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2012年01月03日の記事

2012/01/03(火)無線LANとファクス

 自宅のファクスが壊れたので購入を検討。いろいろあって迷うが、ほぼブラザーの複合機に決めた。パソコンでファクスを送受信でき、無線LANが使えるのがポイントだ。プリンタは現在、2台あり、もういらないとも思うが、ファクス単体を買っても、そんなにファクスを送受信するわけでもないのだから、無駄になりそうなのだ。ほとんど使わないファクスの印刷機能よりもコピーやスキャンができるプリンタの方がましだ。

 薄型インクジェット複合機(MyMio)の紹介ページを見ると、ファクス付きで検討できるのはMFC-J825N、その上位機種で電話付きのMFC-J955DN、本体と電話機を離れたところに置けるMFC-J855DNの3台。実際にヤマダ電機に見に行ったら、通販の価格よりも少し高かった。とりあえず、カタログを持って帰って仕様を検討。買おうと思っていたMFC-J855DNは両面プリント機能がなく、ファクスの通信速度も遅い。プリンタ1台を選ぶ場合にはこれは少し障害になるか。両面プリントは今や普通の機能だからなあ。まあ、それを考慮しても電話機と本体が無線でつながるメリットは大きい。

 各社のファクスも検討してみた。Panasonicとシャープのファクスは受信データをSDカードに保存でき、パソコンにつないだプリンタから印刷できる。シャープ製品の場合、SDでできるのは受信データの保存と携帯電話の電話帳取り込み、会話の録音で、パソコンでデータを作ってそれをファクスすることはできない。パソコンでデータ作るなら、メール使えよということなんだろう。パナソニック製品はパソコンで作ったデータをSDに保存してファクスすることもできる。ところが、驚いたことにこの機能(ファクス送信用変換ソフト)、64ビットのパソコンには対応していない。何考えてんだろう。今や64ビットが主流になりつつあるのに。これは将来的に対応するのだろうか。

 SDでデータをパソコンに移動するよりは無線LANでつながった方が手間はかからない。ブラザー製品の優位性はここにある。ただ、Panasonicとシャープの製品はDECT1.9GHz方式に対応している。2.4GHzの電波は無線LANと干渉する。電子レンジなどでノイズが入ったり、通話が切れたりする場合もあるため、「日本ではこのDECT方式を参考に、1.9GHz帯を使用するデジタルコードレス電話の新方式として、2010年10月に総務省にて正式に制度改正が行われ」たのだそうだ。これはメリットだろう。

 はっきり言って、プリンタが広く普及した今、パソコンと無線でつながれば、ファクスに印刷機能なんていらない(印刷機能のないシャープのインテリアホンにはそういう意味もあるのだろう)。電話機単体で無線LAN機能を搭載し、画面で見て必要なものだけ、プリントすればいいのだ。しかし今後、コードレス電話の電波が1.9GHzに移行していけば(間違いなくそうなる)、ブラザー製品のような仕様は難しくなる。電話機本体と受話器は1.9GHzでつなぎ、パソコンとは2.4GHz(か5GHz)でつながなくてはいけない。2.4GHzと5GHzの両方を搭載したルーターはあるから、電話機でも2.4GHzと1.9GHzの両方を搭載することはできなくはないと思いますけどね。