2012/02/17(金)システム回復オプション

 Windows7のデスクトップが起動しなくなった。いや、起動はするが、画面が真っ暗なままでマウスのポインタだけが表示されている。前夜、Windows Updateをして終了し、朝になって起動しようとしたら、こうなった。以前からグラフィックドライバのエラーは時々あって、それが原因ではないかと思う。セーフモードでは起動するが、システムの復元をやってみてもダメだった(この時点ではシステム回復オプションについて知らなかった)。通常起動して電源スイッチで終了を繰り返しているうちに、セーフモードですら起動できなくなった。

 再起動したら、起動の選択肢に通常起動のほか、システム回復ツールというのが出てきた(起動時にF8キーを連打すれば、出てくる。出てこない場合もあるそうだ)。これをやってみる。システム回復オプションには、「スタートアップ修復」、「システムの復元」、「システムイメージの回復」、「Windowsメモリ診断」、「コマンドプロンプト」がある。Dellのコンピュータには最後に「DELL Datasafe復元と緊急バックアップ」が追加されている。最後のやつはいわゆるリカバリで、これをやると、購入時の環境には戻せても、直前の使える環境に戻すまでにはソフトを再インストールしたり、設定を変えたりで平気で2、3日はかかる(経験談(^^ゞ)。これだけは避けたい。

 スタートアップ修復は時間はかかったのにまったく修復できない。2回やったがダメ。システムの復元もやっぱり復元できずにエラーになった。ふーむ。システムイメージの回復がダメなら、リカバリしかない。システムイメージの回復に関しては「システム イメージ バックアップからコンピューターを復元する」を参照。要するにバックアップしていたシステムイメージをリストアすることで、コンピュータをバックアップした時点の構成に復元することができるわけだ。バックアップ日時を見てみたら、幸い前日の午前7時と新しかった。これで復元できるなら、余計な手間がない。

 システムイメージをコピーし直すのでそれなりに時間がかかったが、再起動したら無事に起動して元の環境に戻った。やれやれ。僕のパソコンのCドライブは1テラバイト。システムイメージの作成には数百GB程度のハードディスク領域が必要になる。バックアップは昨年、2テラバイトの内蔵HDDを増設した際に設定した。やっておいて良かったとしみじみ思った。

 Windows95のころのバックアップはほとんど役に立たなかった記憶があるが、大容量のHDDが手頃な価格で手に入る今、バックアップの設定はやっておくべきなのだろう。スケジュールを決めれば、定期的に自動でやってくれるので、普段は意識する必要もないのだから。

2012/02/11(土)さくらインターネットのmod_rewrite

XOOPS Cube Legacy(XCL)のモジュールpicoでHTMLファイルをラップする設定にしてみた。XUGJのModuleManualsを参考に、picoをcontentsにリネームしてインストール。XOOPS_TRUST_PUSの中にwrapsというフォルダを作り、その中にcontentsフォルダを作って、HTMLファイル(test.htmlという名前にした)を入れる。さくらインターネットはPHPがCGIモードで動いているので、PHP.iniの設定に

cgi.fix_pathinfo = 1

を追加。続いてXOOPS_ROOT_PUS/contentsにある.htaccess.rewrite_wrapsを.htaccessにリネーム。これで、http://forums.cinema1987.org/contents/test.htmlにアクセスすれば、表示されるはずだが、「ファイルが見つかりません」。むむむ、原因が何か分からなかったが、.htaccessの設定が悪いのかもしれない。.htaccess.rewrite_wrapsに書いてあるのは以下の通り。

RewriteEngine on
 
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule ^(.*)$ index.php?path_info=$1 [QSA,L]

調べたら、さくらインターネットではRewriteBaseの設定が必要らしい。いろいろ悩んで、以下のように書き換えた。

RewriteEngine on
 
RewriteBase /modules/contents/
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule ^(.*)$ index.php?path_info=$1 [QSA,L]

test.htmlにアクセスすると、「ファイルが見つかりません」は出なかったが、画面が真っ白。エンコードが悪いらしい。test.htmlはUTF-8のファイル。Sift_JISで保存しなおしたら、表示された。UTF-8で表示できないのはこちらの設定が悪いのか、picoのUTF-8の処理にバグがあるのかは分からない。

それにしてもmod_rewriteは面白いな。「URLを操作するためのスイス製のアーミーナイフ」と言われるだけのことはある。もっと使いこなせるようにしたい。

2012/02/01(水)ラベル屋さんHOME

 発端はGoogleの広告に名刺印刷の広告が載ったこと。サイトに行ってみたら、サイト上で名刺のデザインができる。ただ、デザインの自由度は低い。これなら、自分でデザインした方がいいような気がする。で、以前使ったことがあるラベル屋さんHOMEを思い出した。会社の名刺は会社の経費で作れるが、自分で作れば裏面にも印刷できる。裏面のデザインは自分の好きなものにできる。なら自分で作った方が良い。

 ラベル屋さんHOMEはエーワンが無料で公開しているソフトで、なかなかよくできている。文字の配列の変更やグルーピング、デザインの他のテンプレートへのコピー&ペーストなど、かゆい所に手が届く機能がある。会社の名刺のデザインに似せて作り、買ってきた両面印刷用の標準用紙にプリントしたら、出来上がったものは印字が薄い上にペラペラで一般のサラリーマンが配布するにはやや貧弱だった。学生用か趣味用には良いかもしれない。

 というわけでエーワンの厚口A4用紙とエレコムの「なっとく名刺」の特厚口を買ってきた。特厚口用紙にA4判はないようで、名刺の大きさに切ってあるタイプ。これはプリンタで両面印刷ができないのが難だが、表を印刷した後に裏を印刷すればいい。でも、普通に使うには厚口タイプで十分だと思う。

 いろいろ印刷してみて、True Typeのフォントを使うと、小さい文字もきれいに印字できることが分かった。Windowsだと、メイリオとかMS Pゴシック。これもいろいろフォントを使ってみて決めた方がいいようだ。英数字はTimes New Romanがベストと思う。

 ラベル屋さんHOMEにはA4のほか、1枚の名刺サイズのテンプレートもある。エレコムの用紙を使うなら、エレコムが無料で出している「エレコムらくちんプリント」の方が良いのではと思って使ってみたが、機能的にラベル屋さんHOMEとは雲泥の差。入力した文字列をマウスでしか動かせないのではセンタリングも思うようにいかない。両面印刷機能もない。インターフェイスをどこかで見たことがあるなと思ったら、メディアナビの「らくちんCDラベルメーカー」と同じだった。あのソフトの機能を利用したものらしい。

 ラベル屋さんHOMEはエーワンの用紙だけでなく、各メーカーの用紙にも印刷できるが、ソフトを出している会社の用紙を使いたくなるのが人情だろう。しかし考えてみると、名刺サイズのテンプレートがあるのなら、会社の名刺に似せて作る必要はなく、会社の名刺の裏面だけにプリントすれば良いのだった。普通紙なので、印字の品質は良くないが、どうせそんなに名刺の裏が見られるわけでもない。買った名刺用紙は趣味用に使おう。