2014/09/10(水)人間ドック
1泊2日の人間ドックでいろいろ検査を受けてきた。通常の健診と異なるのは血糖値の負荷検査(空腹時に採血した後、ブドウ糖をコップ一杯飲み、30分後、1時間後、2時間後に採血し、インスリンの出方を見る)と頭部MRI、腹部と頸部の超音波検査があること。初日は午後2時過ぎに終わり、2日目は午前9時過ぎには終わったので1日でも終わる検査量だ。
結果はLDLコレステロールを除いてすべて正常値の範囲内。LDLは正常値を少し上回った。医師によると、原因はダイエットの行き過ぎらしい。糖質を制限しすぎるのはよくないとのこと。ぼくの場合、昼食のご飯を少し減らしているだけなので、過度に制限しているわけではないんですけどね。朝ご飯を食べずにスムージーとカフェオレで済ませることが多いのでそのためか。3食きっちり握りこぶし大の糖質は摂った方がいいそうだ。はい、気をつけます。
体重は今年4月の健診時より100グラム減っただけだったが、腹囲は2センチ減。これは筋トレが効いているらしい。自分で腹囲は測っていないのであまり実感がなかったが、効果があるものだなあ。
MRIと超音波検査で分かったのは動脈硬化が少し進んでいること。「他の数値がこんなに良いのに動脈硬化が標準より進んでいるのはタバコが原因でしょう。ぜひ禁煙してください」とのこと。はい、検討します。
宿泊先は市内のホテルだった。部屋に入って愕然としたのは灰皿がなかったこと。禁煙ルームだ。病院が手配するわけだから、当然こうなるのでしょう。というわけで12時間ほど禁煙した。
2014/09/10(水)「LUCY ルーシー」
使っていない脳の領域を覚醒させたら、ああいう超能力が使えるようになるという設定にリアリティーがないし、その引き金になるのが組織の作ったドラッグというのも説得力を欠く。だいたい、あんなチンケな組織をやっつけるのに能力を100%覚醒させる必要はないだろう。超能力の無駄遣いもはなはだしい。
リュック・ベッソン、完全にSFの領域に踏み込んで映画を作るのは自信がなかったのだろう。だから手慣れた題材にSF風味を取り入れてみましたという感じの映画にしかならない。組織の凶悪なボス、チェ・ミンシクの役柄と役作りは明らかに「レオン」のゲイリー・オールドマンを踏襲している。
89分という短い上映時間なのに長く感じるのはアイデアと展開のさせ方に工夫が足りないからだ。安全パイで造ったら、いいところなく失敗した例と言える。まあ、それでもスカーレット・ヨハンソンの魅力を十分に見せてくれれば良かったのだけれど、能力が覚醒してからのヨハンソンは表情が消えてしまい、あまり魅力がないのが残念だ。