつながりかねない。原作がどうあれ、脚本を徹底的に練り上げるべきだっただろう。話の膨らませ方が足りないのだ。1時間のテレビドラマですむような内容を映画にすることはない。平松恵美子監督、くれぐれも注意して2作目に取り組んでほしいと思う。

2013/03/31(日)SBIカードとSBIポイント

 現金に交換できるメリットにひかれて、昨年からSBIカードをメインのクレジットカードにしている。使い始めた頃に誤解していたのだが、これを使ってたまるポイントはSBIポイントではなく、サークルプラスポイント。SBIポイントはSBIポイントモールでのショッピングやSBI証券などSBIグループを利用することでたまるポイントを指す。例えば、SBI証券で投資信託を保有していると、投信マイレージサービスによって毎月一定の比率(月間平均保有額1000万円以下の場合、保有額の0.1%)でポイントがたまっていく。

 このサークルプラスポイントが2月28日からSBIポイントに交換できるようになった。今日初めて知った。交換比率は1対1。何ポイントからでも交換OKというのがいい。

 SBIカードはポイント還元率1%で、100円使えば1ポイントのサークルプラスポイントがたまる。5000ポイントたまれば、現金に交換できるが、有効期限が2年間のため、あまり使わない人は交換前に期限切れのポイントが出てくる恐れがある。これが一番のデメリットだった。SBIポイントに交換しておけば、そこからnanacoやSuicaなど他のポイントにも交換できるので期限切れを防ぐことができる。SBIカードを作ったら、SBIポイントの会員にもなっておいた方が有利ということになる。

 SBIポイントも現金交換できるのだが、交換レートが85%の割合になる(下に追記)。nanacoやSicaのポイントに交換すれば、100%の割合だからお得なのだ。交換ポイントは月末締めで翌月15日に反映されるとのこと。3000ポイント以上たまっているので3000ポイントをnanacoに交換しておいた。

 こういうポイントや電子マネーは全部共通化してくれると、苦労はないんですけどね。各社の利益が絡んでいるから難しいのでしょう。

 【追記】違った。SBIカードと住信SBIネット銀行の利用者に限り、100%での交換ができるようになった。つまり、サークルプラスポイントをSBIポイントに交換して現金交換ができるようになったということ。これでハードルは随分低くなった。12,000円に交換できる10,000ポイントも貯めやすくなった。同じグループなのだから、これが当然の措置だと思う。

 

2013/03/30(土)日経紙面ビューアー

 日経電子版の紙面ビューアーが昨日からAndroid端末でも使えるようになった。記事の一覧性と記事の重要度は確かに紙面を見た方がよく分かる。紙面イメージに関して言えば、パソコンで見るよりタブレットの方が使いやすい。WiFi環境ならダウンロードも速い。

 同時ログインは2台までの仕様のようで、スマートフォンとタブレットでの使用を想定しているのだろう。3台目でアプリを起動すると、多重ログインの警告が表示されるが、既にダウンロードしている紙面は読むことができる。スマホで紙面を見るには画面が小さすぎるので、紙面ビューアーはタブレットで使い、スマホは電子版アプリを使用するというのがいいのだろう。

 分からないのはログアウトの仕方。多重ログインをやめるためのログアウトボタンがないのだ。昨日はスマホとNexus 10でログインしたら、Nexus 7では多重ログインとなった。今日はNexus 7と10でログインしたら、スマホでダメだった。これを解消する方法が分からない。たぶん、当日の紙面ダウンロードは2台までの制限を設けているのではないかと思う。

 紙面は1週間保存され、期間が過ぎたものは削除される。これならメモリーを必要以上に圧迫することはないので、アプリを開いた時には紙面が既にダウンロードされている方が良いと思う。つまりプッシュ式で紙面を送信(配達)する方式。ただ、これは多重ログインの制限との絡みで難しいのだろう。WOWOWオンデマンドのように、使用する端末をあらかじめ登録しておく仕様にすれば、可能かなと思う。

2013/03/27(水)「マネー・ボール」原作に完全版

まだ読んでる途中だが、マイケル・ルイスの「世紀の空売り」がとても面白い。2010年に邦訳が出たノンフィクションで、最近、文春文庫に入った。サブプライムローンの証券が破綻する方に賭けた男たちの話で、出てくるキャラクターがいちいち立っているのだ。というか、実話ですからね、これ。

ルイスはブラッド・ピット主演で映画化された「マネー・ボール」の原作者。実は映画も見ていない(録画してある)し、原作も読んでなかったので書店で探したが、在庫なし。amazonに頼もうかと思って検索したら、なんと4月10日に早川書房から完全版が出ることが分かった。以前出た本は省略した部分があったらしい。かつては抄訳版なんてのがけっこうあったが、最近でもあるんですね。

ハヤカワ・オンラインによると、「待望の全訳で贈る傑作ノンフィクション! 最新情報を加えた『完全版』 メジャーリーグの常識を覆したアスレチックスのGMビリー・ビーン。彼の革命的手法と破天荒な生き様を描く世界的ベストセラー。初の全訳版(前出版社版は省略有)で登場!」とのこと。

以前のを買わなくて良かった。というわけで、楽天ブックスに注文した。予約の場合、amazonでも楽天ブックスでも届くのに大差ない。楽天だとポイントもたまるし(^^ゞ

2013/03/26(火)「砂漠でサーモン・フィッシング」

 イエメンの大富豪シャイフ・ムハンマド(アマール・ワケド)が主人公で水産学者のアルフレッド・ジョーンズ(ユアン・マクレガー)に言う。

 「友よ、残念だったな」

 「いいえ、奇跡です」

 「ああ。しかし、残念だ」

 アルフレッドがイエメンで鮭を放流するプロジェクトを通じて知り合い、次第に思いを寄せるようになったハリエット・チェトウド=タルボット(エミリー・ブラント)。ハリエットの恋人ロバート・マイヤーズ(トム・マイソン)は砂漠の戦場でMIA(戦闘中行方不明)になっていたが、奇跡的に生きていたことが分かったのだ。首相広報担当官のパトリシア・マクスウェル(クリスティン・スコット・トーマス)はプロジェクトのPRを目的にロバートをイエメンに連れて行き、ハリエットと再会させる。しっかりと抱き合う2人を見て、シャイフが言うのが上のセリフだ。アルフレッドはその前日に「僕たちの間に実現可能性はあるかな」と思いを打ち明けたばかりだった。

 ポール・トーデイの原作「イエメンで鮭釣りを」を「スラムドッグ$ミリオネア」のサイモン・ビューフォイが脚本化、ラッセ・ハルストレムが監督した。ウィットに富んだセリフをちりばめ、ハッピーエンドを希求するビューフォイの脚本がまず、うまい。ハルストレムの演出も手堅いので、佳作に仕上がっている。

 エミリー・ブラントは憂いを含んだ表情が良く、ユアン・マクレガーはいつものように少しコミカルな水産学者を演じている。この2人とアマール・ワケドの好感度の高さが映画の好感度にもつながっている。

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