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大学受験の成功例を描いて文部省特選にしたいぐらいの感動作だが、高校の先生が主人公をクズ呼ばわりするのに比べて、生徒を褒め、良いところを伸ばそうとする塾の先生の方がどう見ても優れているので文部省が勧めるわけにはいかないだろう。
ベストセラーとなった実話「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を土井裕泰監督で映画化した。主演の有村架純が素直に好演し、土井監督が得意のホームドラマを絡めて笑わせて泣かせる話に仕上げている。夢を持つこと、それをあきらめないことの大切さを訴え、土井監督としては「いま、会いにゆきます」以来のクリーンヒットになったと思う。