2011/06/07(火)「パリ20区、僕たちのクラス」

 パリの20区にある中学校のあるクラスを描き、カンヌ映画祭パルム・ドールを受賞した。アフリカ系やアジア系などさまざまな移民の子供がいるクラスは社会の縮図のようなもので、そこで起きるさまざまな問題も社会を反映している。解決する問題もあれば、解決しない問題もあるのが普通のドラマとは違うところ。

 フランソワ・ベゴドーの「教室へ」をローラン・カンテ監督が映画化。ベゴドー自身が主演している。驚くのはベゴドーをはじめ出てくる生徒たちも演技経験がいっさいないこと。それなのに、いやそれだからこそ、リアルな教室の雰囲気を再現できたのだろう。カンヌ映画祭の審査委員長だったショーン・ペンが「演技、脚本、挑発、寛大さすべてが魔法だ」と評したのはそこから来ているのかもしれない。

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