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2013年12月16日の記事

2013/12/16(月)NISA口座での取引

 SBI証券がNISA口座でのお取引についてというページを開設した。NISA口座で株式や投資信託を購入する場合、「NISA預かり」を選べばいいだけとのこと。資金は従来通り、証券口座や住信SBIネット銀行のハイブリッド預金に入れておけばいい。これで譲渡益や配当が非課税になる。

 株式の受け渡しには3営業日かかるので、年内の注文(12月26日)からNISAを利用できる証券会社もあるそうだが、それについては明記していない。当日になれば、分かるだろうし、そんなに慌てることもない。

2013/12/16(月)「ゼロ・グラビティ」

 最後まで見て初めて、グラビティ=重力という原題の意味が感慨深いものになる。邦題にある「ゼロ」はつくづく余計だと思う。配給会社はいったい何を考えておるのか。

 という些末なことはどうでもよい。映画は3Dの技術の高さに驚嘆させられるものの、それよりも決してあきらめない主人公を置いたことが成功の大きな要因になっていると思う。次から次に襲いかかる困難を一つ一つクリアしていく主人公。「宇宙からの脱出」を図るため、懸命に必死に知力と体力を駆使する姿が感動的だ。本当に人を引きつけるのは技術よりも物語なのだ。

 後半は一人芝居となるサンドラ・ブロックに「しあわせの隠れ場所」に続いて2度目のオスカーの呼び声があるのも納得だ。宇宙服を脱いで、宇宙船の中で奮闘する姿は「エイリアン」のシガニー・ウィーバーを彷彿させた。49歳なのに引き締まったスタイルの良さには感心させられる。女優は体を鍛えておかなくてはいけない。絶望的状況の中でもユーモアを忘れず、ブロックを鼓舞するジョージ・クルーニーも格好良くて好ましい演技だ。

 余計なものをそぎ落として緊張感とサスペンスが持続する91分。映画の中の時間と実時間が一致しているようにも思えるが、90分で地球を周回する宇宙のごみが2度襲来するので、映画は少しだけ時間が長いことになる。