2014/08/02(土)「オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主」
ディーン・クーンツの傑作「オッド・トーマスの霊感」をスティーブン・ソマーズ監督がコンパクトに映画化。オッドの周辺の人物とエピソードを、ルウェリンと署長を除いてバッサリ捨て、中心となる事件だけを描いている。コンパクト過ぎる気もするが、仕方がないか。ラストでグッと来たのは原作を思い出したためかもしれない。
原作を読んだ際、悪霊のボダッハは「ゴースト ニューヨークの幻」に出てくる黒い霊のようなものをイメージしていた。この映画のエイリアンのようなイメージも悪くない。原作は7作目の「Saint Odd」まで出ているが、邦訳は4作目で止まったまま。残りも出してほしいものだ。