2003/07/02(水)「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」
あまり大きな声では言えないが、3年前の第1作は大好きで、その年のベスト1にしたのだった。女優3人のカンフーアクションが見事に決まっていたし、ゲラゲラ笑って見終える軽さ、ばかばかしさが好きだった。だからこの続編への期待も大きかった。しかし、今回はアクションこそ前作に負けていないが、話がスカスカである。監督のMcG(マックジー)はミュージック・ビデオ出身で、その悪い部分が今回は出てしまったようだ。一つ一つの場面は悪くないのに、エモーションに欠ける。
ドリュー・バリモアが前作よりふっくらしているのはいただけないし、悪役のデミ・ムーアも好きになれない。ムーアは40歳越えたと思うが、スタイルの良さは(無理して)維持しているものの、どうも見ていて気持ちが悪い。役柄だけではなく、不気味な感じ。その点、キャメロン・ディアスとルーシー・リューが頑張っており、特にルーシー・リューは前作よりも成長の跡がうかがえる。アクションも一番得意なのではないかと思う。