2007/08/18(土) ffdshow

 Windows Media PlayerでDVDの音が出なくなった。WMVはちゃんと再生できる。MPEG2のコーデックがおかしくなったのだろう。これもWindows Updateが原因か。AC3Filterを再インストールしてみたが、効果なし。しょうがないのでffdshowを入れてみた。これ、入れるのは前のパソコンの時以来。すぐに音が出るようになった。

 Wikipediaによると、ffdshowの正式バージョンは2002-06-17だが、有志によってTryoutsバージョンの更新がなされているとのこと。どれをダウンロードするか迷うところだが、とりあえずffdshow tryoutsからダウンロードしておけばいいのではないか。

 Windows Update以来、IEのネット接続がダメな場合があるので、Googleツールバーはアンインストールした。標準ブラウザに設定しているFirefoxでは使っている。IEのネット接続がダメだと、他のアプリケーションにも影響があるので仕方がない。

2007/08/16(木)カスペルスキーの不具合

 ジャストシステムからメール。「2007/08/15 17:50頃から、配布したパッチに問題があり、Windows Vistaでご使用の場合に、Windows Vistaが正常にシステム起動しなくなるという現象が発生いたしました。お客様にはご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申しあげます」とのこと。Kaspersky Internet Security 6.0とKaspersky Anti-Virus 6.0で発生する。これとWindows Updateの不具合2連発に遭った人もいるかもしれないな。

 カスペルスキーは新しいノートパソコンの方にインストールしようと、先日、ダウンロードで購入したが、まだインストールしていなかった。というか、ノートパソコンのキーボードが故障し、現在、SONYで修理中なのだった。まだ自宅にあったら、インストールしていただろう。不幸中の幸いか。

 しかし、カスペルスキー、かつてのウィルスバスターのような不具合を起こすとは。まだユーザーは少ないだろうから、影響はバスターほどではないかもしれない。ただ、Windowsが起動しない不具合に見舞われている人にメールやインターネットで知らせても無駄だ。パソコンが1台しかない人は原因を調べようがない。バスターの場合はユーザーが多かったので一般ニュースでも報道されたが、今回はどうだろう。もっとも、2台、3台持っている人でも、すべてにカスペルスキーをインストールしていたらアウト。最近は3ユーザーパックなどをバスターもノートンも販売しているが、セキュリティーソフトに関しては同じものをインストールしない方がいいようだ。コストはかさむが、3台あったら3台とも違うもの、少なくとも2種類以上を入れるのがベストということだろう。

 デスクトップの方で使っているバスターとは11月でお別れの予定。フレッツ光プレミアムに付属するセキュリティーソフトをようやく使えるのだった。ま、これもバスターなんだけど。

2007/08/15(水) Windows Updateで不具合

 今朝の月例パッチをインストールしたら不具合が頻発した。まず音が出なくなった。オーディオ・ディバイスがないとのダイアログが出る。再起動したら直ったかに見えたが、IE7を起動したらまた音が出なくなる。昨日、アンインストールしたVaio Mediaのせいかと思い、システムの復元をやってみた。これでなんとか音は出るようになった。

 システムの復元で月例パッチもアンインストールされ、再度アップデートの表示が出た。恐る恐るアップデート。再起動後、IE7がインターネットにつながらなくなった。IEのエンジンを利用しているSleipnirもダメ。デフォルトのブラウザはFirefoxにしてあるので、あまり影響はないのだが、GyaOを見る時はIEかSleipnirの方がいいので困ることは困る。インターネットオプションで接続タブを開こうとすると、なぜかフリーズ。うーん。しょうがないのでIEの設定をリセットしてみた。これでつながるようにはなった。リセットすると、Googleツールバーなどが無効になるので、アドオンの管理から1個1個有効にしていく。しかし、なぜかGoogleツールバーが表示されない。Yahoo!ツールバーは表示されるのに。いったん、Googleツールバーをアンインストールし、再度インストールしてみたら表示されるようになった。これですべて復旧。

 2ちゃんねるを見ると、不具合があった人はやはりいるが、すべての環境で発生するわけではないようだ。今回のパッチはIE7やWindowsメディアプレイヤーのセキュリティー問題の向上が含まれており、これがなんらかの影響を及ぼしたのかもしれない。

2007/08/14(火) 日記をHTML化

Googleデスクトップを使っていてふと思った。この日記(tDiary)の前に使っていたハイパー日記システム(hns)はファイルの拡張子がhnf。これでGoogleデスクトップから検索できるのだろうか。検索してみたらできない。というか、その前にhnfファイルを今使っているパソコンには全部をダウンロードしてはいなかったのだった。で、ダウンロードしたフォルダをインデックスに含めるように指定してみたが、やはり検索はできない。単なるテキストファイルなのでできても良さそうなものだが、拡張子でインデクシングするかどうかを判断しているのだろう。

hnfをすべてHTMLに書き換えることも考えたが、4年間で1500ファイル以上あるのでやめた。考えてみると、hnsを使っていた時は一月ごとにまとめてHTML化していたのだった。一月ずつ表示してファイルに保存してというのも面倒なので、なでしこのHTTPダウンロード命令を使った。

日記ファイルは「200101
200102
200103
200104
200105
200106
200107
200108
200109
200110
200111
200112」
番号を0から11まで繰り返す。
 hnsファイルは日記ファイル¥番号
 「http://cinema1987.org/hns/hns/?{hnsファイル}」を「D:\hns\html\2001\{hnsファイル}.html」へHTTPダウンロード。
終わり。

hnsで書いた日記は2000年4月から2004年7月まで。上のスクリプトの2001の部分を置換で2000から2004まで書き換えて実行し、すぐに終わった。

2007/08/13(月)「夕凪の街 桜の国」

 「夕凪の街 桜の国」は絶賛評が多く、映画生活でも満足度ランキングのトップになっている。被爆者と被爆二世を描いて充実した話だと思うが、映画に関して言えば、僕は佐々部清監督の浪花節的体質が邪魔をしているように思えた。見ていて描写の仕方に引っかかる部分が多すぎるのである。

 前半の「夕凪の街」は主人公が「自分だけが生き残って申し訳ない」との思いに責めさいなまれている点で黒木和雄「父と暮せば」を思い起こさせるけれど、演出の差は歴然としている。黒木和雄の端正で静かな描写(にもかかわらず主人公の思いは痛切に伝わる)に比べると、この映画の描写は安っぽい。悲劇を強調した音楽の使い方や俳優の演技に問題があるのだろう。メロドラマと大差ないレベルの演出だ。

 もちろん、良い部分もある。「(広島に)原爆は落ちたんじゃなくて、落とされたんよ」「原爆を落とした人は12年たって、また一人殺せたと喜んでいるんかねえ」という主人公の怒りは十分に共感できる。ただ、これは原作の力なのではないかと思う。

 舞台が現代に変わる後半の「桜の国」は演出のタッチが違い、コメディ的な部分があるのがまた引っかかる。堺正章はミスキャストに近いと思う。ここで描かれるのは被爆二世への差別などまだ終わっていない原爆の悲劇だ。僕は田中麗奈が好きなので、田中麗奈が悲劇的エピソードの中を飄々と歩いていても別に構わないのだが、本来ならもっとメインに来るはずの弟とその恋人のエピソードの情感が今ひとつになった。

 だいたい、映画の最初に「広島のある 日本のある この世界を 愛するすべての人へ」と余計な字幕を出す佐々部清のセンスを僕は疑う。監督自身の思いなど観客にとってはどうでもいいし、それは映画に込めればいいことだ。監督がこうだから余計なセンチメンタリズムが映画に入り込むのだろう。