2000/12/10(日)「ダイナソー」

 CGの技術には感心するが、物語は明らかに子供向け。主人公はキツネザルに育てられたイグアノドンのアラダー。「ターザン」のような設定だ。ある日、大きな隕石が落下し、大地は荒れ果てる。このため恐竜たちは新天地を求めて移動を始める。道のりは長く険しい。しかも後から肉食のカルノタウルスやヴェロキラプトルが追いかけてくる。過酷なサバイバルの様子が描かれるわけだ。

 言葉をしゃべる恐竜にはなんだかがっかりする。上映時間も1時間22分と子どもがあきない程度の時間に設定してある。この技術があるのにこんなストーリーではもったいない。これなら普通のアニメでも十分だもの。「トイ・ストーリー」シリーズを見習って欲しいところだ。長男(5歳)は怖いらしく所々で目を伏せていた。長女(7歳)は平気だった様子。個人的には昨年の「ターザン」の方がはるかに面白かった。