2007/02/18(日) サイト内を検索エンジンで検索

 Googleで自分のサイト内に限って検索させる場合、キーワードと一緒に:site cinema1987.orgなどの文字列を入力すればいいのは有名。ただし、これだと一般のプロバイダでホームページを作っている場合には自分のサイト内だけというわけにはいかない。@niftyの場合、homepage3.nifty.comの中にはいったい、いくらぐらいのホームページがあるんだか想像もつかない。数千(数万?)はあるのではないか。

 この場合、自分のサイトのURLに固有の文字列を一緒にわたしてやればいい。http://homepage3.nifty.com/cinema1987/の場合はcinema1987。こうすると、かなり絞り込める。ただ、これでも同じドメイン内でリンクされている場合はリンク先のサイトも検索結果に出てくるだろう。リンク先に自分のサイトの悪口が書いてある恐れもあるので一長一短なやり方ではある。

 Yahoo!やgooの場合も同じように固有の文字列を入力すれば、自分のサイトを優先的に表示することができる。というわけで、そういう文字列を渡すperlスクリプトを書いて、トップページの検索フォームに使ってみた。Yahoo!とgooの場合はhomepage3.nifty.comに絞ってはいないので、この日記や別館の検索結果も出てくる。これはけっこう便利だったりする。もちろん、他のサイトの検索結果も出てくるので一長一短であることに変わりはない。

一太郎2007

 Just Suite 2007に不具合があったそうで、1週間遅れになったが、ようやく届いたのでインストール。新機能のエディタフェーズは普通のテキストエディタだが、ブログを書く際などにテキスト入力欄(テキストエリア)を右クリックすると、このモードの一太郎で編集できる機能が付属している。これは対応したソフト(エリアエディタなど)が他にあり、以前、秀丸を起動するように設定していたことがある。標準で付属すると、便利と言えば、便利か。

 ただし、これ、インターネット・エクスプローラーにしか対応していない。IEのエンジンを使っていてもSleipnirではダメだった。対応ブラウザを増やして欲しいところ。ファイルのデフォルトの保存先はC:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Temp。これは変更できるが、ファイル名をいちいち付けることを考えると、自作の秀丸マクロを使った方が簡単。

 あとは個人的には検索・置換が正規表現に対応したことぐらいがメリット。いつも思うのだが、ATOKをバージョンアップする際に省入力変換も引き継いで欲しいと思う。また一からやり直しになるのである。

2007/02/10(土)「幸福な食卓」

 「幸福な食卓」パンフレットこのタイトルと「父さんは、今日で父さんを辞めようと思う」というとんでもないセリフで始まる映画なので、これは家族の問題を扱った映画なのだろうと思ってしまうのだが、この映画、家族の問題の追求部分は決して深くはない。例えば、マイク・リーあたりの映画に比べるべくもないぐらいの深みである。しかし、これは幸福な家族の食卓にかつていて、今は壊れた家族の食卓にいる主人公・中原佐和子(北乃きい)の話であると割り切ってしまえば、好感の持てる作品だと思う。

 佐和子と席が隣になった大浦勉学(勝地涼)との関係が心地よい。佐和子はきりっとしたまっすぐにまじめな少女であり、大浦は佐和子を守るように包み込むように佐和子に接する。大浦は金持ちの息子で、母親がベンツで塾へ送り迎えするという、普通に考えれば、お坊ちゃまなタイプのひ弱なやつと思えるのだが、そのキャラクターの根幹はかつてのガキ大将っぽい男らしい男なのである。2人を接近させることになる給食のサバのエピソードがそれを象徴しており、佐和子に自分が稼いだ金でクリスマスプレゼントを贈るために新聞配達のアルバイトをするというのも大浦のキャラクターをよく表している。北乃きいと勝地涼のキャラクターの魅力で見せる映画であり、よくできた青春映画と受け取ってしまっていいのではないかと思う。堤防を歩く北乃きいを延々と映し続けるラストシーンなどはアイドル映画のような趣で、小松隆志監督は北乃きいをとても魅力的に撮っている。他の描写すべてが北乃きいを引き立たせる道具になり、壊れた家族の再生が背景に退いてしまっているのだが、それでもいいと思えてくる映画である。

 原作は中学教師でもある瀬尾まいこ。父親(羽場裕一)が「父さんを辞める」と言い出した理由は徐々に明らかになる。父親は3年前、風呂場で自殺未遂を起こした。それが原因で、母親(石田ゆり子)は家を出てアパートで一人暮らしを始め、兄(平岡祐太)は成績がずっと一番であったにもかかわらず、大学進学をやめて農業を始めた。兄が語る「歪み」がこの映画のテーマの一つ。兄は一番を維持するためにだんだん自分の中で歪みが大きくなってきたと佐和子に告白する。その歪みを断つには死ぬしかないと、父親の姿を見て思ったというのがよく分かる。父母もまた、自分を押し殺して決められたレールの上に乗っているのが耐えられなくなったのである。レールを外れた家族はそれでも緩やかな関係を保っているけれど、佐和子が精神的なショック状態に陥ったことで再び、関係に変化が訪れる。「気づかないところで、中原っていろいろ守られてる」という大浦の言葉が示すように佐和子を守るために家族は元に戻ることになるのだろう。それを具体的に描かず、兆しで終わらせているところがいい。

 レールに乗った家族と対照的なのが兄の恋人の小林ヨシコ(さくら)で、兄のほかにも恋人を持つヨシコに佐和子は怒るのだが、ヨシコは自由だからこそ精神的には最も健全な立場にいる存在だ。小松隆志はこうした人間関係にはあまり深入りしていない。というか、説明過剰になることを避けて、抑制していると言うべきか。演出に緩みと思える部分も少しあるが、全体的には少女を中心にした物語としてうまくいっていると思う。

2007/02/08(木) Hotmailに届かない

 さくらインターネットのサーバーを経由したメールがHotmailでは受信拒否される。最近、メーリングリストの不達エラーメールが多いので気づいた。試しにさくらのアドレスから自分のHotmailに送ってみたら、見事に拒否された。これは2ちゃんねるでもmixiでもスレッドができている。mixiのコミュニティによると、さくらのIPアドレスがblacklist.spambag.orgというサイトのブラックリストに載っているとのこと。これはさくら側ではどうしようもなく、解除申請も断られたそうだ。

 さくらレンタルサーバのブラックリスト登録状況についてを見ると、ほとんど全部というほど多くはないようだが、僕が利用しているサーバーもしっかりブラックリストに入っている。Hotmail宛てのメールなんてほとんど出さないが、それでも困ることは困る。

 さくらのサーバーにスパム業者がいたのが悪いのだが、それでも一括してブラックリストに載せるというのは乱暴すぎる。影響がかなりあるのではないか。

 mixiのコミュニティの最初の記事は昨年10月に書かれたもの。僕のメールが届かなくなったのは今月に入ってから。ということはブラックリストは徐々に増えているようだ。

Xoops Protectorバージョンアップ

 XOOPSのセキュリティモジュール。6日にバージョン3が正式版として公開されていたのでバージョンアップ。mainfile.phpを書き換えたり、xoops_trust_pathを設定したりで何かと面倒。mainfile.phpの記述を間違えたためにサイトが表示されなくなって焦ったが、なんとか無事にバージョンアップできた。これを入れていると、安心できる。

2007/02/04(日) NMZ.slogの整理

 Namazuの検索キーワードを保存するNMZ.slogは放っておくと、ファイルサイズが増えるばかりなので、時々チェックした方がいい。久しぶりに見てみたら、IPアドレス60.28.17.75からの検索がここ数日で5500回ほどあった。クローラーに違いない。ダウンロードした後、拙作の秀丸マクロ(不要行削除マクロ)を使って削除した。これ、時間が少しかかるので、disabledrawの処理を付け加え、描画をしないで削除するようにしたら、少し速くなった。このほか、検索回数が100回を超えているIPアドレスはクローラーと思って間違いない。なぜ、こんなにクローラーが多いかというと、最近の検索キーワード(nlview.cgi)のリンクをたどっているため。このCGIは表に出さない方がいい。サーバーに余計な負荷がかかるだけ。

 Namazuと言えば、再検索CGI(subsearch.cgi)が対応しない検索エンジンが多くなっていた。仕様が変わったためだろう。少し書き換えればすむことなので、そのうち。ま、GoogleとYahoo!には対応しているのでいいでしょう。で、このsubsearch.cgi、Namazuで検索してキーワードが見つからなかった場合に、XOOPSで構築しているサイトにキーワードを渡したいと思い、改造してみた。XOOPSの検索もgetなので対応できるのだった。

 というわけで、修正した。こんな感じ

2007/01/31(水) 「ヨンクの話2007」

 「NAVI」3月号表紙自動車雑誌「NAVI」3月号の特集。これは読み応えがあった。清水和夫が内外の10台の車の走行性能を雪道でテストしたレポートで、ダイナミック・セーフティ・テスト(DST)の雪上版。心が動きつつある日産スカイラインはさんざんな評価で、購入意欲が萎えてくる。一般道と高速走行は問題ないが、雪道では他の車に比べてほとんど話にならないぐらいのレベルだ。

 「スカイラインは“4WDはとりあえず4WDにしておけば雪道で困らないでしょう”みたいな感じ。ドライバーズカーとしてみたら、あのチューニングは鍛え直した方がいい」というのが結論。具体的にはトラクションコントロールが過激なくせに、解除のタイミングが遅いとか、VDC(横滑り防止装置)をオフにすると、「4WDとは思えないほどのオーバーステアに悩まされれる」とのこと。テスト車は2500CCなので4WAS(4輪操舵)は装着されていないが、この世界初の装置自体、あまり評判はよろしくないようだ。

 僕が雪道を走ることなど、まずないのだが、車の限界性能は高いに越したことはない。こういうテスト結果だと不安になる。普通のFRのDSTもやってほしいものだ。

 日本車で評価が最も高いのはレガシーB4。これはもう少しデザインが良ければ、購入意欲が湧いてくるんだがなあ。

 ところで、清水和夫がブログ「雪道で四駆がFFに負けた日」に書いている「1.3リッターのFF」については記事の中には出てこない。何の車種か知りたいものだ。

 このDSTの模様はスノーDST in 裏磐梯に動画がある。