2016/04/16(土)「キネマ旬報ベスト・テン個人賞60年史1955-2014」
キネマ旬報社から2冊のムックが送られてきた。「表紙でふりかえるキネマ旬報」と「キネマ旬報ベスト・テン個人賞60年史1955-2014」。忘れていたが、去年の10月に「映画雑誌『キネマ旬報』に関するアンケート」に答えたのだった。そのプレゼントに当たったとのこと。当選者は30人。
ありがたかったのは「個人賞60年史」(2015年3月7日発行)。僕は60年のうち、36年分のキネ旬決算号は持っているし、「キネマ旬報ベスト・テン全史」なども持っているが、一冊にまとめてあると、やはり便利だ。映画評論家の佐藤忠男さんが「キネマ旬報ベスト・テン その歴史に思う」という文章を寄せている。これはキネ旬ベストテンの意味と立ち位置を的確に指摘したもので、戦後の変遷の中でどんな風にベストテンが選ばれてきたのかがよく分かる。
中身をパラパラめくってみると、三田佳子が「Wの悲劇」で助演女優賞を受賞していたり、松坂慶子が「蒲田行進曲」で主演女優賞を受賞しているのを見て懐かしかった。
1971年度に「緋牡丹博徒 お命頂きます」と「女渡世人 おたの申します」で女優賞を受賞した藤純子の授賞式でのスピーチがとても良いので授賞式レポート(伊藤勝男)から引用しておく。藤純子はこの時、結婚のため引退を表明していた。
「女優賞本当にありがとうございます。やくざ映画で育った私が、ある時はたかがやくざ女優といわれた私が、このような栄えある賞を頂けるとは夢にも思っていませんでした。私はやくざ映画に育った事を誇りに思っています。(ここで大きな拍手が湧く)やくざ映画を観て下さる大勢のファンの皆様の支援が私の支えとなって、一生懸命頑張ってこられました。本当に未熟な私をこれまで皆様が御支援下さいました事は、一生忘れません。ありがとうございました。この栄えある賞を誇りに新しい人生を歩いて行きます」と語り終えた時の場内の大歓声は、かつてない物凄いものであった。この時の彼女の言葉は、活字では表現する事が不可能なものであり、語る方とその言葉を受け取る立場の者との間に流れる熱い交流があり、これぞ花田秀次郎との別れのシーンを彷彿させるに充分な感動的なシーンであったのだ。
「表紙でふりかえるキネマ旬報」の方は創刊95周年記念として2014年11月に発行されたもの。キネ旬は1919年に創刊した後、1950年に休刊。同年10月に復刊して現在に至っている。ムックには創刊号のほか、1950年10月下旬号以降の表紙の全データを収録してある。最初のころは海外の女優の写真ばかりだ。雑誌の売れ行きというのは表紙に左右される要素も大きいそうなので、それを意識したのかもしれない。
キネ旬読者以外には意味が薄いかもしれないが、僕は楽しく見た。表紙は和田誠さんが描いている。
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表紙でふりかえるキネマ旬報 (キネマ旬報ムック)
2016/04/06(水)「金がないなら頭を使え 頭がないなら手を動かせ」
サブタイトルは「永江一石のITマーケティング日記2013-2015ビジネス編」。IT関連のコンサルタント永江一石さんのブログ「More Access! More Fun!」の2013-2015年分をまとめた電子書籍(Kindle)。通常378円だが、99円のセールの時に買った。ブログ読めば無料じゃないかと言う人もいるでしょうが、電子書籍としてまとまっているとやはり読みやすい。ページめくりで読めるのはクリックとは大違いの便利さですよ。後記とイラストも追加してある。
内容はタイトル通り、楽して儲けることはできないという真っ当なことが書いてある。著者は日曜日以外の毎日2時間かけてブログを書いていて、今や月間100万ページビューだそうだ。僕もよく読ませてもらっている。それぐらいの時間をかけ、中身のあるコンテンツを増やしてないと、アフィリエイトで成果を挙げるのは無理なのだ。
だからハウツーものとして読んでもよいが、実践するのは簡単ではない。初心者は文章の書き方から勉強しなくちゃいけない。量も質もないのにGoogle AdSenseやamazonのリンク貼ってもダメなんです。
そこら辺の新書より内容があり、99円なら即買うべき本。378円でも新書の半分ぐらいの価格だから高くはない。
【amazon】金がないなら頭を使え 頭がないなら手を動かせ: 永江一石のITマーケティング日記2013-2015 ビジネス編
2016/03/31(木)自動ブレーキでクルマ選び
長女が通勤に使うクルマを買うことになった。要望は「ぶつからないクルマ」。それは僕もそう思う。ぶつからない=自動ブレーキではスバルのアイサイトが一番だが、初心者が乗るにはコンパクトなインプレッサでも大きすぎる。それにインプレッサは年内に新型が出る。値引きが大きければ別だが、今買うことには抵抗がある。
スバルのアイサイト以外だと、驚いたことにスズキのデュアルカメラブレーキサポートが性能では次になるという。トヨタ、日産、ホンダの自動ブレーキよりも上というのがすごい。というか、大手は何をやってるんだか。
カメラは歩行者も認識するし、コストも安いので今後、カメラ式の自動ブレーキが増えてくるのだろう。軽自動車によく付いている赤外線レーザー式の自動ブレーキは時速30キロ以下でしか作動せず(実際には20~25キロらしい)、自動車評論家の国沢光宏さんは「なんちゃって自動ブレーキ」と書いていた。実用的ではないものを取り付けて、安全をアピールすることには疑問を持つ。
デュアルカメラが付けられるのは今のところ、スペーシア、ハスラー、イグニスの3車種。イグニスはAセグメントのコンパクトSUV風のクルマで、2月に発売されたばかりだ。大きさは軽自動車より一回り大きいぐらいだが、一応小型車なので92馬力ある。自主規制による66馬力止まりの軽よりいいだろう。ただ、後部座席が狭いらしい。軽より狭いのではあまり面白くない。
スペーシアとハスラーは一長一短ある。走りをどうこう言うレベルでもなく、どちらでもお好きな方をどうぞ、という感じ。ならば、一番安いスペーシアでいいんじゃないか、という気がしてくる。クルマというのは最終的にはデザインなので、乗る本人がどれがいいか選べばいいのだ。安全性能を基準にするなら、デュアルカメラの3車種から選んでおけば、大きな間違いはないと思う。
自動ブレーキはカメラとミリ波レーダーの組み合わせがベストと言われる。ミリ波レーダーは特に高速道路で前車の速度に追従するアダプティブ・クルーズコントロールが可能になることが大きなメリットだ。ゴルフ7のクルコンもこれで、高速走るのが本当に楽になった。ブレーキにもアクセルにも足を乗せている必要がなく、スピードをコントロールする時にはステアリングのスイッチを使っている。
ゴルフ7にはカメラが搭載されていて、白線を認識し、逸脱しそうになると、ステアリング操作に介入してくる。それならば、自動ブレーキにもカメラを使えそうなものだ。恐らく、次のゴルフはそうなるのだろう。
N ONEに決定
というわけでスズキのディーラーにクルマを見に行った。スペーシアは大きすぎるというので即却下。ハスラーとアルト(かわいいそうだ)の見積もりを取った。アルトなら100万円程度で買えるのでお得かなと思ったが、帰りに新古車(登録車)を見に行ったら、長女はホンダの赤いN ONEを一目で気に入った。軽自動車税が上がる前の昨年1月に登録されたクルマで走行距離7キロ。新車とほぼ変わらない状態。
グレードは一番下のGだが、「あんしんパッケージ」(シティブレーキアクティブシステム、前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム)とバックモニター付きのカーナビも付属。調べてみると、価格は新車より30万円ほど安い。
諸費用が20万円ちょっとかかるが、これはボディのコーティングと6カ月点検で5回分のオイル交換無料と車検の費用を含んでいた。さらにサービスでユピテル製のドライブレコーダーまで付けてくれた。昨年の登録車なので再来年が車検だが、税金は上がる前の額が適用されるし、これならいいか、という感じで即決した。
会社の同僚に話したら、やはりスズキで見た後にホンダの新古車を買ったそうだ。「クルマの作りはホンダの方が、がっちりしていていいですよ。ドアを閉める音から違う」とのこと。それにしてもやはりユーザーの多くはデザインでクルマを選ぶんですね。僕は重要だと思うけど、安全装備はそんなに訴求力がないのかもしれない。
2016/03/27(日)次女のパソコン
大学に入学する次女に必要なので大学生協でパソコンを買った。富士通のLIFEBOOKシリーズでCORE i5 6200U(2.3GHz)、SSD256GB、メモリ4GB、ディスプレイ13.3インチワイド(タッチパネル)というスペック。長男(大学は違う)の時は推奨品が10万円足らずで買えたが、今回は15万円余り。スペックが高くなっているにしても、高すぎる気がする。
富士通のサイトを見たが、同じ型番のものはない。だいたい、赤のLIFEBOOKがない。生協オリジナル製品らしい。これぐらいのスペックなら、別メーカーのものでも良いので探してみたが、同等以上のものはあってもOfficeが入ってなかったり、値段が高かったりする、僕だったら、DELLのベゼル幅が狭いやつを買うが、高くなる。面倒なので大学推奨品を買ったわけです。
昨日、大学まで受け取りに行ってセットアップした。無線LANの設定とか、Windows Updateとか、PINとか。PINログインのほかに、指紋認証があるのでWindows Helloが使える。これは便利だなあ。登録した指をスライドさせて認証する仕組み。認識の精度はまずまずか。次女がやってるところを見ると、1回スライドしただけではなかなか認識しないようだ、ま、慣れもあるのでしょう。
セキュリティーソフトはESETが入ってた。5台までインストールできてウイルスバスターよりお得なので、僕も次はこれにしようと思っている。
2016/03/22(火)ポータブルのカーナビ
家内がカーナビが欲しいと言うので、パナソニックの ポータブルナビ ゴリラ CN-GL705Dを買った。amazonのレビューでは「おススメできない」と書いている人がいるが、簡易的なものと割り切れば、これで十分。昨日、設置した。
家内の車はホンダ・フィットの前モデル。ダッシュボードに平らな面が少ないので設置場所に困る。中央のエアコン吹き出し口の上には設置できない。仕方がないので運転席寄りの所に置いた。設置は吸盤式だが、事故の際に外れないようにデフロスタにクリップを取り付け、ストラップで吸盤スタンドにつなぐようになっている。
画面サイズは7インチ。個人的にはこういうのをダッシュボードに置いていると、邪魔になって仕方がない。こういう取り付け方をするのなら、車載ホルダーを買ってスマホのナビで十分じゃないかという気もする。スマホより優れているのは画面が大きいことぐらいじゃないかな。その意味でこれより小さな5インチのナビというのはあまり存在理由がないと思う。いちいちスマホを固定する必要がないのはメリットではありますけどね。
価格は3万円程度だったが、6~7万円出せば、一体型のもが買える。本格的にカーナビが必要な人はそっちを買った方がいいことは言うまでもない。