2004/12/23(木)爆笑厳禁

 骨折して5日目。そろそろ痛みが収まってくるのではと少なからず期待していたが、まだまだ痛い。痛みには慣れてきたが、痛いのに変わりはない。一番の敵は笑いと咳である。幸いなことにクシャミはまだ出ていない。これが一番痛いんだろうと想像する。咳はなんとか我慢できても笑いはなかなか我慢できない。ついつい笑ってしまうと、体を折り曲げて痛がることになる。すると、ますます痛い。

 きょうも家で爆笑してしまい、七転八倒した。いや本当に転がったわけではない。そんなことをしたら、痛みは想像を絶する。

 宿題をしていた長女がこう聞いた。

 「『進む』の反対は何?」

 家内が答える。「退くでしょう。進退って言うから」

 長女のそばにいた小学1年の次女がポツリと言った。

 「むすす」

 これがいけなかった。笑いと痛みが同時にこみ上げてきて、我慢できない。くずおれて苦しむ羽目になった。「むすす」という語感がおかしかったからではない。僕が冗談で言おうと思っていたのに先を越されたからだ。「こいつ、同じこと考えやがって」と思ったらおかしくてたまらなくなったのである。苦しんで体を震わせていると、体の中で「ベリッ」という響きがあった。

 うーむ。形成され始めた仮骨が剥がれたのかもしれない。家にいると、肋骨骨折はなかなか治りませんね。かといって、会社でも昨日、爆笑してしまって苦しんだんですけどね。

2004/12/19(日)肋骨骨折

 昨夜、某所で転んで背中を打った。痛みはそれほどでもなかったが、今朝起きたら激痛に変わっていた。起きあがったり、いすから立ち上がるのにも苦労する。咳をしても痛い。湿布をしたが、昼になっても痛みが治まらないので近くの整形外科へ。これはきっと肋骨にひびが入ったのだろうと想像した。

 診察した医師は背中をたたいて

「真ん中は痛くないんですね」

「はい、左側の方です」

「胸部ですね」

 で、レントゲンを撮る。やはり肋骨が2本折れているそうだ。治療はリブバンド(胸部固定帯)を巻いただけ。痛み止めと湿布と胃薬をもらう。安静にしていれば、1カ月で治るそうだ。それって、全治1カ月の重傷じゃないのか。

 注意することは

  • 重いものを持たない
  • 急激な運動をしない
  • 体をねじらない

 など。うーん、骨を折ったのは初めてだ。何か新鮮な感じ。肋骨が折れたと言うと同情されるが、理由を説明すると、「自業自得」と言われます。

2004/08/22(日)尿管結石

 左わき腹の痛みで目が覚める。午前7時ごろ。激痛ではなく、ずーっと続く鈍痛。トイレに行ったが、治らない。2時間ほど我慢していたが、脂汗も出てきて、痛みに耐えられないので病院へ。ちょうど、自宅近くの内科・胃腸科が当番医だった。超音波でお腹を診断(妊婦さんみたい)。どうも尿管結石らしい。ついでに胆嚢にポリープがあるのも分かる(ゲゲゲ)。まあ、こちらは様子を見るしかないらしい。

 尿管を緩くする注射を打った後、検尿とレントゲン。検尿で潜血反応があり、疑いが濃くなる。レントゲンの結果、腎臓と膀胱の間に小さな石があった。やはり、尿管結石。注射打った後から、痛みがひどくなっていたが、医者は「症状としては軽いですね。水やビールなど利尿作用のある飲み物をたくさん飲んでください。昼過ぎまで痛みがあったら電話を」と言うだけ。薬はなし。そういうものですか。鎮痛剤とかあると嬉しかったんですけどね。

 ネットで検索してみると、尿管結石の痛みは痛風と並ぶものらしい(「一病息災」というページが詳しい)。激痛のため救急車で運ばれる場合もあるとか。ただ命にかかわる病気ではないので、軽く見られる。本人は痛くてたまらないんだが、そんなに同情もされず、なんかかわいそうな病気であるな。

自宅に帰って1時間ほどしたら、痛みは収まった。あとは石が出てくるのを待つだけ。出てきた石の写真をアップしているサイトもあるが、そこまでする趣味はない。