2007/03/01(木)「奥さまは魔女」

 往年のテレビシリーズのリメイク。ではなく、リメイクしようとしているテレビ局を舞台にしたコメディ。口元をピコピコピコっと動かせるのに目を付けられて魔女のイザベルがサマンサ役を得る。

 イザベルは魔法を捨てて、本物の恋がしたいと思っている。ダーリン役で再起をかける落ち目の俳優(ウィル・フェレル)とホントの恋に落ちるのがこうしたロマンティック・コメディの常道。ウィル・フェレル(テレビのコメディアンらしい)に魅力がないので、あまりロマンティックにはならないが、ニコール・キッドマンに関しては100点満点。

 本当はアン・ハサウェイあたりの若い女優に向いている役だけれど、キッドマンはちっとも不自然ではない。純粋でキュートな役柄を楽しく演じている。ファンなのでキッドマン見ているだけで楽しめた。こういうキッドマンを見ていると、つくづくトム・クルーズはバカだなと思う。

 監督はノーラ・エフロン。マイケル・ケインとシャーリー・マクレーンも肩の力を抜いた演技を見せている。