2005/06/29(水)『ホテル・ルワンダ』日本公開を求める会

 間もなく署名運動を始めるそうだ。「ホテル・ルワンダ」は80万人のツチ族虐殺があったルワンダでの実話を基にした映画で、主演のドン・チードルがアカデミー主演男優賞にノミネートされたほか助演女優賞(ソフィー・オコネドー)、オリジナル脚本賞(キア・ピアソン、テリー・ジョージ)の計3部門にノミネートされた。日本の配給会社からは買い手がつかなかったとのこと。IMDBの得点は8.5でトップ250の65位に入っている。

 監督のテリー・ジョージは北アイルランド出身で、「父の祈りを」「ボクサー」「コラテラル・ダメージ」「ジャスティス」の脚本家。監督デビュー作の「Some Mother's Son」(1996年)も評価が高かったようだが、日本未公開。

2005/06/27(月)「Land Of The Dead」予告編

 ジョージ・A・ロメロの新作でゾンビシリーズの最新作。アメリカでは24日に公開され、ボックスオフィスで5位に入っている。個人的には「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」は傑作と思う。2作目の「ゾンビ」(Dawn of The Dead)はちゃんと見ていない。3作目の「死霊のえじき」(Day of The Dead)はビデオで見たが、感心しなかった。今回はどうだろう。

BSアニメ夜話「未来少年コナン」

 たまたまチャンネルを回したら、作画監督の大塚康生が出ていたので見る。大塚・宮崎コンビはこの後、「ルパン三世 カリオストロの城」が最後だったと思う。大塚のマニアックで細密な絵にも感心するが、宮崎駿が絵コンテを1分ぐらいで描いてしまうという話にも驚く。コナンのエンディングのアニメも宮崎駿の鉛筆画だったとのこと。

2005/06/26(日) ビデオ処分

 映画のパンフやキネマ旬報を置く場所がなくなったので、たまったビデオを捨てることにする。とりあえず100本程度。何年も前に録画したものがほとんどだが、中には買ったものもある。哀しいことに多くはカビが生えている。早い時期にDVD化しておけば良かったんですけどね。ついでにもう読むこともない資料とかも捨てた。はっきり言って、キネマ旬報も決算号のみ残して捨てればいいのだし、実際、過去のキネ旬の多くはそうして捨てているのだが、なかなか踏み切れない。

2005/06/24(金) タイトル変更

 スポニチの「スター・ウォーズ」特集(6月17日付)を読んだら、1983年公開の第3作(エピソード6)が「ジェダイの帰還」とあったので違和感があった。劇場公開時には「ジェダイの復讐」だったのに変わったのか? Wikipediaには、去年9月の「スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX」発売時にタイトルが変更されたとあった。なるほど。

 もともと「ジェダイ…」のワーキング・タイトルはRevenge of The Jediだったが、Revengeは語感が強すぎる(イメージもよくない)とされてReturnになった経緯がある。しかし邦題は当初の「復讐」をそのまま使用して公開された。これがそもそも間違いだったわけだが、「シスの復讐」との“ニュアンスの区別をするために”今さら変更するというのも釈然としないものを感じる。

 邦題がビデオ・DVD発売時に劇場公開時から変更されることは少なくないが、「スター・ウォーズ」のように大きな作品の場合は影響も大きい。配給会社はそのあたりをよく考えて邦題を付けて欲しいものだ。

「逆境ナイン」予告編

 「少林サッカー」風の予告編。これだけで十分笑える。主題歌が岡村孝子「夢をあきらめないで」というのがいいですね。全力学園が9回裏112-0からどうやって逆転するのか、楽しみ。監督は「海猿」の羽住英一郎。

2005/06/22(水) 「キング・コング」500円

「キング・コング」のDVD書店に行ったら、DVDがあったので買う。「ヒズ・ガール・フライデー」(1940年、ハワード・ホークス監督)も一緒に買った。というか、最初に「ヒズ・ガール・フライデー」の方に心惹かれたのだ。これはケイリー・グラント主演で、スクリューボール・コメディの古典としてよく引き合いに出される作品。いずれも画質は良くなさそうだが、500円なら腹も立たない。

コスミック出版という会社のDVDで、ここのラインナップを見ると、50年以上前のものばかりなので、著作権フリーの作品を扱っているのだろうか。それにしても「第三の男」まであったのには感心。もちろん、英語(字幕)版のみで日本語版は入っていない。

ついでに、右のジャケットのタイトルは間違っていて、1933年版は「キング・コング」と中点(・)が入るのが正しい。これがないと、1976年のジョン・ギラーミン監督版になる。ギラーミン版はいまやジェシカ・ラングのデビュー作ということでのみ記憶される作品だろう。というか、ジェシカ・ラングも最近、映画で見かけないので、そういう価値もないかもしれない。

ツッコミがあったので、以下に引用。

コスミック出版で扱っている500円dvdの『素晴らしき哉、人生!』ですがどうも問題があるようです。上映時間130分のところ120分しかないそうです。いくら安いとはいえ、こんな事は許されないし、このホームページ見た人が、間違って買ってしますと大変(コスミックさんがその旨を表示していればいいですが)なのでお知らせしときます。ソースは以下です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00070HLGO/ref%3Dlm%5Flb%5F4/249-6065623-1497130

あだちさん、ありがとうございました。