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2016年06月04日の記事

2016/06/04(土)キネマ旬報の定期購読料値下げ

 KINENOTEのメルマガで案内が来た。7月下旬号からのリニューアルに伴い、「学割を含む定期購読料を値下げ」するそうだ。以下のようになるとのこと。

●これまでの定期購読料金(税抜き)

半年(12冊)9,889円

1年(24冊)19,778円

2年(48冊)33,620円

3年(72冊)44,500円

学割(1年間のみ)15,822円

●これからの定期購読料金(税抜き)

半年(12冊)廃止

1年(24冊)18,360円

2年(48冊)32,640円

3年(72冊)42,840円

学割(1年間のみ)12,000円

 僕は毎年1年間の購読料金を払ってきたが、あらためて料金を見てみると、3年契約にした方が随分安い。キネ旬は1冊税込み918円。1年契約では現在1冊あたり891円。新料金は1冊あたり827円になるが、3年契約にすると、643円だ。これは3年契約にするしかないでしょう。

 キネ旬を最初に買ったのは40年ほど前で、その頃の価格は1冊500円だった。当時購読していた「ロードショー」(休刊した)より小さく薄い(記事量は多かったが)のに価格は100円か200円近く高かった記憶がある。新料金の学割は1冊あたり税込み540円になる。40年前と同じぐらいの価格設定というのは大盤振る舞いと言って良い。学生の皆さん、購読してください。といっても、学生にとって一度に1万2960円の支払いは安くないよなあ。

 キネ旬を毎号欠かさずに買うようになったのは1978年から。郵送で定期購読するようになって20年ほどになると思う。最近は定期購読者へのサービスが向上した気がする。先日は「午前十時の映画祭」のプログラムをもらったし、アンケートに答えて「表紙でふりかえるキネマ旬報」と「キネマ旬報ベスト・テン個人賞60年史1955-2014」をもらった。プレゼントに応募して5000円の図書カードが当たったこともある。プレゼントの当選確率が高いということは応募者が少ない=定期購読者もそんなに多くない、ということになるんだろうか。キネ旬に限らず、雑誌も本も売れない時代なので、値下げは少しでも購読者を増やすためなのだろう。

 気になるのは7月下旬号からのリニューアル。長い映画評の「読む映画」が5月下旬号で終わってしまってがっかりしたが、こういう軽い方向へのリニューアルは勘弁してほしいと思う。映画評はある程度長くないと面白くない。