2019/07/25(木)Tマガジンと楽天マガジン

 クラブPanasonicにTマガジンへのリンクがあったのでお試しに登録してみた。サービスは5月から始まったらしい。税抜き料金は月額400円。楽天マガジン(月額380円、年額3600円)と比べると高いが、雑誌は400誌ぐらいあるらしいので、楽天より150誌ぐらい多いことになる。
Tマガジン

 Tマガジンにあって楽天マガジンにないのはコミックとタウン誌、R18雑誌。R18の雑誌はデフォルトではアプリには表示されない。ブラウザでアクセスしてお気に入りに追加すると、アプリでも読めるようになるとのこと。あとはだいたい同じようなもの。楽天にある週刊新潮と週刊大衆がTマガジンにはなく、代わりに週刊朝日と週刊実話(ライト版=R18の方にライト版じゃないのがある)があったりする。こういうサービスを選ぶ場合、重要なのは数じゃなくて自分が読みたい雑誌があるかどうかだろう。

 操作は微妙に異なる。パソコンのブラウザで見る場合、マウスホイールは楽天ではページの拡大・縮小だが、Tマガジンはページ送り・戻りになる。スマホやタブレットのアプリも挙動が違う。楽天は雑誌を外部メディアにダウンロードできるが、Tマガジンは本体のみ。楽天は必ずダウンロードして読むことになるが、Tマガジンはダウンロードしなくても読める。というか、キャッシュに保存することになるのだろう。

 使ってみて分かったが、この仕様は決定的にダメだ。雑誌をたくさん見ていくと、本体のストレージをすぐに圧迫してしまうのだ。アプリにキャッシュ削除の設定もないので、本体設定からデータ削除を行わなくてはいけない。明示的にSDカードへのダウンロードをできるようにするか、アプリの設定でデータ削除をできるような改善を望みたい。

 使用できる端末は楽天マガジンが5台まで、TマガジンはPC1台とスマホ・タブレット5台。楽天マガジンは5台以内ならPC2台でも読めるが、Tマガジンは別のPCを使うと、それまで使っていたPCから強制的にログアウトされる。これはちょっと面倒な仕様だ。Yahoo!のアカウントを2段階認証にしているので、すぐにログインできないのだ。

 料金はそれぞれTポイントと楽天スーパーポイントで支払える。Tポイントで払えるなら、入っていても良いかとも思えるが、どう考えても同じようなサービスに加入しているのは無駄だ。個人的には料金の安さとアプリの使い勝手の良さを考慮して楽天マガジンの方を選ぶ。Tマガジンはお試しで終了することになるだろう。

 Tマガジンにはパソコンを始めた頃によく読んでいた月刊「DOS/V パワーレポート」があって嬉しかったが、なんと次号から季刊になるという。パソコンも雑誌も売れない状況とはいえ、寂しい思いがあるなあ。「DOS/V パワーレポート」は最後のパソコン自作雑誌とのことで、季刊でもなんとか生き残ってほしいものだ。

2019/06/09(日)マルチキャスト伝送速度の最適値

 NECのルーターには「マルチキャスト伝送速度(Mbps)」という設定がある。ヘルプには以下のように書いてある。

マルチキャストを伝送する速度を指定します。マルチキャストストリーミングサービスを利用する場合には、伝送速度の値を変更する(上げる)必要があります。ご利用になるストリーミングサービスの伝送速度に合わせて本設定値も変更してください。

 これ読んでもよく分からないが、家庭で利用するストリーミングサービスと言えば、Netflixなどの動画配信サービスのほかは、テレビやブルーレイに録画した動画をDLNAで視聴することぐらいか。環境によってこれの最適な値は変わってくるだろう。だからNECもベストな数値は書いていない。ネットを検索してみても、書いてあることはさまざまだ。自分で親機と中継機のそれぞれの設定をいじってみて、どこが最適かを調べる必要がある。昨日から設定値をいろいろ変えて分かったことは僕の環境では24Mbpsにするのが最適だということ。

 ブルーレイレコーダーに録画した動画を離れた部屋のタブレットやパソコンで見る場合、電波はブルーレイ→中継機→親機の方向なので親機の数値は変更しなくて良い。というか、大きい数値の方がいいだろうと思って親機を54Mbpsに変更したら、電波が弱くなりすぎて中継機と接続できなくなる場合があった。親機と中継機の接続は結局、5GHz帯に戻した。親機と中継機を5GHzで接続すると、中継機とスマホなどの子機の5GHz接続スピードは親機-中継機の半分になるが、それでも5GHz帯の方が電子レンジなどの影響を受けないので良いと思えたのだ。

 悩ましいのは親機と中継機の5GHz帯のSSIDは同じでも、接続先が自動で切り替わるにはタイムラグがあること。タウンWiFiなどのアプリを使ってもこのタイムラグはなくならず、電波の強さが変わる場所にきたら手動で切り替えた(WiFiをオフにした後オンにする)方が速い。以前のルーターでは親機と中継機を5GHz帯、中継機と子機の間を2.4GHz帯で接続していたが、その時も親機の近くにいる時は5GHz帯、中継機のそばに来たら2.4GHz帯に切り替えていたから、同じ手間ではあるんですけどね。