2007/07/07(土) SHD-U16G
バッファローのシリコンHDD。主に1GB以上のMPEG2ファイルをコピーするのに買った。価格.comでもamazonでも言われているように書き込み速度が遅すぎる。3.6GBほどのMPEG2ファイルをコピーするのに1時間以上かかった。バッファローのホームページによると、PCカードタイプのUSBインターフェースに接続している場合、電源供給が不十分で遅くなるという。といっても新しいパソコンのUSB2.0につないでも速いとは言えない。書き込み速度は5MB/Sぐらいらしい。
僕の場合、キャプチャしたMPEG2のコピーが目的なので、最初からキャプチャしたファイルの保存先をこれに設定しておけばいいのかもしれない。リムーバブルディスクではなく、ハードディスクとして認識するのでそういう使い方もできるだろう。
2007/07/05(木)「ほしのこえ」
新海誠が注目を浴びるきっかけになった25分足らずの短編アニメ。
異星人タルシアンと戦うために国連軍に入った少女ミカコと地球で待ち続ける少年ノボルの携帯メールでのやり取りを描く。地球に届くまで数日かかっていたメールはミカコが冥王星付近に移動すると1年以上かかるようになり、シリウス星系に移動した後は8年以上かかるようになる。それだけのワンアイデア・ストーリー。時間と空間に引き裂かれた恋人たちを叙情性あふれるタッチで描くのは「秒速5センチメートル」と同じだ。
2046年の携帯があんなに古くさい形のはずはないとか、超光速移動ができるなら超光速通信もできるだろうというツッコミはいくらでもできる。新海誠はそういう技術的な話よりも8年後にメールが届くというロマンティシズムにしか興味がないようだから、仕方がない。SF的なセンス・オブ・ワンダーは皆無だが、それでも好きな人は好きなのだろう。
2007/07/02(月)「ダイ・ハード4.0」
12年ぶりの第4作。1作目の完璧な出来に感嘆した後の2作目(レニー・ハーリン監督)と3作目(ジョン・マクティアナン監督)にはがっかりしたが、今回はなかなか面白い。サイバーテロ事件に巻き込まれたジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)がいつものように孤軍奮闘して、敵の野望を打ち砕く。レン・ワイズマンの演出はビジュアル面では文句なく、ヘリに車をぶつけて墜落させたり、戦闘機と戦ったりの派手なアクションを連続させて、ノンストップの映画に仕上げた。マクレーンは今回、過去のどの作品よりも傷だらけになって戦い抜く。
クライマックスの敵のボスの倒し方などは描写自体は無茶なのだが、「ガメラ3 邪神覚醒」を思い出してしまった。出来が良いと思ったのは脚本にちゃんとドラマがあることで、よくある設定であってもマクレーンと娘との対立と和解が描かれたり、ハッカーの青年をワシントンD.C.まで連れて行くうちにマクレーンと青年との間に理解が生まれるところなどはバディムービーを彷彿させたりする。思えば、1作目が強烈な傑作だったのは周到に伏線を張りまくった脚本にマクレーンと妻や黒人部長刑事との間のドラマが用意されていたからこそであり、ドラマを忘れてアクションしかなかった2作目と3作目がダメだったのは当たり前なのである。今回もドラマ部分が特別に出来が良いわけではないのだが、少なくともこれぐらいはないとアクション映画の心情の部分が成立しないのである。ワイズマンのバランス感覚は悪くない。
FBIのコンピュータシステムに何者かがクラッキングを仕掛けてくる。事態を重く見たFBIのボウマン(クリフ・カーティス)はブラックリストに載っているクラッカーたちの捜査を命じる。そのころマクレーンはニュージャージーの大学にいた。娘のルーシー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)に会うためだったが、ボーイフレンドと一緒のところに押しかけたためルーシーの反感を買ってしまう。無線連絡でクラッカーのマット・ファレル(ジャスティン・ロング)をD.C.まで連れて来るように命じられたマクレーンはマットのアパートで何者かに襲撃される。危ういところでマットとともに逃れ、D.C.へ向かうが、さらに追撃が待っていた。一味はガブリエル(ティモシー・オリファント)率いるサイバーテロ集団の傭兵部隊だった。サイバーテロは深刻さを増し、交通システムや金融、原子力、水道、電力などが次々に麻痺していく。マットはこれを「ファイアーセール(投げ売り=国のインフラに対する組織的なサイバー攻撃)だ」と指摘する。全米がシステムダウンする中、マクレーンとマットは執拗な敵に対抗するが、ルーシーが人質に取られてしまう。
マクレーンはガブリエルから“デジタル時代の鳩時計”とバカにされる。携帯電話さえ扱えないマクレーンがサイバーテロ集団に打ち勝っていく構図は痛快で、アクションのエスカレーションと併せてこの映画を大衆的なものにしている。ドラマの描写は過不足なく、ワイズマン、「アンダーワールド」などよりはずっとうまくなった。サイバーテロを捜査しているFBIのところにNSA(国家安全保障局)が乗り込んで来る場面は1作目のロサンゼルス市警に乗り込むFBIを思い起こさせた。脚本のマーク・ボンバックはちゃんと1作目を分析しているようだ。無線で連絡を取り合うボウマンとマクレーンの描写やサイバーテロ集団の本当の目的なども1作目を踏襲している。当然のことながら、マクレーンのYippee-ki-yay, motherfuckerという決めぜりふも出てくる。映画の作りは主人公がマクレーンでなくても成立するのだが、こうした部分がシリーズものを作る上でのお約束なのだろう。
敵の中で目立っているのはマギー・Qで、アクションも決まっているし、途中で姿を消すのがもったいないほど。マギー・Q主演のアクション映画も見てみたい。
2007/07/01(日) GV-MVP/RZ3
というわけで、キャプチャ機器を買ってくる。バッファロー製のにするか、これか迷ったが、バッファローのはVISTAに対応していないのでこれにした。2005年11月に出た製品で、今さら一昨年の機器なんか買いたくなかったのだが、USB接続でVISTA対応はこれぐらいしか選択肢がない。といってもアイ・オー・データのホームページをよく見ると、VISTA用のドライバはユーザーアカウント制御(UAC)をオフにしないと使えないと書いてある。そんなことでVISTA対応と言えるのかね。地デジが受信できない以上、もはやテレビキャプチャという製品は滅びゆく分野なのだろう。
迷ったのだが、結局、XPの古いノートにインストール。ハードウェアエンコードなのでそんなにパソコンの能力は必要としないのだ(MPEG2からWMVなどにエンコードする場合は高い方がいい)。スゴ録につないであるロケーションフリーの外部出力と接続してキャプチャしてみた。先日、NHKハイビジョンで放映した「殯(もがり)の森」をダビングしてみたら、「コピーガードを検出しました」とのダイアログが出て終了。ああ、やっぱり、ダメか。CPRMの入ったものは古いDVDレコーダーのハードディスクからは取り出せないことがこれではっきりした。CPRM信号を理解しない古い機器ならいいのだろう(RZ2とか)。
仕方がないので、「BSアニメ夜話 時をかける少女編」をダビングしてみる。ダビングに実時間かかるというのは面倒だな。画質は標準モードでもまあまあか。1時間足らずの番組でファイルサイズは1.66GB程度。ファイルを新しいノートの方にコピーしてイメージコンバータ3でMP4-AVCにコンバートしたら17分程度で終了。2時間の映画だと、この倍ぐらいかかるのだろう。
コピーする時に考えたのはLANでもDVD-Rにコピーしても時間がかかること。USBメモリーの8GBが欲しくなってくる。