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2002年07月13日の記事

2002/07/13(土)「メン・イン・ブラック2」

 脚本に「ギャラクシー・クエスト」のロバート・ゴードンが加わっている。というのは後で知ったことだが、それならば、もう少し面白くなっても良いのではと思える。「ギャラクエ」の場合は原案・脚本のデヴィッド・ハワードの功績だったのだろう。

 5年ぶりの続編だが、ほとんど新鮮さがない。バリー・ソネンフェルドの演出はいつものように平板だし、話の展開も平凡である。強力なエイリアンを演じるララ・フリン・ボイルの容色の衰えも気になる(まだ32歳なんだけど)。トミー・リー・ジョーンズ(記憶を消されて郵便局長になっている)とウィル・スミスのコンビはおかしくていいのだが、この程度の話では面白くなりようがない。

 ま、最初からA級の大作は狙わず、B級路線に開き直っているのだろう。テーマ的にも同じの昨年の「エボリューション」あたりとあまり変わらない印象。コメディのセンスというのはなかなか難しいもので、ソネンフェルドにはそれが欠けている。