2017/04/30(日)「インベスターZ」8巻まで

 amazonで「インベスターZ」のkindle版15巻までが1巻1円、2巻2円と安かったので購入。「インベスターZ」は「ドラゴン桜」の三田紀房による投資漫画で2013年の連載開始の頃、金融・投資関係のサイトで話題になった。投資をテーマにした漫画というのは珍しいのだ。とりあえず8巻まで読んだ。

 札幌市にある道塾学園が舞台。入学試験満点の成績で道塾に入学した財前孝史は、ひょんなことから「投資部」に入ることになる。投資部は代々、優秀な生徒が入り、密かに学校の運営資金を株式投資で稼いでいた。財前はマージャンで遊べるのならと参加し、投資について学んでいく。というのが大筋。投資初心者向けの内容だが、3巻にこんなセリフがあって唖然とした。

「じゃ二人はセブン&アイの株6万円分の買い……いいわね」

 女子中学生3人が1人10万円で投資の実践的学習を始めるエピソードに出てくるセリフだ。これには2つの間違いがある。一つは、株式に「6万円分」などという買い方はないこと。株式は単元株(多くは100株)単位で買うもので、投資信託じゃないんだから10万円分とか20万円分とか金額を指定して買うことはできない。もう一つはセブン&アイ・ホールディングスの株価は上場以来、6万円で買える株価であったことは一度もないことだ。セブン&アイの上場来安値は2011年3月15日の1755円。売買単位は100株なので購入には最低でも17万5500円かかる。しかもこの漫画が書かれた2013年当時の株価は2000円~3000円台だ。

 作者はこれを書いた時には株式投資の基礎の基礎を知らず、セブン&アイの株価も調べなかったらしい。それでよく投資について書けるなと思うが、編集者のチェックも素通りしたのだから驚く。雑誌掲載時に間違いは指摘されただろうが、単行本でも訂正してないのは大幅に書き換えなくてはいけないからか。後の巻では別の株を買ったことにしてあった。

 この間違い以上に悩ましいのはそもそも中学生の場合、未成年口座の開設はできても株取引が直接はできないこと。SBIと楽天証券の規約を見てみると、未成年口座で株取引できるのは原則、親権者。15歳以上ならできるようだが、この漫画の主人公たちのように中学1年生が株取引するとか、現実には無理なのだ。

2017/01/21(土)禁煙分を投信積み立て

 禁煙アシスタントというアプリがある。禁煙を始めた日時を設定すると、禁煙継続時間や節約できた金額などを表示してくれる。これが禁煙の補助になるかどうかは疑問だが、節約できた金額が分かるのは良い。

禁煙アシスタントのスクリーンショット

 節約額は今日で1万円を超えた。僕の場合、1カ月禁煙すると、1万4000円弱になる。これを明確に残すためにはこの分を貯金しなくてはいけない。毎月自動で貯金する仕組みが口座のある銀行にはなかったので、投資信託に積み立てることにした。

 普段使っているSBI証券ではなく、昨年開設してまだ使っていなかった楽天証券の口座を使用。積み立てる投信はコストが安いインデックス型のたわらノーロード 先進国株式ニッセイTOPIXインデックスファンドにした。積立額はそれぞれ7000円ずつの計1万4000円、と思ったのだが、日本株と先進国株が同じ割合というのはポートフォリオのバランスとしてあまり良くない。先進国株式は1万円にして月々1万7000円の積み立てにした。節約額より多いけれど、多い時にはこれ以上の金額をタバコに使っていたのだから、まあ良いでしょう。

 禁煙による節約分は元々ゼロになるはずだったお金なので、積み立てが3割や5割元本割れしてもあまり気にならない(まったく気にならなくはない)。それを考えると、基本的にこの口座はほったらかしで行ける。

 禁煙してるといっても電子タバコは吸っている。マルマンの電子PAIPOに加えて、先日、X-TC3を買った。タバコサイズの大きさで格好良く、ケースで充電できるのがメリット。大きなサイズの電子タバコに比べて吸った感じが少ないのがデメリット。これだけだとちょっと物足りないかもしれないので、大きなサイズのものも買っておいた方が良いです。

 会社で使い始めたら、周囲に電子タバコ利用者が増えてきた。ニコチン、タールの摂取による健康被害を気にしてるわけではなく、紙巻きタバコや加熱タバコよりコストが安いのと、電子タバコの仕組みそのものに興味を持って始めるケースが多いようだ。