2016/01/25(月)ドラマ版「スーパーガール」
アメリカで昨年10月から放送が始まった「スーパーガール」のパイロット版をAXNが24日に放送した。スーパーマン(カル・エル)のいとこのスーパーガール(カーラ・ゾー=エル)がファントムゾーンから出てきた悪人たちと戦う。テレビでVFXがここまでできれば十分で、僕はそこそこ面白く見たが、アメリカでの評判はあまり良くない。
IMDbの評価は6.4。ロッテン・トマトではレビュアーが97%支持しているのに、ユーザーの支持は51%と低い。ただし、IMDbのエピソードごとの採点を見ると、このパイロット版が一番低くて7.2。話が進むに連れて点数はだんだん上がっていってるのに、シリーズ全体で6.4の採点はおかしい。全体とエピソードごとに別々に投票できるので、こういうことになる。
主人公のスーパーガールを演じるのはメリッサ・ブノワ。映画「セッション」で主人公のガール・フレンドを演じた女優だ。「スーパーガール」でも健康的な感じで良い。ジェイムズ・オルセンをアフリカ系アメリカ人のメカード・ブルックスが演じているのは大きな改変。アフリカ系のノミネートゼロだったアカデミー賞よりはよほど見識がありますね。
驚いたのは映画版「スーパーガール」(1984年)を演じたヘレン・スレイターが養母役で出ていたこと。もう52歳で映画ではすっかりご無沙汰だが、アメリカのテレビにはけっこう出ているらしい。
続けて放送した「CHILDHOOD’S END 幼年期の終わり」も録画したが、まだ見ていない。もちろんアーサー・C・クラークの名作SFのドラマ化で、ミニシリーズらしい。原作は細部をすっかり忘れている。覚えているのはオーバーロードのオチだけ。地球人の“未来の記憶”はどんな造型になっているのだろう。IMDbの評価は「スーパーガール」よりも高い7.1(http://www.imdb.com/title/tt4146128/)。
AXNのサイトを見たら、第2シーズンの放送開始を前に「ハンニバル」第1シーズンを2月7日に一挙放送するとのこと。「ゴッサム」も2月21日に一挙放送する。フォックステレビでは「ウォーキング・デッド」第6シーズンの後半を最速で放送するし、スカパー!やケーブルテレビを契約している人はネットフリックスなどのオンデマンドサービスは要らないような気が。ネット配信は録画の手間をかけなくても好きな時にCM抜きで見られるのが大きなメリットではありますけどね。