2005/02/19(土) setmarkマクロ

 任意の単語のある行をマークするマクロ。これの欠点は同じ行に該当の単語がある場合、行のマークが消えてしまうこと。秀丸マクロのsetmarkは一度実行すると、マークするが、もう一度実行すると、マークを削除するからだ。マークの削除はunsetmarkとかのコマンドがあると便利なんですけどね。
//setmarkマクロ
gofileend;
#y = lineno;
gofiletop;
$word = input("マークしたい単語を入力してください");
call subrewrite;
if(#count !=0){
marklist;}
endmacro;
subrewrite:
#count = 0;
while(lineno <= #y){
searchdown $word;
     if(!result){break;}
if(result == yes){
setmark;
#count = #count + 1 ;
     }
}
if(#count > 0){
message $word + "は" + str(#count) + "カ所にあります。";}
else{message "マークした箇所はありません";}
return;
Nvu(エヌビュー)を使ってみよう

 0.81が出ていたので、インストール。日本語化したら使いやすくなった感じ。こうしたGUIなHTMLエディタはテーブルを組む時には便利だが、今や表を除いてテーブルタグを使うことはなくなった。こういうツールは初心者向けの意味合いが大きいだろう。ヘルプの日本語化とか、もう少し詳しいドキュメントが整備されていくといいと思う。

 今、映画評のページのレイアウト変更を進めている。同じパターンのタグでだいたい書いているので、簡単な秀丸マクロを書けば、手間をかけずに書き換えられる。昨日は80ページ余り。ファイルを秀丸で開いてマクロを実行すれば、1ファイル1秒もかからない。中にはパターンが微妙に異なる書き方もあるので細かな修正は必要だが、外部スタイルシートの利点を痛感しているところ。これがテーブルでレイアウトしていたら、変更は大変だっただろう。

2005/02/17(木)「ボーン・スプレマシー」

 「ボーン・スプレマシー」パンフレットロバート・ラドラムのベストセラーを映画化した「ボーン・アイデンティティー」の2年ぶりの続編。記憶喪失の元CIAエージェント、ジェイソン・ボーンをマット・デイモンが再び演じる。監督はダグ・リーマンからポール・グリーングラスに替わったが、スピーディーな展開と切れ味のあるアクションは継承している。感心したというか、目立っているのは編集で、同じカットを3秒以上見せないとでも意図したのか、カットが細かく切り替わる。これがスピーディーな印象を与える要因でもあるのだが、目まぐるしすぎてアクション場面などでは逆にダイナミズムを欠く結果になっている。どこがどうなったのかよく見えないし、細かくカットを割りすぎると、重みを欠くものなのである。

 その目まぐるしさが落ち着くのが、クライマックスの後のエピローグ的な場面。ここが全体の締めに当たる部分なのに、それまでの物語で主人公のこういう意図を見せていないのであまり効果を上げていない。前作に続いて脚本を書いたテリー・ギルロイは「ジェイソン・ボーンは元暗殺者なので復讐劇にはできなかった」として、今回の映画を「償いの旅」とまとめているが、償いの部分がこの場面に唐突に出てくる印象にしかなっていない。水準をクリアしたスパイ・アクションだけれど、話の作りはうまくないと思う。スピーディーさばかりでは結局、一本調子になってしまう。緩急を付けた演出と伏線を十分張った物語が望まれるところなのである。

 前作から2年。ジェイソン・ボーンはマリー(フランカ・ポテンテ)とインドで暮らしている。記憶は完全には戻らず、悪夢にうなされる日々だ。そのころ、ベルリンでCIAの女性諜報員パメラ・ランディ(ジョアン・アレン)は組織の不祥事に関する調査に当たっていた。公金横領の資料を手に入れようとしたが、何者かが取引現場を襲撃し、2人が殺されてしまう。現場にはボーンの指紋が残っていた。インドではボーンが襲撃され、逃走中にマリーを殺されてしまう。ボーンは事件の真相を探るため、ヨーロッパに向かう。CIAもボーンを事件の犯人として、追跡を開始する。事件の背景にはトレッドストーンという計画があるらしい。パメラは計画の責任者だったアボット(ブライアン・コックス)を問いただす。

 ボーンにとっては巻き込まれ型の展開だが、最愛のマリーを殺されたのだから、復讐劇にしてしまった方がすっきりしたと思う。それが「償い」の話になるのはボーンが途中で記憶を取り戻し、過去の仕事を後悔するからだ。このあたりをもっと深く描けば、映画はアクションだけが目立つような出来にはならなかっただろう。それには記憶を取り戻す場面をもっとドラマティックに描く必要があったし、ボーンの苦悩も深く描いた方が良かっただろう。前作を僕は底が浅いと思ったが、今回も同じような感想を持った。

 マット・デイモンは前作同様、アクション場面も無難にこなして凄腕のエージェントを好演している。ただ、こういうハードな映画の主人公としてどうかというと、ハードさが足りない部分はあると思う。映画全体もハードな部分が意外に希薄なのは演出がスピーディーではあっても、重みに欠けるからではないか。

2005/02/16(水)「ワープロ・パソコン通信」サービスの終了について

 フォーラムの多くはインターネットに移行しているようだし、終了は当然か。ITmediaには「現在の利用者は約2万人」とあるけれど、実際はその半分以下じゃないかなあ。閉鎖的なサービスはこうなっても仕方がない。閉鎖的であることのメリットもあるんですけどね。

王冠マーク

 その@niftyのビッピーズで、先日書いたように「シネマ1987online」に王冠マークが付いた。ユーザーWeb検索で、きのう確認した。今は一番上にあるが、先日までは4番目だった。@homepage(アット・ホームページ)の「今週のピックアップ」では21日まで紹介されるとのこと。

 ちなみにここにあるコメントの最後「最新作から旧作まで、バッチリサポート!(V)」というのは僕が書いたのではありません。ビッピーズキーパーが付け加えたものです。

ez-HTMLと秀丸マクロ

ez-HTMLには外部アプリケーション起動のツールがある。これに秀丸のマクロを登録しておくと、かなり便利。設定はアプリケーションパスに秀丸のインストール先(C:\Program Files\Hidemaru\Hidemaru.exeなど)、コマンドラインに/x マクロ名 %pとすればいい。外部アプリケーションを起動すると、ez-HTMLで編集中のファイルを秀丸で開き、起動と同時にマクロが実行される。外部アプリケーションは登録すると、ツールバーにも表示できるので、クリック一発で秀丸マクロが実行されることになる。

きょう思いついたのはftp.macの併用。ez-HTMLには元々、FTP機能があるが、1つのサイトに限られている。拙作のftp.macを外部アプリケーションに登録しておけば、他のサイトにもFTPできる。ftp.macはこんな感じ。

//ftp.mac ver.0.3
//接続するサーバー
$server = "foo.bar.ne.jp";
//アップロードするファイルのあるドライブ
$drive = "c:\\homepage";
//ユーザー名
$user="hoge";
//パスワード
$passwd="pass1234";
//アップロードするサーバーのパス
$ftpdir ="/home/hoge/public_html";
//------------設定終了-------------------
save;
$putfile = directory2 + "/" + basename2;
$upfile = basename2;
$ftpdir2=$ftpdir + directory2;
$file = "ftp.scr";
openfile "";
insert "user" + " " + $user + " " + $passwd ;
insert "\n";
insert "cd" + " " + $ftpdir2;
insert "\n";
insert "put" + " " + $putfile;
insert "\n";
insert "bye";
up;
replaceup $drive, "";
replaceallfast "\\", "/";
saveas hidemarudir + "\\" + $file;
up;
searchup ":";
if(result==yes){message "このファイルはアップロードできません。
\n指定フォルダ以外のファイルです。";}
else{
question $upfile + "をアップロードしますか?";
	if(result == yes){
	runsync "ftp -n -s:ftp.scr" + " "+ $server;
		if (!result){message "FTPに失敗しました\n設定を確認してください。";
		}else{message $upfile + "をアップロードしました。";
		exit;}
	}else{endmacro;}
}
exit;

HTMLエディタにFTP機能があるのはホントに便利で、最近、Dreamweaverはほとんど起動しなくなった。

2005/02/13(日) 参考ヒット数の非表示

 Namazuで参考ヒット数を非表示にするにはどうすればいいかとのメールをいただく。確かにインデックスの数が多い場合にはない方がすっきりする。

 Namazuのマニュアルを見ると、コマンドラインから-rオプションを付けて検索すると、参考ヒット数は表示されないとある。それはその通りにできた。namazu.cgiからはreferenceのCGI変数を付ければいいらしい。で、reference=noを付けてみたら、ダメ。

 Namazuホームページを検索したら出てきた(Re: 参考ヒット数を表示しない)。reference=offとすればいいとのこと。最初にここを検索すべきでしたね。

2005/02/12(土)Windows Script Host ハンドブック

 注文していたのが届いた。2002年9月に出た本だが、Windows Script Hostに関する本では一番新しいと思う(未だに第1刷というのに驚く。売れていないのか)。雑誌連載をまとめたものなので、リファレンス的に使うには難があるが、まあいいでしょう。リファレンスはWindows Scriptからドキュメント(ヘルプになっている)をダウンロードすると便利だ。というか、このヘルプがあれば、プログラミングに慣れた人なら本は不要かも。本は初心者向けですね。

 この本の著者のホームページ(Tuya's HomePage)があったので、行ってみる。FAQに「本文の説明部分と図のあるページがずれていて読みにくいです」というのがあった。この本、スクリプトが解説のあるページから3、4ページ先にあるのだ。このため読みにくい。雑誌連載時は見開き2ページだったそうで、それを小さな本に収録しようとして、こういう構成になったのだろう。雑誌連載をまとめる難しさと言えようか。でも本を出し慣れた人なら連載時からまとまった場合のことを考えて書くんでしょうね。スクリプトの半角スペースを四角で表示しているのも読みにくい。初心者向けを意識したためだろうが、これはない方がすっきりしたと思う。