2013/10/30(水)「バビロンの大富豪 『繁栄と富と幸福』はいかにして築かれるのか」
富豪になるための現実的で堅実な方法を教える物語。収入の1割を自分のものする。つまり、貯蓄するのがその第一歩。ためたお金は投資すれば、お金は自分で増えていってくれる。このほか、働くことに喜びを見いだす、簡単でうまい投資話には気をつける、華美な生活は送らない、などいちいち納得できる内容だ。
1920年代に出版されて延々と読まれ続けてきたのはこの本に書いてあることが時代を超えた真理だからだろう。実際の億万長者を調査したトマス・J・スタンリーとウィリアム・D・ダンコの「となりの億万長者」を併せて読むと、この本に書いてあることがいかに当たっているかがよく分かる。投資教育がない日本の中学高校生にぜひ読ませたいテキストだ。