2005/12/28(水)「ホステージ」

 ロバート・クレイスの原作を「スズメバチ」のフローラン=エミリオ・シリが監督したアクション。これは見逃した後に原作が「ミステリ・マガジン」で評価されていたので、気になっていた。セキュリティ設備が完備した邸宅に3人の若者が人質を取って立てこもる。その家の主人は犯罪組織の会計士。組織は事件解決の指揮をする警察署長の妻と娘を人質に取り、情報が入ったDVDを渡すよう脅迫する。二重の人質事件という発想が良く、ブルース・ウィリス主演の映画としては久しぶりに面白い(もちろん、この後の「シン・シティ」も面白かった)。格好いいタイトルから始まってサスペンスが持続する作りはなかなかのもの。犯罪組織があっけなくやられるあたりはまあ、上映時間の関係上、仕方ないのかもしれない。

 DVDに収録されたスタッフ紹介によれば、監督のシリは「ジャン=ピエール・メルヴィルに心酔する一方、ジョン・フォード、ハワード・ホークス、サム・ペキンパー、ジョン・カーペンターの影響を受けている」とある。正統派のアクション映画監督なのだろう。

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