2006/10/03(火)「スーパーサイズ・ミー」
この映画の上映の後、マクドナルドはスーパーサイズの販売をやめたというのがいい。マクドナルドは否定しているそうだが、映画の立派な効果。しかし、この映画が面白いのはマクドナルド批判ではなく、アメリカの食生活そのものの批判になっているところだろう。
学校の給食でジャンクフードを食べさせているというのが驚く。フライドポテトや炭酸飲料が給食で出るというのは信じられない。アメリカの政府も教育委員会も食品団体から圧力を受けているのだろう。そういう給食に対して手作りのナチュラルな給食を出すようになった公立高校で荒れていた生徒の行動が落ち着いたというエピソードを入れているのがうまいところ。食生活はやはり健康の基本なのだと痛感させられる。
うらやましいのは主演で監督のモーガン・スパーロックには食生活に気を遣ってくれる美人の恋人がいること。これが一番健康に良いのかもしれない。スパーロックは来年公開予定の「The Republican War on Science」という映画を製作するとアナウンスされている。