2011/06/22(水)「Excel VBA ハンドブック」

 入門書だけでは物足りないので買った。ハンドブックやポケットリファレンスなど書店にはいろいろ並んでいたが、これは今年2月に出た本で見た中では一番新しかった。せっかくなら、Excel2010にも対応していた方がいい。著者は田中敦基。29章に分かれていて、解説と簡単な例文がある。たいていのことはこれで事足りそうだ。

2011/06/22(水)「Excel VBAのプログラミングのツボとコツがゼッタイに分かる本」

 仕事でExcelのマクロを書く必要があって読んだ。ネットで調べてもたいていのことは分かるが、系統的にVBAの書き方を教えてくれるサイトはなかなかない。この本はVBAどころか、プログラムを一切書いたことがない人を対象に書いてある。初心者がゼッタイに分かるかどうかはともかく、この本より平易に書くことは難しいだろう。難しいことをやさしく書くのは難しいのだ。

 この本を読めば、オブジェクト指向のプログラミングについて知らないうちに理解できるようになる。というか、オブジェクト指向という言葉は出てこないから、プログラムとはすべてこういうものだと思うかもしれない。今のプログラムはほとんどオブジェクト指向になってきているから、それでも問題は少ないと思う。良書。著者は立山秀利。この本は中国でも翻訳されるほど評判が良く、続編も出ている。

2011/06/22(水)「15のわけあり小説」

 ジェフリー・アーチャーの短編集。収録された15編のうち、10編が事実を基にしたもので、残り5編が完全なフィクション。前者に比べて後者が大いに見劣りしている。落ちが読めるのだ。同じジェフリーでもディーヴァーの切れ味の鋭さに比べると、アーチャーは(短編に関しては)二流だなと思う。しかし、事実を基にした小説がすごく面白い。ゴルフクラブの会員になりたくて努力を重ねる男の人生を描いた「メンバーズ・オンリー」など中盤から最後まで面白い小説が並び、途中でやめなくて良かったと思った。

2011/06/07(火)「わたしの渡世日記」

 文筆家としての高峰秀子を僕はまったく知らなかった。この本は北海道で生まれて、養女にもらわれ、養母との凄絶な愛憎を経て松山善三と幸福な結婚をするまでの半生を綴ったもの。結婚後20年ぐらいを経た時点で書いている。第一章の「雪ふる町」でその文体と内容に強く引き込まれる。映画ファンはいっそう楽しめるが、そうでなくても面白く読める一級の読み物だと思う。高峰秀子は5歳から女優の仕事を始め、ろくに学校にも行っていない。なのに、これほど面白い文章が書けるというのは、やはり生まれ持った才能によるものと、文章に人柄がにじみ出ているからだろう。

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