2012/01/08(日)MFC-J955DN

 ブラザーのファクス付き複合機。昨日届いて設置し、1日中あれやこれやといじり回した。電話はすぐに使えた(当たり前)。無線LANの接続もAOSSを使って簡単だった。電話帳作成もパソコンからできるので楽々。電話しても電話番号が表示されないのはうちがナンバーディスプレイを契約していなかったからで、携帯で普通に表示されるのに慣れていると、なぜだと悩むことになる。BBIQ光電話の場合、ホームページから申し込みができて30分ほどで使えるようになる。迷惑電話の拒否もできるので、ナンバーディスプレイは契約していた方がいいな。

 そこから悩んだのは着信音の鳴り分け。いくら設定してもダメ。ホームページのFAQを見てみたら、メロディ設定をしたのにベル音しか鳴りません。 着信鳴り分けもできません。というのがあった。ファクスの無鳴動受信を設定していると、ダメとのこと。これを解除したら、鳴り分けができるようになった。

 インクジェットはがきの両面印刷に対応していないなどプリンタとしては力不足の点もあるのだけれど、ファクスといえどもパソコンとつながっていた方が便利なのを実感した。ブラザーはテレビやブルーレイにおける東芝のような存在ではないかと思う。エプソンやキヤノンのプリンタにない便利な機能を実装していけば、現在の“第三の選択肢”から第一の選択肢になる可能性もあるだろう。

Google Cloud Print

 MFC-J955DNはGoogle Cloud Print(GCP)に対応しているので設定してみた。マニュアルにはプリンタのIPアドレスにブラウザからアクセスして設定すると書いてあるが、接続できない。もしやと思ってファームウェアをバージョンアップしたらできるようになった。無線LANによるファームのバージョンアップは推奨されていないが、無線状態がよほど悪くなければ大丈夫だろう。

 Googleのページには「現時点で Google クラウド プリントはご利用いただけません」と書いてあるし、まだベータ版だが、ヘルプはちゃんと日本語になっている。使ってみたら、使える。外出先でも自宅や職場のプリンターを使えるというなかなか面白いサービスだが、あまり利用シーンを思いつかない。スマートフォンのドキュメントを印刷したり、自宅にファクス代わりに送信するということはできるか。

 ちなみにGCPは対応プリンタでなくても、パソコンにプリンタがつながっていれば使える。自宅のパソコンは外出した時には電源切るか、スリープ状態にしているだろうから、対応プリンタの方が便利ではあるが、GCPに送信した印刷ジョブは保存されているので、帰宅後に印刷することも可能だ。ただ、これもメールで送るか、Drop boxあたりを使えば、済むことだなあ。

2012/01/04(水)「冬の小鳥」

 描かれる韓国の70年代の子供たちの姿は「クロッシング」の北朝鮮の子供たちに比べれば、まだ幸せだが、映画の作りはこちらの方が上。へたなセンチメンタリズムに陥らないところがいい。ウニー・ルコント、名前を覚えておくべきだろうが、自伝的な作品だった第1作だったからうまくいった可能性もある。2作目にどんな映画を撮れるのかは未知数だと思う。「クロッシング」はベタな展開で社会派の視点が希薄なのが惜しかった。

2012/01/03(火)無線LANとファクス

 自宅のファクスが壊れたので購入を検討。いろいろあって迷うが、ほぼブラザーの複合機に決めた。パソコンでファクスを送受信でき、無線LANが使えるのがポイントだ。プリンタは現在、2台あり、もういらないとも思うが、ファクス単体を買っても、そんなにファクスを送受信するわけでもないのだから、無駄になりそうなのだ。ほとんど使わないファクスの印刷機能よりもコピーやスキャンができるプリンタの方がましだ。

 薄型インクジェット複合機(MyMio)の紹介ページを見ると、ファクス付きで検討できるのはMFC-J825N、その上位機種で電話付きのMFC-J955DN、本体と電話機を離れたところに置けるMFC-J855DNの3台。実際にヤマダ電機に見に行ったら、通販の価格よりも少し高かった。とりあえず、カタログを持って帰って仕様を検討。買おうと思っていたMFC-J855DNは両面プリント機能がなく、ファクスの通信速度も遅い。プリンタ1台を選ぶ場合にはこれは少し障害になるか。両面プリントは今や普通の機能だからなあ。まあ、それを考慮しても電話機と本体が無線でつながるメリットは大きい。

 各社のファクスも検討してみた。Panasonicとシャープのファクスは受信データをSDカードに保存でき、パソコンにつないだプリンタから印刷できる。シャープ製品の場合、SDでできるのは受信データの保存と携帯電話の電話帳取り込み、会話の録音で、パソコンでデータを作ってそれをファクスすることはできない。パソコンでデータ作るなら、メール使えよということなんだろう。パナソニック製品はパソコンで作ったデータをSDに保存してファクスすることもできる。ところが、驚いたことにこの機能(ファクス送信用変換ソフト)、64ビットのパソコンには対応していない。何考えてんだろう。今や64ビットが主流になりつつあるのに。これは将来的に対応するのだろうか。

 SDでデータをパソコンに移動するよりは無線LANでつながった方が手間はかからない。ブラザー製品の優位性はここにある。ただ、Panasonicとシャープの製品はDECT1.9GHz方式に対応している。2.4GHzの電波は無線LANと干渉する。電子レンジなどでノイズが入ったり、通話が切れたりする場合もあるため、「日本ではこのDECT方式を参考に、1.9GHz帯を使用するデジタルコードレス電話の新方式として、2010年10月に総務省にて正式に制度改正が行われ」たのだそうだ。これはメリットだろう。

 はっきり言って、プリンタが広く普及した今、パソコンと無線でつながれば、ファクスに印刷機能なんていらない(印刷機能のないシャープのインテリアホンにはそういう意味もあるのだろう)。電話機単体で無線LAN機能を搭載し、画面で見て必要なものだけ、プリントすればいいのだ。しかし今後、コードレス電話の電波が1.9GHzに移行していけば(間違いなくそうなる)、ブラザー製品のような仕様は難しくなる。電話機本体と受話器は1.9GHzでつなぎ、パソコンとは2.4GHz(か5GHz)でつながなくてはいけない。2.4GHzと5GHzの両方を搭載したルーターはあるから、電話機でも2.4GHzと1.9GHzの両方を搭載することはできなくはないと思いますけどね。

2012/01/01(日)Comp EPUB(EPUB圧縮・解凍ツール)

電子書籍ファイルのEPUBはZIPで固めたファイルだが、WindowsのZIPで圧縮すると、生成したEPUBにはエラーが出る。日本語Epubブックサンプル - 横浜工文社によると、mimetypeというファイルを圧縮せず、圧縮ファイルの最初に持ってこなければならないなどの制限があるためだ。

Info-ZIPを使って、バッチファイルでやればできるが、バッチファイルをいちいち作るのは面倒なので、対象フォルダをドラッグ&ドロップすることでEPUBファイル生成するソフト(Comp EPUB)を作った。圧縮だけでは物足りないので、EPUBファイルの解凍もできるようにした。圧縮・解凍ファイルのどちらもデスクトップに生成する。

圧縮にはInfo-Zipを使用。解凍はなでしこのDLLを使っている。というわけで僕が作ったのはインターフェイスだけ。ドラッグ&ドロップのほか、右クリックの送るからEPUBの圧縮・解凍をする設定もできるので、EPUBをよく作る人(どれだけいるんだ?)に少しは便利かもしれない。

需要はあまりないでしょうが、ダウンロードはシネマ1987onlineフォーラムのダウンロードからできます。