2011/08/15(月)「ハングオーバー―!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」
脚本がとてもよくできている。ラスベガスにバチェラー・パーティーに行った4人の男たちが強烈な二日酔いで前夜の記憶をなくして目が覚める。ホテルの部屋はメチャメチャに散らかり、虎や鶏がいて、赤ん坊までいた。花婿になるはずだったダグは行方不明になっている。消えた友人を探すため、ホテルに預けたベンツで出かけようとすると、ホテルマンはパトカーを持ってくる。いったい昨夜、何が起こったのか、自分たちは何をしてしまったのか。3人は必死で昨夜の足取りをたどっていく。
酒飲みなら一度ぐらいは体験があるであろう悪夢のようなシチュエーションで繰り広げられるスラップスティック。近年のアメリカのコメディで大笑いした記憶はあまりないが、これはおかしかった。だいたいアメリカのコメディ映画は日本ではヒットしないので、これも危うくDVDスルーになるところだったのだそうだ。
2009年のゴールデングローブ賞でコメディ・ミュージカル部門の作品賞を受賞した。IMDBの評価は7.9。監督は「スタスキー&ハッチ」のトッド・フィリップス、脚本はジョン・ルーカスとスコット・ムーア。続編「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」もそこそこ評判良いようだ。