2015/08/05(水)一時払い養老保険のバカバカしさ

 某保険会社からダイレクトメール。一時払い養老保険の勧めだった。中身を見ると、予定利率は1%とある。予定利率1%ではインフレにも勝てず、資産運用法としては検討価値ゼロだが、満期まで待てば、元本割れは(たぶん)ないだろうから、資産運用に詳しくない人は銀行預金と比較して魅力を感じるかもしれない。そういう人(経済評論家の山崎元さんはカモと言う)だけを対象にした商品だ。

 この保険、1000万円を払い込んで20年後に受け取る解約返戻金は1100万4,659円。運用益が100万4659円ならば、実質年利回りは0.5%余りにしかならない。これで予定利率1%をうたっていいのだろうか。

 念のために複利計算してみる。投資信託など他の商品を使って1000万円を利回り1%で20年間複利運用すると、満期総額は1220万1900円となる。税引き後は1169万2160円で、運用益は一時払い養老保険を69万円も上回る。この差額がコスト(保険会社の利益や保険料その他)と考えて良いだろう。保険会社にとってはおいしい商品だ。ふん、バカバカしい。

 ちなみにこの保険会社とは18年前、子どもの学資保険の契約をした(そうです、カモだったんです)。先日、満期のお知らせが来たが、当初予定より返戻金が少なかった。お知らせには「予定利率で運用することができませんでした」とお詫びが1行書かれていた。

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