2011/04/11(月)「ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト 鮮血の美学」

 ウェス・クレイブンのデビュー作「鮮血の美学」(1972年)はイングマール・ベルイマン「処女の泉」(1960年)のストーリーをベースにしたものとして有名。ベルイマンが「神の沈黙とそれに向き合う人間をテーマ」にしているのとはまったく違い、残虐シーンをてんこ盛りにしたものらしいが、見ていない。そのリメイクがこれ。どうせ同じレベルの志の低い作品だろうとバカにして見始めたら、サスペンスフルなバイオレンス映画としてまずまず良く出来ていて少し驚いた。

 警察から逃れた犯人グループ(男2人と女1人プラス、善良な少年)に捕まる少女2人のサスペンスから暴行・殺人シーンを経て、少女の別荘に偶然、犯人たちが来るという展開。両親は娘がひどい目に遭わされたことを知り、犯人たちに復讐をする。犯人の1人は「ローリングサンダー」(1977年、ウィリアム・ディベイン主演)のあのシーンを彷彿させる殺され方をする。主犯格の男も台所の器具を使ったひどい殺され方。監督はギリシャ人のデニス・イリアディスでこれが2作目らしい。サスペンス描写に力があり、この名前は記憶しておいても良さそうだ。2009年、劇場未公開。

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