2014/10/04(土)「ビューティフル・ダイ」

 サイコな殺人鬼が刑務所を脱走して元恋人に会いに来ようとする。ああ、そういうサイコなサスペンスだなと油断していると、終盤に背負い投げが待っていた。しかし、そこに至るまでの描き方は決してうまいとは言えず、グラグラ揺れるカメラ(を効果的と思っているであろう勘違い)を含めて習作の域を出ない。

 サイモン・バレットの脚本の志は悪くない。こういう仕掛けは観客サービスの一環だと思う。