2004/10/31(日) 香田さんの遺体確認
軍人の本分とは何ですか。自衛隊がイラクでやっていることは国際貢献などではなく、アメリカ貢献に過ぎず、国民を守る自衛隊というよりもアメリカ協力部隊なのだな。
祖国を守ることではありませんか。
祖国とは何ですか。
そこに住む人間たちではありませんか。
こゝにも日本人がいる以上、こゝが祖国です。
非戦闘員の日本人を守ることが、
帝国軍人の本分ではありませんか。
同胞を見殺しにして、司令部だけが生き残って、
どこに勝利がありますか。
そのような命令は自分は命令とは考えませんッ!
2004/10/30(土)「シークレット・ウィンドウ」
昨日、見た。「自分の小説を盗作した」と見知らぬ男から脅迫を受けた作家を巡るサイコなサスペンス。スティーブン・キングの原作「秘密の窓、秘密の庭」は8年ほど前に読んだが、内容をほとんど忘れていた。覚えていたのは「ダーク・ハーフ」のように作家を主人公にした小説だったなということぐらいである。脚本家としても知られるデヴィッド・コープ(「ジュラシック・パーク」「スパイダーマン」)の監督2作目で、コープは原作とは結末を変えて脚本化している。その姿勢は歓迎すべきことではあるが、それならば、原作以上に面白い結末を用意する必要がある。残念なことに、映画の結末はありふれている。途中で予想できるラストで、それ以上のものがないので、なんだか物足りない気分になってしまう。家の中に異常な男が潜んでいるかもしれないという恐怖などサスペンスの醸成はうまいし、事件のきっかけとなった出来事と物語を関連づけた構成もいいのに、結末がこれでは映画の印象は強いものにはならない。物語のツイストが足りなかった。原作より面白くならないなら、改悪と言われても仕方がないだろう。
車の中で逡巡している主人公モート(ジョニー・デップ)の場面で幕を開ける。意を決したモートはモーテルに車を乗り付け、妻のエイミー(マリア・ベロ)とテッド(ティモシー・ハットン)の浮気現場に踏み込む。6カ月後、モートは別居状態で湖畔の家に1人で住んでいる。作家だが、仕事ははかどらず、寝てばかり。そこにジョン・シューター(ジョン・タトゥーロ)と名乗る男が訪れ、「俺の小説を盗んだ」と言いがかりを付ける。シューターが持っていた小説はモートが以前発表したものと一字一句同じだった。シューターは7年前にその小説を書いたと言う。モートが小説を発表したのはその2年前。当時の掲載紙「エラリー・クイーンズ・ミステリー・マガジン」を見せれば、簡単に解決する話だったが、その雑誌はエイミーの住む家に置いてある。その夜、モートの愛犬が殺された。シューターにはどこか異常な部分があった。70歳の保安官に頼んでもラチがあかないので、モートは私立探偵のケン・カーシュ(チャールズ・S・ダットン)に調査を依頼する。翌朝、エイミーの家が放火されて全焼し、盗作疑惑を晴らす証拠は消えてしまう。そして、モートの周辺で殺人事件が起きる。
物語は離婚間近のモートの現状と盗作疑惑とが絡まり合って進行する。徐々に精神的に追いつめられていくモートをジョニー・デップはいつものように巧みに演じ、ジョン・タトゥーロも異常者を実にピッタリと演じている。不気味な映画の雰囲気も悪くない。これであとふたひねりぐらいあれば、言うことはなかった。原作のラストはキングらしく、ちょっと超自然的な部分が顔をのぞかせる。映画はその部分をばっさり省略し、その前のエピソードも変えている。パンフレットは結末を書いているため、封印されているが、詳しく説明されなければ分からないような難しい話では全然ない。もう実に単純で、過去にいくつも例があり、今さらこのストーリーで映画化することに何か意味があるとは思えない。
2004/10/28(木)自動で名前を付けて保存するマクロ
秀丸で編集中のファイルに名前を付けて保存するのが面倒な時、自動で名前を付けて保存するマクロを考えてみた。日付をファイル名にすることも考えたが、紙2001のようにファイルの先頭にある文字列(先頭から半角16文字。全角だと8文字)でファイル名を付けると、ファイルの内容が分かるので便利だろう。
//autosave.mac $dir = "C:\\temp"; if(basename == ""){ gofiletop; replacedown "\n","",regular; #result = result; selectline; $text = gettext(seltopx,seltopy,selendx,selendy); if(#result == 1){undo;} if($text == ""){ message "このファイルには何も書かれていません。\n保存できません。"; endmacro; }else{ #text = strlen($text); if(#text % 2 != 0){ $text ="1" + $text;} $basename = leftstr($text,16); $filename = $dir + "\\" + $basename + ".txt"; saveas $filename; } } endmacro;
先頭から16バイトまでに半角と全角が混じった文章で半角が奇数個の場合、拡張子.txtの付いたファイル名が付けられない。具体的には“「デビルマン」”というタイトルが1行目にあると、“「デビルマン・txt”と、ピリオド“.”ではなく、全角のナカテン“・”が付いたファイル名になってしまう。が7バイトなので、16バイト目の文字の半角分だけ取ろうとするからだ。仕方がないので、そういう場合は先頭に半角の1を付け加えて半角文字が偶数になるようにした。
一昨日書いたtDiary入力補助マクロの最初の部分に付け加えると吉か。ただし、日記によくあるリンクになっているタイトルの場合はファイル保存ができない。<<a href="http;//…なんていう文字列はファイル名には使えませんね。ここを改良する必要があります。
で、そういう場合は日付+時間をファイル名にすることにした(いい加減な対応)。結局、サブルーチンを入れて長くなってしまった。改良版はautosave.mac.txtを参照。
秀丸ホームページのマクロライブラリを見てみたら、同じ趣旨のマクロが既に登録してあった。名前を付けて保存マクロ改。やっぱりね。内容か日付かでファイルを保存するところまで同じ。ま、僕のマクロはtDiary用ということで。
2004/10/24(日)「花と爆弾」
小林信彦が週刊文春で連載しているエッセイの昨年分をまとめたもの。今年4月の発行。毎年、夏頃までには買う本だが、会社の近くの書店が閉店したので、買えなかった。週に一度ぐらい寄る郊外の書店ではこの本、見かけなかった。仕方がないので楽天ブックスに「ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判(2)」と一緒に注文したら、取り寄せで1週間ほどかかった。昨日届いたので一気に読む。
このエッセイ、「人生は五十一から」というタイトルで続いていたが、今年に入って「本音を申せば」というタイトルに変わったとのこと。週刊文春はあまり読まないので知らなかった。連載をまとめたものとしては6冊目にあたり、過去のコラムとだぶる部分もあるが、東京の町のこと、映画のこと、政治のこと、イラク戦争のことなどが綴られている。
映画に関しては「レッド・ドラゴン」「シカゴ」「踊る大捜査線2」などが取り上げられている。映画に関する文章が少ないのはクロニクルという連載の趣旨を尊重しているためだろう。
著者も70歳。孫のことを書いた「K君が現れた日」など読むと、その年齢を強く感じる。以前なら、70歳の作家が書いた本はあまり読む気にならなかっただろうが、未だに小林信彦に変わる作家が現れないので仕方がない。小泉首相をはじめ政治に関する文章で「太平洋戦争の時代でもこんなことはなかった」という指摘は説得力があり、今の日本がどんなにひどい状態か痛感させられる。それだけ、僕らは悪さに鈍感になっているのだろう。
「ファビュラス…」は日記をよく読ませていただく柳下毅一郎、町山智浩両氏の映画に関する対談(漫才)。最近3年間の映画を取り上げている。やや誇張されているが、言っていることは真っ当です。「スパイダーマン」の出す糸が精液のメタファーだという指摘は面白いな。
2004/10/21(木) 再発
先週の土曜日ごろから声がガラガラになったので病院へ。いつものように血液検査で炎症反応を見る。7月と同様、白血球が1万個以上あった。気管支炎の再発との診断。肺のレントゲンを撮り、抗生物質と気管支拡張の点滴&痰をきりやすくする注射をしてもらう。薬は7種類で5日分(抗生物質は3日分)。
ADW_BONJING.A
ウィルスバスター2005が公開されたのでダウンロード(60.6MBある)。インストールして新機能のスパイウェア検出を実行してみたら、このスパイウェアが検出された。アドウェアらしい。発行元のサイトであるBONZI.COMを見ると、映画コーナーがあるので、そこを見たのだろうか。被害はないようだが、不要なので削除。
来週放送されるらしい。劇場版パトレイバーとガンダムの回だけ見たい。ホストが岡田斗司夫なだけに作品選定がアレですね。どうでもいいが、このページ、タイトルタグは「BSマンガ夜話」になってます。