2007/08/30(木) カードリーダー

 先日、SDカードがパソコンに読み込めないのに気づいた。というか、その前にデジカメに入れたら「カードがありません」と出て慌てて、パソコンで読み込もうとして認識されないのに気づいたのだった。カード(パナソニック製2GB)が壊れたのだろうと思い、新しいカードを昨日買った。パナソニックはやめてサンディスクの2GBにした。ところが、職場の新しいカードリーダー(グリーンハウス製)に入れて読み込んだ後、カメラに入れたら「カードがありません」の表示。そんな、1回使っただけで壊れるものなのか。これはカードリーダーが怪しい。どうもこの製品、カードのスロットが狭くてきついのだ。これで傷がついたのかもしれない。

 もう一度、カードリーダーに入れたらパソコンでは読み込めて、カメラに入れ直したら認識するようになった。古いカードもなんとカードリーダーに入れたら、読み込めるようになった。しかし、僕のパソコンでは読み込めない。僕のパソコン付属のカードスロットは2GBには対応していないのか、あるいは壊れたのかもしれない。

 で、今日、バッファロー製のカードリーダーを買ってきた。27種類+2種類(アダプタを使って)のメモリーカードを読み込めるタイプ。ま、通常使うカードはコンパクトフラッシュとメモリースティックDUOプロとSDカードの3種類なのだが、とりあえず、将来的にSDHCカードにも対応している方がいいのでこれにした。壊れたはずのカードを読み込んだら、無事に認識された。スロットもきつくなくて良好。やっぱり、パソコン付属のスロットが対応していないらしい。やれやれ。

 検索してみると、どうも2GBのSDカードは古い製品では読み込めない場合が多いようだ。僕のデジカメもホントは2GBに対応していないのかもしれないが、グリーンハウス製カードリーダーに入れた直後に不具合が起きたことは気になる。価格.comの口コミにはそんな不具合報告はないようだし、僕がたまたま悪い製品に当たっただけなのかもしれないが、一発で壊れるようなリーダーは使いたくない。これまでまったく不具合のなかった古いリーダーを使うことにしようか。

2007/08/25(土)「総員玉砕せよ!」

「総員玉砕せよ!」表紙NHKで放送した「鬼太郎が見た玉砕 水木しげるの戦争」の基になったコミック。1973年に書き下ろしで出版され、今は講談社文庫に入っている。これは水木しげるの軍隊に対する恨み辛み、激しい憎しみと怒りがあふれた本である。読み終わって、その恨みと怒りが伝染してくる。実際に戦場を体験した人だから説得力があるのだ。描かれるのはパプアニューギニアのニューブリテン島バイエンの小隊の日常と玉砕。理不尽な命令と卑劣な上官、バタバタと死んでいく初年兵たちの姿をこれでもかと描き出す。

玉砕から生き残った81人の命乞いをしようとする軍医の言葉が端的に軍への怒りを表している。

「虫けらでもなんでも生きとし生けるものが生きるのは宇宙の意志です。人為的にそれをさえぎるのは悪です」
「だってここは軍隊じゃあありませんか」
「軍隊? 軍隊というものがそもそも人間にとって最も病的な存在なのです。本来のあるべき人類の姿じゃないのです」

しかし、上官は軍医の言葉を聞こうとしない。

「参謀どの、とうてい勝目のない大部隊にどうして小部隊を突入させ、果ては玉砕させるのですか」
「時をかせぐためだ」
「なんですか、時って」
「後方を固め戦力を充実させるのだ」
「後方を固めるのに、なにもなにも玉砕する必要はないでしょう。玉砕させずにそれを考えるのが作戦というものじゃないですか。玉砕で前途有能な人材を失ってなにが戦力ですか」
「バカ者ーッ。貴様も軍人のはしくれなら言うべき言葉も知ってるだろ?」

そして部隊はもう一度、玉砕を命じられることになる。「軍隊で兵隊と靴下は消耗品」と水木しげるは後書きに書いている。勇敢な兵隊など一人も登場しない。死に場所を求める職業軍人と上官の姿はバカな教育と命令に洗脳された人間の末路を表しているにすぎない。こういう軍隊の現実を書ける人はもう少なくなった。戦後62年たって、戦場に行った人たちは70代後半から80歳以上。水木しげるも85歳だ。こういう戦争の現実を忘れた時から危ない状況に入っていくのだろう。

「僕は戦記物を書くとわけのわからない怒りがこみ上げてきて仕方がない。多分戦死者の霊がそうさせるのではないかと思う」と水木しげるは後書きを結んでいる。戦死者の死を悼むと同時に戦死者たちの無念の思いと、人命を軽視し、理不尽な命令を繰り返した国に対して怒りを持つのが当然なのだ。

2007/08/18(土) ffdshow

 Windows Media PlayerでDVDの音が出なくなった。WMVはちゃんと再生できる。MPEG2のコーデックがおかしくなったのだろう。これもWindows Updateが原因か。AC3Filterを再インストールしてみたが、効果なし。しょうがないのでffdshowを入れてみた。これ、入れるのは前のパソコンの時以来。すぐに音が出るようになった。

 Wikipediaによると、ffdshowの正式バージョンは2002-06-17だが、有志によってTryoutsバージョンの更新がなされているとのこと。どれをダウンロードするか迷うところだが、とりあえずffdshow tryoutsからダウンロードしておけばいいのではないか。

 Windows Update以来、IEのネット接続がダメな場合があるので、Googleツールバーはアンインストールした。標準ブラウザに設定しているFirefoxでは使っている。IEのネット接続がダメだと、他のアプリケーションにも影響があるので仕方がない。

2007/08/16(木)カスペルスキーの不具合

 ジャストシステムからメール。「2007/08/15 17:50頃から、配布したパッチに問題があり、Windows Vistaでご使用の場合に、Windows Vistaが正常にシステム起動しなくなるという現象が発生いたしました。お客様にはご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申しあげます」とのこと。Kaspersky Internet Security 6.0とKaspersky Anti-Virus 6.0で発生する。これとWindows Updateの不具合2連発に遭った人もいるかもしれないな。

 カスペルスキーは新しいノートパソコンの方にインストールしようと、先日、ダウンロードで購入したが、まだインストールしていなかった。というか、ノートパソコンのキーボードが故障し、現在、SONYで修理中なのだった。まだ自宅にあったら、インストールしていただろう。不幸中の幸いか。

 しかし、カスペルスキー、かつてのウィルスバスターのような不具合を起こすとは。まだユーザーは少ないだろうから、影響はバスターほどではないかもしれない。ただ、Windowsが起動しない不具合に見舞われている人にメールやインターネットで知らせても無駄だ。パソコンが1台しかない人は原因を調べようがない。バスターの場合はユーザーが多かったので一般ニュースでも報道されたが、今回はどうだろう。もっとも、2台、3台持っている人でも、すべてにカスペルスキーをインストールしていたらアウト。最近は3ユーザーパックなどをバスターもノートンも販売しているが、セキュリティーソフトに関しては同じものをインストールしない方がいいようだ。コストはかさむが、3台あったら3台とも違うもの、少なくとも2種類以上を入れるのがベストということだろう。

 デスクトップの方で使っているバスターとは11月でお別れの予定。フレッツ光プレミアムに付属するセキュリティーソフトをようやく使えるのだった。ま、これもバスターなんだけど。

2007/08/15(水) Windows Updateで不具合

 今朝の月例パッチをインストールしたら不具合が頻発した。まず音が出なくなった。オーディオ・ディバイスがないとのダイアログが出る。再起動したら直ったかに見えたが、IE7を起動したらまた音が出なくなる。昨日、アンインストールしたVaio Mediaのせいかと思い、システムの復元をやってみた。これでなんとか音は出るようになった。

 システムの復元で月例パッチもアンインストールされ、再度アップデートの表示が出た。恐る恐るアップデート。再起動後、IE7がインターネットにつながらなくなった。IEのエンジンを利用しているSleipnirもダメ。デフォルトのブラウザはFirefoxにしてあるので、あまり影響はないのだが、GyaOを見る時はIEかSleipnirの方がいいので困ることは困る。インターネットオプションで接続タブを開こうとすると、なぜかフリーズ。うーん。しょうがないのでIEの設定をリセットしてみた。これでつながるようにはなった。リセットすると、Googleツールバーなどが無効になるので、アドオンの管理から1個1個有効にしていく。しかし、なぜかGoogleツールバーが表示されない。Yahoo!ツールバーは表示されるのに。いったん、Googleツールバーをアンインストールし、再度インストールしてみたら表示されるようになった。これですべて復旧。

 2ちゃんねるを見ると、不具合があった人はやはりいるが、すべての環境で発生するわけではないようだ。今回のパッチはIE7やWindowsメディアプレイヤーのセキュリティー問題の向上が含まれており、これがなんらかの影響を及ぼしたのかもしれない。