2009/02/04(水)ココログファイルの切り分け

ココログの全文検索はいちいち「このブログ内で検索」を選ぶのが面倒なので、Googleのカスタム検索を付けた。サイドバーに設置するには「マイリスト」の新規作成でメモを選び、ソースを貼り付ければよい。それだけでは面白くないので、検索結果をサイドバーに表示するようにした。この作り方は以前、映画とネットのDIARY(2009-01-07)に書いた通り。

これで少しはましだが、Namazuでも検索できるようにしたいところ。ココログの設定画面から書き出したファイルは1ファイルに全部の記事が収容されている。これを切り分け、1記事1ファイルの形にしてNamazuで検索できるようにすれば良いわけだ。で、秀丸で切り分けるマクロを書いてみた。

#num = 50;
#count = 0;
disabledraw;
call repeatSub;
enabledraw;
endmacro;
repeatSub:
while( #num > 0){
searchdown "--------";
    if(!result){endmacro;
    }else{
    call cutSub;
    #num = #num-1;
    }
    setactivehidemaru 1;
    closehidemaru 2;
}
return;
cutSub:
    gofiletop;
    beginsel;
    searchdown "--------";
    cut;
    deleteline;
    openfile "";
    paste;
    #count = #count + 1;
    $count = str(#count);
    saveas "cocolog" + month + day + hour + minute + second + $count + ".html";
return;

#numは作成するファイル数を指定する。大量に記事を書いている場合はこの数字を増やすか、何回かマクロを繰り返せば良い。しかし、これで検索できるようになっても実際のページには飛べない。自分で確認できるだけ。ココログのファイル名は一定の規則にはなっていないのでこれは仕方ない。いや、規則はあるんだけど、タイトルによっても変わるので不規則なのだ。

2009/02/02(月) トラックバックスパム

 tDiaryにもトラックバック機能はあるが、有効にはしていない。トラックバック先のURLだけがあって肝心のトラックバックがまったく付かないのは寂しいからだ。ココログの方のブログは公開して1カ月で6個のトラックバックが付いた。ほう、あるものだなと最初は思ったが、このうちの3個はアダルトサイトや出会い系サイトからのもので明確なスパム。速攻で削除した。残りの3個はトラックバックを「勝手にリンク機能」と勘違いしている人からのものだった。本文中にこちらのブログへのリンクがないのだ。これもスパムに近いし、中にはそういうトラックバックを許可しない人もいるのではないかと思う。

 僕はとりあえずそのままにしているが、トラックバックは無条件に許すのではなく、承認制にした。これでアダルトサイトのURLで汚される心配はない。トラックバックって、あまり有効ではないのではないかと思ってしまうが、ふと思いついた。2つのブログを持っている場合、そのブログ同士に関連のある記事を書くことがたまにある。これこれのように。関連記事はリンクしておけばいいのだが、トラックバックならそれが簡単にできる。そういう使い方もあるので、この日記でも有効にしようかと思う。

 で、有効にして、ココログからトラックバックしてみた。でも表示されない。なぜだろうと思ったら、設定で「中に自サイトへのリンクがあれば表示する」という設定になっていた。なるほど。これなら単にリンクされることを防げるわけか。反対にこちらからココログにトラックバックを送ってみたら、サーバーエラーになった。ping.rbと同じエラーだな、これは。

2009/01/27(火)mixi日記へのアクセス

mixiの日記を外部ブログに変更すると、自分でも過去のmixi日記にアクセスできなくなる。過去の日記が残っているかどうか不安になるが、確かめたらちゃんと残ってた。アクセスする方法はあるのだ。backup_mixiですべてをダウンロードしていれば、という条件が付くが。

backup_mixiでDドライブにファイルをダウンロードしたとする。ファイルをブラウザで開くと、パスは

file:///D:/backup_mixi_win/mixi_backup/diary/759528750.html

という感じになるだろう。これを以下のようなmixiのURL形式にすればいいだけのこと。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=759528750&owner_id=自分のmixiID

 ここで必要なのはファイル名に付く番号の759528750と自分のIDだけなので、秀丸のマクロなどを使って書き換えてしまえば、アクセスは簡単だ。といってもいちいち、マクロを実行するのは面倒。僕は2年前、Namazuを利用したmixi日記の検索ツールを自分用に作っていて、これにローカルファイルから直接mixiの該当URLに飛ぶ機能を付けておいた。パスを自動で書き換える機能。これが今ごろになって役に立つとはね。もっとも、そんなツールではなく、NamazuのReplaceだけでもアクセスはできそうだ。

mixiには3年近く日記を書いてきたので、これをすべて埋もれさせるのはなんだかもったいない。というわけで、さくらのブログに書評だけでも移しておこうかと思って作業を始めた。ところが、さくらのブログの仕様に腹が立つことが多い。画像の配置にCSSを使っていなかったり、なんだこれはと思ってしまうことが多々ある。一番腹が立つのは「改行を<br />に変更する」というやつ。「段落をPタグで囲む」仕様が文法的には正確だろう。BRタグが多数続くと、みっともない。

tDiaryはちゃんとPタグを入れてくれるし、これ極めて簡単な処理なんだから、取り入れて欲しいものだ。仕方がないので、秀丸に文章を貼り付け、以前書いたPタグ挿入マクロで加工することにした。段落をPタグで囲むのが、いかに簡単かはこのマクロを見れば分かる。たったの2行なのである。しかも実際に処理をしている部分は1行だけだ。

というわけで移す作業をしているのだが、やっているうちになんだかイライラしてきた。労多くして功少なしな感じ。ココログに移した方がストレスは少ないな、これは。ココログのコンテンツ拡充にもなるし、そうしよう。

2009/01/25(日)さくらのブログ

 使ってみた。ブログのタイトルさえもう思い浮かばないので、公開する気はないが、ココログとどう違うかを試してみたかったのだ。それにレンタルサーバーを借りていれば、50個まで作成できるというのは、使わなければもったいないという気分になる。

 適当にタイトルを付けて、設定画面を開いてみると、デザイン面では規定のテンプレートしか選べず、CSSをいじるところも見あたらない。ココログよりカスタマイズ面では有利かと想像していたが、違った。これはがっかり。他人とは違うデザインを適用したいので、規定のテンプレートでもカスタマイズできるようにしてほしいところ[000383]「さくらのブログ」でCSSは編集できますか?にカスタマイズ方法があった)。記事の投稿方法などに関してはココログと同じ。携帯にも対応している。

 ココログで便利なのはアクセス解析で、生ログに訪問者IDを表示しており、これに名前を割り当てられること。割り当てると、mixiのように誰がアクセスしてきたか名前で表示される。誰がこのIDになるかはその人のプロバイダやパソコン環境を知らなければならないが、知り合いだったら、分かるだろうし、何回もアクセスする人は知らなくても適当に名前を付けておけばいい。ココログの強みはこのアクセス解析が強力なことだ。

 さくらのブログはココログと同じMovableType系なので、記事のインポート・エクスポートに対応している。ココログの記事をインポートしてみると、うまくインポートできるんだけれど、PタグとPタグの間に<br />が入ってしまい、行間が広くなる。

 ココログより優れているのは標準で検索に対応していることか。でも、これも公開ページならば、Googleなどで代用できるからなあ。使い道として思い浮かぶのは臨時のページを早急に作る場合とか、パスワード保護をかけておいてWeb上のメモとして使うことぐらい。あ、あと以前考えていたのはホームページの更新情報に使えるかということ。当然のことながら、RSSを自動作成するので、手作業や別のプログラムで作る必要がない。しかし、RSSというのはリンクをクリックしたら、該当ページに飛ぶのが普通なので、ちょっと違うかなという気もする。長いお知らせがある場合には有効かもしれない。

社会派映画とエンタテインメント

<%=image_left( 0, 'キネマ旬報2月上旬号表紙', 1)%>

キネ旬2月上旬号の「誰も守ってくれない」特集を読む。映画を見る前に特集記事はあまり読まないことにしているが、これだけは読むべきだったと後悔した。昨夜、放送された「誰も守れない」について書いてあったのだ。読んでいれば、見逃すことはなかったのに。

特集記事では佐藤浩市と君塚良一のインタビューが面白かった。映画は最初の場面から順撮りで撮影されたそうだ。ドキュメンタリータッチを取り入れるためで、NGを出してもそのまま撮り続け、何度も同じ場面を撮影した。その中から良い場面をピックアップして編集した。だから、佐藤浩市はどんな映画になるのか想像ができなかったという。

君塚良一はこの映画について「社会派ヒューマンエンタテインメント」としている。この映画の感想はSorry, Wrong Accessに書いた通りだが、僕が映画に感じた「現実社会に隣接したところで真摯に組み立てたエンタテインメント」という印象は遠くないか。エンタテインメントと社会派作品について君塚良一が述べているところを引用しよう。

かつての映画は、エンタテインメントと社会派を分けていなかったと思うんです。映画は観客のものだから、観客のことを忘れずに面白いものを作ることが大前提なんだけど、必ずそこには社会性や作者のメッセージが入っていた。(中略)今ではそれが分かれてしまったのは、恐らくハリウッド映画の影響だと思うんです。つまり、映画を見ている間は何も考えなくていいんですよ、という映画を作り始めた。(中略)でも僕は、かつての映画のように、面白くして、なおかつ何かを伝えることができる作品が必要なのではないか、と思っているんです。

そうなのだ。生真面目なだけの社会派作品というのは、描いていることは、ご説ごもっともではあっても、観客としてはあまり面白くない。観客に見られない映画を作っても仕方がない。メッセージをこめた面白い作品を作ることが理想だろう。君塚良一のこの路線は間違ってないし、エンタテインメントを楽しければいいという矮小化した解釈で作ってる他の監督も見習ってほしいところだ。僕は、君塚良一はフランク・キャプラも好きなのではないかと推測しているが、これに関して言及はなかった。君塚良一はかつてのハリウッド映画を大量に見ているはずだから、この推測あながち間違ってはいないと思う。

2009/01/21(水) ブログの不自由さ

 ココログのマイフォトは手軽にWebアルバムを作れるので、いろんなスタイルになって見苦しかった映画パンフコレクションを作り直した。その過程で画像のアップロードが面倒なことに気づいた。FTPならすぐに終わるのに、ココログでは最高でも15枚までしか一度にアップできない(zipファイルでまとめてアップできると知ったのは全部アップし終わってからだった)。このアップローダーは画像1枚につき1ページを作ってくれる。552枚の画像をアップしたので、552ページできたことになる。感心するのはそのすべてのページでアクセスがカウントできること。こういうページ作成を手作業でやっていたら大変な時間がかかる。そのあたりは優秀なところだろう。

 問題なのは出来上がったページのカスタマイズができないこと。戻るリンクを張りたいページに張れない。HTMLファイルを直接書き換えられないのは不便でしょうがない。これはWebアルバムだけでなく、Webページもそう。ヘッダ部分の書き換えをしたいのだが、できない。こういう制約はだれにでも簡単にブログを作れるように操作を簡略化したためだろう。本格的なホームページは別のスペースで作れということか。ま、その通りなんだけど。個人的には作りに制約の多いブログはホームページの代わりにはならない。あくまでホームページのコンテンツの一部なのだと思う。

 画像ファイルを大量にアップしたので、ココログのファイル容量は26MBほどになった。ホームページの方は16MBしか使ってない。内容はともかくファイルの数に関してはココログの方が多くなったわけだ。ちなみにcinema1987.orgのファイル容量は600MBを越えている。XOOPSなどのプログラムをたくさん置いてるからだが、10GBのスペースなので、これでもなんてことはない。