2016/01/21(木)記憶力が…
amazonプライムビデオには見ていない日本映画がけっこうある。見逃していた「ソラニン」があったので先日、30分ほど見た。そのうち続きを見ようと思いながら、そのままになっている。
昨日書いたように、この日記の(no title)となっている記事タイトルを修正しているところなのだが、なんと5年前、2011年6月7日の日記に「ソラニン」の感想を書いていた。テレビで見ていたのだ。
はあ。脱力してしまう。たぶん、WOWOWで見たのだろうけれど、すっかり忘れていた。記憶力が悪くなったのは実感しているが、一度見た映画を忘れるとは。テレビで見ると、特に面白いと思えなかった映画の場合、印象に残らないことも多いのだ。
日記の修正はさかのぼって2009年まで来た。書き換え用の秀丸マクロを書いてDBファイルを直接書き換えている。しかし、タイトルにいろんなパターンがあってうまく行かないこともしばしば。タイトルにリンクが含まれていたり、そのリンクにtarget="_blank"があったり。まあ、マクロはなんとかできたので、作業スピードは格段に速くなった。
FTPソフトのFileZillaを使い、サーバー側のdatファイルを秀丸で開く。マクロを実行し、title=○○○となっているのを確認して秀丸を閉じると、FileZillaが「アップロードしますか?」と聞いてくるのでOKボタンを押して終了。だいたい5、6秒で1ファイルの書き換えができる。作成したマクロはほとんど正規表現の置換だけの簡単なものだが、十分役に立っている。ただし、タイトルは書き換わっても、日記のナビゲーションのところはno titleのまま。これは日記を再構築すると修正されるそうだ(nabeさん、コメントありがとうございました)。
修正した日記を読むと、もう通用しない記述やどうでもいい内容のものがある。そういうのは削除してもいいのだが、日記は外部記憶でもあるからなあ。記憶力が悪くなると、自分にとっては貴重ではある。数年前に書いた映画の感想読み返すと、そんなこと考えていたのかと思ったりしますからね。
2016/01/20(水)検索エンジン最適化
一昨年11月、この日記のシステムをtDiaryから今のadiaryに移した。当初はWordPressに移行するためのツールとして使う予定だったが、使ってみたらこれで十分と思えたのでそのまま使い続け、今月、バージョンアップもした。
好感を持ったのは日記を更新すると、「adiary利用者のページ」に通知されて掲載されること。Web日記を書き始めた頃(ブログという言葉もまだなかった頃)に使用していたハイパー日記システムもこういう通知システムがあったので、懐かしさを感じたわけです。
あの頃はよく、一覧に表示された日記を巡回して日記システム利用者同士でコメントのやり取りをしていた。といってもコメント欄はなかったので、相手の日記の記事タイトルをリンクして自分の日記にコメントを書くという方式。相手はアクセスログからそれを知り、同じ方式でコメントを返す。第三者には意味が分かりにくかったが、そんなにアクセスは多くなかったのでそれでも良かったのです(考えてみれば、Twitter上での返信もこれに近い)。
adiaryにはアクセスログ解析ツールもカウンターもない。必要な場合はGoogle Analyticsなど他のツールを使えばいいのだが、手軽に見られるアクセス解析ツールがあると、便利ではあると思う。
そういう昔話はいいとして、tDiaryの時は日付ごとのタイトルではなく、セクションごとのタイトルにしていたので、移行の結果、(no title)と表示される日記がほとんどになった。まあ、それでもいいや、セクションにタイトルはあるんだしと思って放置していたが、当然のことながら、ブラウザに表示されるページタイトルも(no title)になってしまう。AdSenseを本格的に始めた以上、このままではまずい。検索エンジン最適化(SEO)のためには修正した方がいいだろう。
というわけで、ぼちぼち修正を始めた。修正が必要な日記は1000日分近い。DBファイルをダウンロードして秀丸マクロで一気にやってみようかと思ったが、調べたらadiaryには日記本文を記録したファイルのほかにタイトル一覧のファイルもあって、両方書き換えるのはスクリプトやマクロでは難しい。できたにしても整合性が取れなくなる恐れがある。一つ一つ修正していった方が安全確実でしょう。
修正はセクションのタイトルを日記のタイトルにし、余計なタグを消すだけ。要する時間は日記1日分あたり30秒もかからないぐらいなので大したことはない。ただ、1000日分近くあると、すぐには終わらない。少しずつやっていくしかない。
カレンダーの位置修正
スマホでこの日記を見ると、カレンダーが下のようにずれて表示される。
スタイルシート(sphone.css)を見たら、以下のようになっていた。
table.calendar {
margin-left: auto;
margin-right: auto;
}
これだと画面に対してセンタリングしてしまうので、margin-left:1em;に変更した。設定自体を削除してもいいと思う。
2016/01/19(火)メガネの買い換え
こたつの中でガーッと寝て起きたら、家内が「メガネが壊れた」と言う。そばに置いていたメガネを子どもが踏んだらしい。レンズが外れている。瞬間接着剤でくっつけたが、フレームの下の部分の細い糸が切れていた。このメガネは買って7、8年になるし、度も合わなくなってきたので買い換えようと思っていたところだった。JINSも考えたが、自宅から近いこともあって毎回利用している「メガネの三城」へ。
調べてもらうと、前回買ったのは2008年2月だった。一度、フレームも交換しているらしい。そう言えば、以前にもフレームが壊れたことがあったのだった。日記を検索すると、さらにその6年前に眼鏡を買っている。5、6年の間隔で買っているということです。今回は長く持った方。
視力を測ってもらったら、「近視の方は落ち着いてきていますね。手元の見え方(つまり老視)が一段階進んでます」。まあ、そうでしょう。近視は度を弱くしてもいいとのことだったが、遠方が少し見えにくくなるのでそのままにした。老視を強め、今と同じスタンダードタイプのレンズを選んだ。価格は35,000円+レンズの着色料3,000円。フレームも今と同じようなタイプでレンズ部分が少し大きいのを選び、21,600円。計59,600円だった。
mixiの日記によると、前回は78,000円なので、2万円近く安くなっている。眼鏡の価格もデフレが進んだらしい。JINSが業績を伸ばしている影響が大きいのかもしれない(8年前にもJINSはありましたけどね)。
出来上がるのは1週間後。今のメガネがそこまで持つか心配だったが、壊れたフレームも直してくれた。このあたりのサービスが「メガネの三城」は良いです。
三城ホールディングスの株価
参考までに三城の株価を調べてみた(Yahoo!ファイナンス 三城ホールディングス)。東証一部で10年前は2000円以上していたが、現在は400円台。長期低落傾向は落ち着いたようでこの2年余りは大きな値動きはない。
四季報によると、「店舗純減20(前期同20)。既存店も小幅上昇程度。が、不採算店減少により採算改善。広告費抑制も効き営業益回復顕著」とのこと。そう言えば、最近、CMを見ない。株主優待は20%割引券3枚。メガネは毎年買い換えるものではないので、優待にはあまり魅力がないが、予想1株配当は18円で配当利回り3.96%。こっちは魅力がある。さっそく指値を入れておいた。
2016/01/18(月)「ブリッジ・オブ・スパイ」
終盤、東ベルリンで再会を果たした弁護士ジェームズ・ドノバン(トム・ハンクス)にソ連のスパイ、ルドルフ・アベル(マーク・ライランス)が言う。「君への贈り物を預けておいた。あとで受け取ってくれ」。「僕には贈れるものが何もない」と答えるドノバンに対してアベルは「This is Your Gift(これが君の贈り物だ)」と繰り返す。ここから物語が終わった後のだめ押しの電車のシーンまで感動に打ち震えながら、感心しまくっていた。スティーブン・スピルバーグ、うますぎる。サスペンスとユーモアと、何よりもヒューマニズムの太い幹に貫かれた作劇と演出は見事と言うほかない。中盤にあるスパイ機U2撃墜のスペクタクルな描写も含めて、もう自由自在にスピルバーグは物語を語っていくのだ。
ドノバンがスパイの弁護を引き受ける序盤、本人ばかりか家族まで「ソ連の味方をする裏切り者」として民衆から非難を受ける描写は「アラバマ物語」のコピーかと思って眺めていたのだが、ソ連とアメリカが拘束した互いのスパイ交換の話になってぐいぐい面白くなってくる。アメリカ政府からの依頼で交渉役を引き受けたドノバンは東ベルリンへと向かう。そこで東ドイツに拘束された大学生フレデリック・プライヤー(ウィル・ロジャース)の存在を知り、予定の1対1から1対2に変えて捕虜交換を実現するために奔走する。アメリカが東ドイツを国として認めていないためドノバンは国の代表ではなく、民間の立場で交渉に当たる。国境を越えて東ベルリンに入るのも独力で行わなければならない。そうした困難を乗り越えて、人道的見地からドノバンは交渉を進めていくことになる。
脚本を書いたのはコーエン兄弟だが、この物語展開はスピルバーグがかなり関わったのではないかと思う。コーエン兄弟が監督していたら、まったく違ったタッチの映画になっていただろう。スピルバーグのヒューマニズムがとても好ましい。ドノバンは確かに政府の依頼で交渉に当たるが、政府の意向に反してプライヤーを助けようとする。ドノバンの行動規範は国と国の関係や国家の利益のためではなく、人としてどうあるべきかに依っている。欲を言えば、ドノバンがなぜこうした考え方を持つに至ったかを描いておけば、交渉役をすぐに引き受ける場面の説得力も増しただろうが、無い物ねだりと言うべきか。
ベルリンの壁が建設される風景や壁を乗り越えようとして射殺される人たち、冷戦下の厳しい現実を織り交ぜていながら、映画の印象はとても温かい。それは誠実さを備えた人間が苦労の末に勝利する物語だからだ。体型は少し違うけれども、トム・ハンクスはフランク・キャプラ映画のジェームズ・スチュアートを思わせる理想的なキャラクターを演じきっている。
2016/01/17(日)テレビの内部を掃除した
一昨年6月にテレビ(パナソニックのプラズマテレビTH-P46VT2)がつかなくなってサービスマンに修理に来てもらった(2014年6月5日の日記)。内部にホコリがたまったのが原因とのことで、掃除をしてもらったら直った。あれから1年7カ月。最近、また調子が悪い。画面の左端に幅10センチほどの黒い帯が上からだんだん下に伸びてくる。やがて下まで届き、画面が欠けた状態になる。
延長保証期間の5年が過ぎたので修理を頼めば有料。前回見ていて、どうやれば良いかは分かったので、自分で掃除してみることにした。内部の構造は手慣れたパソコンとあまり変わらないのだ。でも、パソコンのガワさえ開けたことがない人はやめた方がいい。サービスマン以外は開けるなという注意書きもある。
テレビ裏面のネジは30個近くあった。ドライバーで全部外して、裏蓋を取り外した。前回はすごい量のホコリがあった。サービスマンがファンを外した後、庭に出てホコリを落としていたぐらい。居間でやると、ホコリをまき散らすと思ったらしい。今回は目立ってたまってはいない。そのまま落としても何らかまわないレベル。掃除機でホコリを吸い取ろうかと思ったが、部品が壊れるといけないのでパソコン用のエアダスターを使用。容量が残り少なかったのですぐに使い切った。しょうがないので、うちわでパタパタあおいでホコリを飛ばし、カメラ用のブロアーも使って細部を掃除した。
ネジをはめる段になって、どこにはめてあったネジなのか分からなくなるのが、こうした作業における素人のお約束。なんとか全部はめ終わって、テレビのスイッチを入れた。無事についた。しかし、1時間もすると、左端にごく薄い青っぽい帯が出始めた。やっぱりエアダスターの残量が少なかったのが敗因か。ただ、掃除前は黒い帯だったので、明らかに効果はあったもよう。エアダスターを買って、来週またやってみよう。原因箇所がどこかは分からないが、エアダスターで隅々まで掃除すれば、直りそうな気がする。というわけで、amazonでELECOM エアダスター ノンフロンタイプ 3本セットを注文した。
それでもダメならテレビの買い換えだ。というか、買い換えたい。最近は4Kだけでなく、HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)対応がトレンドらしい。これに加えてOSがAndroid TVだと、いろいろ楽しそうだ。便利なアプリがインストールできる上にamazonのプライムビデオやネットフリックスやdTVに標準で対応しているのが大きなメリット。
Android TVを選ぶならソニーか東芝製品ということになる。しかし、わが家の場合、ケーブルテレビのSTBとブルーレイレコーダーがパナソニック製品なのでテレビもパナソニックの方が何かと都合がいい。残念ながらパナソニックが採用したのはFirefox OS。これ、失敗じゃないかな。Googleにテレビの根幹部分を握られるのを避けるためというのは分かるんですけどね。Firefox OSを採用する機器が増え、アプリが充実してくれるといいと思う。