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2011年10月05日の記事

2011/10/05(水)「レニングラード 900日の大包囲戦」

 第2次大戦中のドイツ軍によるレニングラード(現サンクトペテルブルク)包囲作戦を描く。ミラ・ソルヴィーノ主演。取材活動中に爆撃を受け、レニングラードに取り残されたイギリス人女性記者ケイト(ミラ・ソルヴィーノ)の目を通してレニングラードの悲惨さを描く。

 ドイツ軍に包囲されたレニングラードの飢餓状態は昨年の傑作ミステリ「卵をめぐる祖父の戦争」(デヴィッド・ベニオフ)でも描かれていたが、補給路をほとんど断たれたために人間の肉を食べるほど追い込まれたという。映画にもそんな描写がちらりと出てくるが、女性記者の意外な生い立ちとそのサバイバル劇の方が中心。ミラ・ソルヴィーノ、悪くない。ガブリエル・バーン共演。

 2009年のイギリス・ロシア合作。日本では劇場公開されなかった。IMDBの評価は6.2。