2011/08/02(火)「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2」
第1作「賢者の石」が公開されたころ、「近所の石」と言っていた長男は今、高校1年なのだから、確かに10年は長い。10年間携わったスタッフにはご苦労様と言いたい。僕が劇場でこのシリーズを見たのは4作目まで。5作目と6作目はスルーした。子供が見に行こうとは言わなくなったからだ。4歳のころに第1作を見た次女などは「怖い」と言って、その後は見に行きたがらなかった。というわけでシリーズのファンではない。
最終作は前作、Part1のラスト、ダンブルドアの墓からニワトコの杖を奪ったヴォルデモートの場面で幕を開ける。ヴォルデモートを倒すため分霊箱を探すハリーたちはその一つがホグワーツにあることを知る。そしてホグワーツでヴォルデモートの軍団たちとの最終決戦が繰り広げられる。
物語を語る点でデヴィッド・イェーツの演出は的確だが、残念なことにドラマを盛り上げる演出が今一つのように思う。スネイプ(アラン・リックマン)の運命などもっとドラマティックにできたはずなのだ。ここは物語の大きなポイントでもあるのだから、余計にそう思う。