2016/02/14(日)ネット銀行のデビットカード

 住信SBIネット銀行のキャッシュカードをVISAデビット付きのカードに変えた。あまりメリットは感じられないのだが、同行はデビット付きのカードしか発行しないことになった。それならば、変更しておいてもいいだろう。

 VISAデビットで買い物をすれば、スマートプログラムのポイントはためやすくなる。ただし、住信SBIのデビットカードの場合、使用した金額の0.3%しかポイントが付かない。還元率1%のクレジットカードを使った方がお得だ。還元率が低いのはSBIカードと合わせたためだろう。どちらかを高くすると、利用が偏ってしまうのだろうが、せめて0.5%にならないと、どちらも積極的に使う気にはなれない。

 デビットカードの利点は使用した金額がすぐに預金から引き落とされること。預金以上の買い物ができない仕組みなので、クレジットカードのように使いすぎを心配する必要がないというわけ。今日からスタートしたNIKKEI STYLEのマネー研究所にデビットカード、海外でも 外貨預金で決済も可能という記事があった。住信SBIのほかにもネット銀行でデビット付きカードの発行が相次いでいるという。なぜ増えているのかという理由がこの記事にはない。日本国内ではVISAデビットがそれほど普及していないので、VISAが強力なキャンペーンでもやってるんだろうか?

 Visa Debitの説明を読んで、おっと思ったのが「200の国と地域に設置されている150万台以上のVisaもしくは、PlusマークがあるATMで、自分の口座から現地通貨を引き出すことができます」という点。海外に行くことが多い人は便利だろう。これ、日本国内でも同じことができれば、VISAマークのあるATMがコンビニATMの代わりになるのにと思う。

 住信SBIの説明ページでは「キャッシュカードとして全国の提携ATMでご利用可能です。『Visa』または『Plus』マークのついた海外ATMでご自分の口座から現地通貨を引出しいただくこともできます」となっている。提携ATMとあるので、キャッシュカードとしての利用方法はこれまでと変わらない。海外での預金引き出しも住信SBIの外貨預金口座からになる。

 デビットカードで買い物の支払いをすることと、デビットカードで預金を引き出して現金で買い物をすることはユーザーの感覚では同じことだ。しかしクレジットカードの手数料をVISAに払っているのは店の方なので、店でカードを使わないと、手数料が発生しない。これだとVISAマークの付いたATMを単なる預金支払機として利用できるわけがない。

 ITmedia ビジネスオンラインにデビットカードの利用率は1%未満:レジで現金が引き出せる「キャッシュアウト」は日本に根付くのか?という記事があった。来年からコンビニなどのレジで預金を引き出せるサービスを検討しているという。欧米では普通のことらしいが、これ、上記のような理由で何らかの手数料がないと成立しない。コンビニ内にはATMがあるのでレジで引き出す理由がないとの指摘もうなずける。デビットカードで買い物した人は手数料無料というのなら、普及するかもしれない。

2016/02/13(土)ATOKリフレッシュナビ

 ATOK2016にはリフレッシュナビという機能があって、長時間文章を入力していると、「少し休憩しませんか」と右下に小さなお知らせが出てくる。余計なお世話じゃないかと思えるが、それをクリックすると、以下のウィンドウとなる。

atokリフレッシュナビ

 確かに入力ミスが多くなっている。知らないうちに疲れがたまってくるのだろう。これ参考になるなあ。オフにもできるが、オンにしておいた方がいいと思う。

2016/02/13(土)DST

 ダイナミック・セーフティ・テスト(DST)は休刊した自動車雑誌NAVIで特に愛読したコーナーだった。元レーシングドライバーで自動車評論家の清水和夫が毎回クルマを複数台取り上げて直線加速ブレーキ、ハイスピード・ライディング、ダブル・レーン・チェンジ、ウエット旋回ブレーキの4項目についてテストする。クルマの限界性能を見るテストだが、限界性能はもちろん基本性能と直結しているので、とても参考になった。自分が乗っているクルマが低評価だとがっかりするのだけれど、DSTはクルマの評価として一番信頼できるものではないかと思う。

 DSTはNAVIの休刊に伴ってStart Your Eenginesに移行したが、有料サイトだったので見ていなかった。うれしいことに昨年12月から無料化された。YouTubeでも一部が公開されている。ゴルフ7を日常の足に使っている者としてはやはりゴルフ7の評価が気になるので、まず「プジョー308 VS ゴルフTSIコンフォートライン」。

 プジョー308とゴルフ7、普通に考えれば、ゴルフ7の圧勝かと思うが、とんでもない。4項目すべてでプジョー308の勝ちだ。プジョー308の方が設計年度が新しいのだけれど、それを考慮しても非常に意外な結果。プジョーを見直した。ゴルフ7はDSGによる発進がもたつくし、ダブル・レーン・チェンジでもプジョーに比べると、左右のブレが大きい。動画で見ると、それがはっきり分かる。

 ゴルフ7は2012年に登場した時は乗り心地が格段に良くなったと高い評価だった(日本での発売は2013年)。クルマの性能は毎年進化するものだから、いつまでも最初の評価にこだわっていてはいけないのだ。それにしてもプジョーがねえ……。

 続いて「ホンダ・シビック・タイプR VS ゴルフ7GTE」。普通のターボエンジンとプラグイン・ハイブリッドの対決は少し違うんじゃないかと思うが、限界性能に関してはエンジンの違いはあまり関係ない。これは評判の高いタイプRの圧勝かと思いきや……。

 タイプR、メタメタである。「ブレーキペダルが小さい」「スタビリティーが足りない。リアが怪しい」「アンバランス。昔のやんちゃなクルマ」等々。馬力だけを大きくしてユーザーにアピールした昔のクルマの設計思想を思い起こさせるようなコメントばかりだ。結果は以下の通り、2勝2敗。合計ポイントではタイプRが1ポイント勝っている(得点はタイプR、ゴルフの順)。

直線加速ブレーキ 9.0 7.5

ハイスピード・ライディング 3.5 4.5

ダブル・レーン・チェンジ 4.0 4.5

ウエット旋回ブレーキ 4.0 3.0

合計 20.5 19.5

 ニュルブルクリンクで最速ラップを記録したと話題になったが、ハイスピード・ライディングの点数が良くないのでドライバーは怖い思いをしたのではないか。タイプRは予定の750台を既に完売して買おうと思っても買えない。悔しがる必要は全然ないと思う。

 メルセデスの金言に「シャシーはエンジンより速く」というのがある。シビックのシャシーに310馬力もの強大なエンジンを積む思想は古いのだろう。

2016/02/09(火)活動量計とウェルネスリンク

 読書ブログの方に書いたが、「やってはいけないウォーキング」を読んで、1日8000歩を目指さなくてはという気になった。スマホには歩数計アプリがあるが、1日中持ち歩いているわけではないので正確な歩数は分からない。というわけで活動量計を買った。オムロンのカロリスキャンHJA-403C。一昨日の朝、ヨドバシドットコムに注文したら、昨日の朝届いた。24時間で配達。amazonプライムより速い。なぜだと思って調べたら、福岡の店舗から発送していた。それなら速いはずだ。

 この活動量計は階段の上りや速歩きの歩数が記録できるのがメリット。昨日の歩数は8890歩、階段は170歩、速歩き5280歩、活動の消費カロリー487Kcal、基礎代謝を含めた総消費カロリー1944Kcal、脂肪燃焼量19.2グラムだった。

 初日としてはまずまずか。速歩きは普通にウォーキングしていれば、速歩きと判断するようだ。普段も意識して少し速めに歩けば良いので、そんなに大変ではない。しかし、これが「やってはいけないウォーキング」の言う「中強度」の歩きかどうかは分からない。

 活動量計のデータはNFCで(iPhoneはBluetoothで)スマホに送信すると、ウェルネスリンクに記録される。無料版だと6カ月分しかデータが残らないそうだが、CSVエクスポートができるので1カ月ごとにエクスポートしておけばいいだろう。スマホのアプリではエクスポート機能はなく、パソコンでアクセスした方がいい。パソコンの方が一覧性もあるので便利だ。

 活動量計を身につけていると、もっと歩かなくてはと思えてくる。ダラダラ歩いていると、効果がないので思わず速足にもなる。昨日は「このままでは8000歩行かない」と思ったので休み時間に書店まで歩いた。といってもすぐそばなので歩数はわずかだが、4階の職場から下りるのにエレベーターを使わず、階段を使った。今後はエレベーターは使わないことにした。

 ウェルネスリンクは便利なので体組成計もこれに対応したオムロン製品が欲しくなる。ちょうどうちの体組成計はボタンが壊れているのだ(測定に支障はない)。ただし、タニタ製も50グラム単位で計測できるものが安い。体重や体脂肪率は手作業で入力すればいいし、僕は手作業で記録することが好きでまったく苦にならない。NHKオンラインの「ガッテン流 計るだけダイエット」は2011年5月8日から記録を続けている(先日、データをエクスポートした)。散歩の距離や行った筋トレもエクセルに記録している。オムロンかタニタか、迷うところだ。

2016/02/05(金)「ガールズ&パンツァー劇場版」

「ガールズ&パンツァー劇場版」チラシ

 「ガルパン」と略称される元のテレビアニメはamazonプライムビデオで見られる。途中まで見て劇場版を見た。テレビシリーズを見ていなくても、映画の冒頭に説明があるので十分理解できる。というか、話はとても簡単だ。茶道や華道と同じく戦車道が女子のたしなみとされる世界で、大洗女子学園の廃校を免れるために奮闘する女子高生たちを描く。

 前半はエキシビションマッチ、後半は大学選抜との試合で、全編の3分の2強は戦車同士の戦いを細かく描いている。試合には実弾を使用するが、戦車の装甲が補強してあるので、けがはしないという設定。負けると白旗を揚げてゲームから撤退する。

 市街地も含めて工夫を凝らした戦いが展開され、戦車の動きにはCGを使っている。この描写の評判が極めて良いが、個人的にはそれほどとは思わなかった。「とにかく音が凄い」という感想が多いけれど、爆音などの音響効果は劇場設備にも左右されるのだろう。実在した戦車の戦いなので軍事オタク、戦車マニアには嬉しいのかもしれない。それにしても、まるでゲームのようなアニメだ。と思ったら、ゲームがあるのか。なるほど。劇場に詰めかけた観客にはゲームファンも多いのだろう。

 戦闘シーンに興味が持てないと、ストーリーがあまりにも簡単なので映画は評価のしようがなくなる。もう少しドラマティックな設定を入れた方が面白くなるのにと思う。

 水島努監督は「クレヨンしんちゃん」劇場版11本(1995年から2004年まで。短編も含む)に監督その他で関わっている。「クレしん」の監督というイメージが強かったが、この映画のヒットで今後は「ガルパン」の監督が代名詞になるのだろう。